デジタルカメラとは《 2部 》
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS-1D X
ソフトウェア Capture One 9 Windows
レンズ
焦点距離 71mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/166sec.
絞り値 F2.8
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 200
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 5184x3456 (10.7MB)
撮影日時 2021-05-30 22:55:43 +0900

1   kusanagi   2021/6/3 23:44

デジタルカメラとは《 2部 》
世の中にはというかユーザーの中には超高画素高画質機に行かなくて、2000万画素くらいのカメラに留
まるという人もいます。そういう人は物事を良く知っていて賢いのでしょうか。それとも君子危うきに近寄ら
ずで単に今の運が良いというだけなのでしょうか。
私には、ただ問題を先延ばしにしているだけという風に見えています。当人が画素数が自分は2000~
3000万画素でよいと確信していても、これからのカメラは画質が上がってくるからです。ミラーレスカメラ化
です。そして新たな問題として撮影時のEVFのこともありますしね。それで2000数百万画素でも、私が言う
超高画素高画質機問題が現実のものになってくるでしょう。
とにかくシグマというカメラ、メリルとかクワトロというのは時代の先端を走っていて、それでそれらのカメラ
を使うユーザーはいち早くこの問題の核心を知るチャンスに恵まれたとも言えるわけです。
少なくとも私はそうでして、他者からの影響でシグマの超高画素高画質機を始めたにせよ、その問題核心
を深く知ることになりました。行幸だと感じています。

最近の私は、撮った自分の写真すらもうまともにはPCモニターで見ていないということで随分と突き抜け
て来ていますね。(笑) 幸い私にはITの知識がありましたし健康オタクでもありましたから、この問題の
核心が見えたのだと思っています。しかし普通の写真マニア・カメラマニアの人は、おそらく私の言ってい
ることが全然解らないだろうと思いますよ。(^^ゞ でも判らなくても私がこういうことに警告を鳴らしていたと
いうことだけでも覚えていてくれたら十分だと感じています。

唐突ですが日本カメラが廃刊になりました。出版社自体も解散ですから。その最終の5月号に荒木経惟が
こう言ってます。「近所が浄土。ファインダーの中が俺にとっての楽園」
このファインダーというのは光学ファインダーのことです。彼はフィルム写真家ですから。EVFなんかでは
ありませんしPCモニターに写しだされた写真画像でもありません。近所が浄土というのは、被写体という
のは無限にあるものでわざわざどこかに出かけなくても写真はできるという意味でしょう。そしてなにより
も撮影するという行為そのものが楽園だということ。

そういうことですね。考えてみればデジタルの写真画像なんて、もしかすれば地獄ではありませんか?
ですので私の写真行為は撮影時で終わるものであって、撮ったものの確認の為に、多少地獄の入り口
までは行くかもしれないけど地獄に住もうとは思っていません。
このようにデジタル写真には天国と地獄が共存しているということですかね。
私がここまでの結論に達するには私だけの考察では無理でして、陰には多くの協力者の方々がおられ
ました。それらの人たちには感謝をしております。彼らの存在、彼の果敢な挑戦によって、今の私の考察
があるのだと思っています。

最近のミラーレスのカメラ、イオスR3とかアルファ1とかをみておりますと、EVFを駆使が前提で作られた
カメラとなっております。大変な性能であって光学ファインダーのデジタル一眼レフ時代とは別物ですね。
しかしこの強力なカメラに生身の人間であるユーザーはきっと耐えられないと思います。
デジイチの漏洩電磁波問題とは比べものにならないほどの弊害で苦しまされることになるでしょう。そんな
のだったらまだミラーレスカメラで背面液晶で動画を撮っているのがましとなるわけです。
そしてもう私としては、ミラーレスカメラは従来のやり方のコンデジ方式(背面液晶視)で行ってEVF式ミラー
レスカメラは拒絶するものとなります。ミラーレスカメラはレンズ交換式コンデジという役割で十分です。

そういう穏やかなミラーレスカメラでも残念なのはレンズを通して眼で見ることができないことです。(笑)
一眼レフでないので当然のことですが、いくら高性能のレンズを買っても画像としてしかレンズを見ること
ができない。これはいかにも無念なことです。(笑)
それで私のカメラ遊びはデジイチの世界で終わることになります。電子シャッターに引かれて少しばかり
ミラーレスに入りましたが、サブカメラで終わることになります。カメラメーカーは多々ありますが、デジイチ
をまだ作っているメーカーは、国産ではキヤノン、ニコン、ペンタックスだけになったんですかね。本当に
使って楽しいカメラを作るメーカーは3つしかありません。
確かに性能はミラーレスカメラの時代です。デジイチとは次元が違ってきていますね。でも楽しく写真を
やれなければ意味がないのではないですか。オリンパスとかシグマのカメラなんかは小型なのでミラー
レスでも長所が多いカメラですからよいのですが、デジイチの後継機として作られた本格EVFミラーレスカ
メラは、もう私の関心を引くことはないでしょう。あれはカメラではなくロボット機です。

しかしよく考えてみるとデジイチという光学ファインダーのデジタルカメラは、フィルムカメラとデジタルの
折衷時代の一時的な産物だったのかもしれません。本当のデジタルカメラはイオスR3やアルファ1のよう
なカメラでしょう。純粋デジタルロボットカメラです。そういう時代になると撮った画像はAI自動処理でという
ことになるでしょう。秒間30コマで撮った高精細画像を人間の眼でみることなどできませんから。デジタル
時代とはそういうことなんですね。

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