メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS-1D X |
ソフトウェア | Capture One 9 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 100mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/256sec. |
絞り値 | F4.0 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 3456x5184 (11.9MB) |
撮影日時 | 2021-06-13 23:08:23 +0900 |
私のシグマの使い方
【Ryzen搭載】DAIV A7をレビュー!Ryzen 9 3900XへカスタマイズRAW現像でCPUをテスト
https://harucame.com/daiv-a7/
「DAIV Z7」をGeForce RTX 2060 SUPER RAW現像(写真編集)をテスト!
https://harucame.com/daiv-z7/
現在最新PCのスペックはどういうものかのか、ということでリンクしています。マウスコンピューターの
DAIVシリーズが特別に良いということではありません。
シグマのカメラを使うに当たって、やはり一番肝心なのはCPUでありその処理能力です。周波数の高い
ものが望まれます。Core i7-9700K Core i7-10700K Ryzen 7 3700X Ryzen 9 3900X と言ったと
ころのようです。
今自分が使っているPCは10ほど前のPCですので、これで十分にシグマ以外のカメラの現像は問題なく
できます。しかしシグマのメリルやクワトロはややおぼつかない。時間が掛かりすぎるのです。
現像や調整処理に時間がかかればそれだけストレスが増えます。ここを如何に短縮するか、それが
シグマのカメラを使う肝とも言えるものです。
イオス5DSでの現像は古いPCでキャプチャーワンでやっているのですが、このソフトが優秀でフォルダの
読み込み時点で現像の前準備が済んでいますので、モニターに望んでの調整処理はすばやく、現像も
そうです。なおSSD/HDDを複数台積んでいるメリットも享受できているように思います。
この今やっている感じでシグマを処理したいという気持ちがあるんですね。とにかくシグマのSPPは高性
能CPUを搭載したPCが必須です。これさえ解決すれば問題の半分はクリアできたのと同じです。
後は無駄な画像レビューを見ないこと、すばやく目的の画像を探し出せるさせるスキルですね。そして
何よりも自分の目的とする撮影以外はしないことでしょうか。
普通のカメラは良いレンズを使うとか、そんなところがありますが、シグマで肝心なのはそれはPCであり
CPUです。と断言してよいかと思ってます。
シグマのフォビオンカメラを当初から評価して使っておられたユーザーは、カメラ趣味の人も多くいたで
しょうがPC趣味の方も多かったのではないでしょうかね。どうもそんな気がしています。それで単純に
写真が趣味という方にとってはハードルが高かったというところがありそうです。
ただ写真が好きで写真の腕を上げたいという方は、ハードウェア的な考え方が苦手だろうと思いますし
どうしても思考が精神的になりがちです。しかし精神論ではシグマは歯が立たないというのが現実だと
いえそうで、そもそもフォビオンを開発したのは米国ベンチャー企業です。日本人的な精神では通用しな
いと思われます。
シグマと言えば会津で純日本企業のイメージがありますが実際はそうではなく、その頭脳は東京であり
むしろ海外に近いようです。
よくシグマは解像力だけだ、と言われたことがあります。画質に於いての解像力だけの意味なのか、それ
ともAFやシャッター力などの撮影能力が乏しいという意味なのかは不明ですが、日本人は案外に情熱
的なので、怜悧な解像力が前面に出たシグマを嫌ったということでしょう。
しかしこの印象は実はメリル以降のカメラというかメリルだけを評したカメラ観ではなかったでしょうか。
SD9/10/14/15などはとても情緒があって雰囲気がありますし特別に解像力が高いというわけでもありま
せん。
SD9/10/14/15はレンズを良くしてやれば画質は上がりリアルな良画質になりますが、不思議にメリルは
レンズを上げても画質が良くならない?というか、むしろ古い性能のよくないレンズのほうがよい雰囲気が
でます。これは不思議ですね。クワトロになると再びよいレンズで画質はアップします。
普通のカメラは良いレンズを着ければ単純に画質は上がりますので、どうもメリルだけが特別だ、という
気がしているんです。シグマファンの中でも、自分はメリルが好きだ、いや嫌いだ、という好みの分裂が
出ています。しかしこのメリルほど、写真界にインパクトを突きつけたカメラはありません。
この4500万画素のメリルから超高画素高画質の世界というものが開けて、力ずくで新世界の門戸を開い
たカメラだったからですね。それ以降の他のメーカーのカメラも、基本的にこのメリルを目標として開発さ
れていると思います。
今でも思うのですけどメリルを使いこなすことが、写真の画質ということに於いての主目標だろうと思って
います。究極のカメラだったからこそ、レンズの良し悪しで評価の印象が違ってくるのだと思ってます。
私が好きなカメラとして、このSDメリルとdpクワトロがあります。もっと詳細に書くと、SD-1にオールド&
廉価レンズか、dpクワトロゼロです。この2つのケースがもっとも人間的な写真、コントローラブルな写真
が撮れる気がするんです。
私が撮る写真は接写でもなく望遠でもなく、人間の通常の視覚領域ですから、雰囲気の調整が可能と
いう要素はとても大事なんです。
※添付の写真は私が今もっとも気に入っているレンズ、シグマ50-100です。このレンズ、中古で購入しま
したが、前ユーザーが使った形跡はありませんでした。理由は単純、重すぎるからです。そしてAFはよく
なくてかなりな比率で外れます。しかし重くても持って出たいという画質の良さがあります。
下のダム全景の写真はシグマ24-35です。あまりにものズーム比の少なさに唖然としますが、ファイン
ダーが明るく、24ミリの単レンズと思えば納得がいきます。こちらは比較的小柄なレンズです。この全景写
真、背景のダム湖はボケたのを採用しています。全ピントだと息苦しく感じたので。
新築ダムの試験貯水をしています。満水になるには2-3年はかかりそうな雰囲気。建設時から定期的に
撮影をしています。