たつき諒著 『私が見た未来 完全版』
Exif情報
メーカー名 Panasonic
機種名 DMC-GF2
ソフトウェア Capture One 8 Windows
レンズ
焦点距離 21mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/125sec.
絞り値 F3.5
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 4000x3000 (5.4MB)
撮影日時 2010-01-12 01:39:35 +0900

1   kusanagi   2021/10/17 21:56

たつき諒著 『私が見た未来 完全版』 幻の「予言漫画」復刻!飛鳥新社刊
22年の沈黙を破り、作者が新たな警告!10月5日発売・・・
その帯に、本当の大災難は2025年7月にやってくる、とありました。

本を読むがきり南海トラフ地震ではなくて、信じがたいことですが海底火山の一種で、スーパーホット
プルームという巨大爆発のようです。こういう火山爆発は滅多になくて、何万年何十万年に一度の
出来事なのですが、(地質学的年代ですね)、著作の詳細な内容を見れば、例えば台湾・香港・フィリッピン
などが陸続きになるような・・・という下りは、膨大な火山排出物の軽石が吐き出されればそういう現象
が起きるわけですから、極めて理屈には合っているわけです。
それから大災害ではなく大災難という言葉に拘っているみたいですが、災害は自国領土で起きるもの
ですが、他国の領土や公海で災害が起こって、その災害を不本意にもらってしまう、ということでは災難
という言葉であるわけですね。
南海トラフだとそれは日本の経済的排他区域ですから自国領土であるわけですが、発生する場所は
フィリッピン海プレートのど真ん中、つまり公海上です。これで大災害ではなく、大災難という言葉が出て
きたようです。

作者は夢占いのような予言であるということなんですけど、こんなに理論として理路整然とした夢がある
ものなのかと、私としては不思議でしようがないわけですね。
とにかくその爆発で日本列島には大津波が押し寄せてきます。太平洋側の海岸に面した平野は、ほぼ
水没するということです。津波の高さは東日本大震災の3倍とか。当然に西日本の太平洋側が災害に
会います。
なお、津波の発生時刻も書かれていて、2025年7月5日午前4時18分のようです。
占星術では、土星木星の合、天王星と金星の合、太陽と木星の合と出てきます。天底にはどうやら火星
があるみたいですが。まあ確かに惑星のこういう会合の多い時に地震などが発生しますので、占星術か
ら言ってもあながち間違いとも言えません。

それからフィリッピン海プレートのど真ん中の爆発ですから、津波が日本にやって来るまでに時間がかか
ります。それは十分に非難する余裕があるということですね。しかし身一つだけ助かっても困るわけなん
でして、それであらかじめ何年か先に予言のようなものが、もしくは当然に科学的観測で火山予知などが
あれば、持てる物は予め非難しておくことが可能です。
それともうひとつ、著作には書かれていませんが、巨大火山爆発があれば、それは東南海トラフ大震災
を必ず引き起こすということも考慮に入れておかなければなりません。間髪を於いて大地震も併発すると
いうことです。

著作者のたつき諒さんという方は漫画家をやっていた女性の方ですが、2011年3月の東日本大震災を
言い当てたということで話題になった人物です。次回の2025年7月が予言的になぜその日なのかの理屈
は不明ですが、とにかくそういうことを書いている著作です。
普通に第2弾の著作を出して、本が売れれば・・・という軽い考えであれば、それは普通に東南海大震災
の予言とするでしょう。これは何時来てもおかしくない地震ですからね。しかし海底火山という、しかも巨大
な、滅多にない地質学的にも稀な火山爆発を出してきたのは、これは本当に不思議です。
もちろん、たつき諒さんはスーパーホットプルームという巨大火山爆発だと言っているけではなく、単に私
が書いているだけなのですが、科学的にそのように大災害を起こすのはそれしかないという意味です。

とにかく如何にも不思議で理解に苦しむ著作であるわけです。しかし非常に理屈に合っていることを書か
れておりますので、だた一点、信じがたいけれどスーパーホットプルーム爆発があるということを私の頭
の中で突破さえすれば、極めて容易に氷解するものであるわけです。
2025年7月と言えば、あと4年後弱ですね。その程度の未来であれば十分に視野の中にいれておく事が
可能です。
今回は突拍子もないことを書きましたが、もしこの予言が現実のものとなると、大災難を受けるのは日本
だけではなく、東アジア全体がこうむる被害だということです。これでは戦争どころではないわけですね。
この大災難から立ち上がる国力、国民の力が試されるということです。例えば中国の原発は沿岸部に多
数存在します。それらは放射能災害を乗り越えられるのでしょうか。極めて疑問です。

著作には少し分からないところもあって、二匹の龍のことなどはそれです。ドラゴンと言えば中国なので
すが、その意味するところが不明です。グーグルマップの太平洋海底図がドラゴンに見えただけの意味
でしょうか。
ホットプルーム爆発はプレートとは関係のない理由で起きるわけですが、結果としてフィリッピン海プレー
トがやがては太平洋プレートに飲み込まれていくという、そういう地質学的な未来予知のようなものかも知
れません。
それにしてもスケールの大きな予知ですね。これには感心してしまいます。(^^ゞ 

津波の後では霧が出る、とあります。これは考えられる話です。それから街にはプレハブで古着屋が開店していて新しい服はないとの描写も。5つの階段がある歩道橋という描写は不思議です。港には桟橋があ
り、諸外国の人々が船で日本に来ているようなことも。韓国人、米国人、インド人、フランス人・・・。大災害
ですから各国の関係者が日本に来るでしょう。こういう繊細な描写もあって、妙に現実感もあるんですね。
著作者は横浜の人ですから、東京湾もそのように津波に襲われるということでしょう。
東京湾より以西の太平洋側は当然に津波に襲われます。沖縄などは震源地に近いので悲惨なことにな
るはずです。相模湾、敦賀湾、静岡、名古屋、大阪湾、高知、九州、そして韓国南部、台湾、中国沿岸部
フィリピン、インドネシア、ニューギニア・・・津波は最後には太平洋の東端まで届きますから。

私の住む香川県は内海ですらそんなに津波の被害はないでしょう。それでも東の方は海側の街が水没し
そうです。隣県の徳島はたいへんですね。高知平野は全て水浸しかもしれません。
当たらない予知であって欲しいと願うばかりですが、もしもの時は、日本海側の人々が日本を支えること
になります。
著者は、大災難後は希望の持てる明るい未来が見えていると書かれていますが、それは慰めのようなも
のであって、現実は悲惨です。ただ人的な被害は少ないだろうと思えますね。人さえ無事であれば復興
はできますから。
まあ、想像力もこの辺までかな。(^^ゞ 

※写真は溜池を歩いておりましたら、桜らしきものが咲いていました。彼岸桜でしょうか。
しばらく私の古いPCでは掲示板が閲覧できませんでした。現在は可能です。投稿の写真はできますか。
コメントはできませんけど。

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