メーカー名 | OLYMPUS IMAGING CORP. |
機種名 | E-510 |
ソフトウェア | Capture One 8 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 27mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/250sec. |
絞り値 | F6.3 |
露出補正値 | -0.7 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 1920x2560 (2.71MB) |
撮影日時 | 2007-01-03 00:46:59 +0900 |
このオリンパス510は縦横の記録がいい加減で、多分加速度センサーが鈍くなっているのだろうと思いま
す。510は2台所持しているのですが2台ともその症状が出ています。620も同様になっているのでデジイチ
時代後期の廉価機はその程度の品質しかないみたいです。しかしそれ以外は正常に使えるので、普通
のデジイチとして良いカメラだと思ってます。
ファインダーはE-5やE-30と比べればショボイですし、E330やE300にすら負けてしまいますね。
しかし画像は何の不足なく記録されるので、こういうカメラを持てば小型で軽さも相まって撮影時の歩き
は伸びます。こういうカメラで本当に十分だと思っていて、そうなると自分の関心は機材ではなくて、撮影
をする対象物や対象事に向かうことになります。
この撮影場所は神社ではなく墓地なのですが、ともあれフォーサーズ機を使うようになってから、石や石
材に対して大いに関心が深まり、以前にも増して寺社撮影が多くなりました。これこそが写真の醍醐味
なのではないかな?って考えていて、オリンパスやパナソニックには大いに興味の念を抱いています。
フォーサーズ機には初期はコダックセンサー、後期にはパナソニックセンサーであり、現在ではソニーの
センサーなのですが、最も画質と使いやすさのバランスがとれているのがパナセンサーだと考えていま
す。とにかく不思議なセンサーだという気がしていますね。
画質と大きさや画素数のバランスが良いからかな?っていう気もしていますし、ただ単に時期的にめぐり
逢っただけだけなのかも知れませんが。ともあれこれをチャンスに自分の機材と写真感覚を追求して行き
たいと思ってます。私が自分だけの感覚で、このカメラやセンサーが良いのだと感じた唯一のカメラと
なっていると思ってます。
これまでの他のカメラはほぼ全て他者からの影響で使ってきた機材だと思っていて、シグマにしろ何に
しろ本当に自分の感覚に合っていたカメラではなかったかも知れません。ただ思い出すと、ニコンD2Hは
自分で気に入っていたカメラだったかなっていう記憶があります。あのカメラもちょっと変ったセンサーを
積んでいたようです。そういえば同時期のイオスの1Dも気に入ってました。
こういうことが今になって分かる様になるって、なんとも不思議です。(笑) いまちょっと気づいたのですが
コダックCCD、パナセンサー、D2H、イオス1Dのセンサーは、ソニー製センサーでもなくキヤノンセンサー
でもないという事実です。シグマにしても当初の低画素のセンサーは好きですね。メリル以降になると
自分の感覚とはずれて来たと思ってますから。初期の時代のシグマは今でも好きです。
そういえば、私がフィルムカメラを捨てて本格的にデジタルに行こうという切っ掛けになったカメラはコン
タックスのCCDセンサーでした。コダック製ではなかったのですがソニーではなかったはずです。フィリップ
ス製かな?忘れました。
こうしてみるとやはりセンサーメーカーの特徴が私のカメラのキーを握っていたという感じがしてます。
何故だろうって思いますが、ソニーやキヤノンのセンサーは優秀ではあるんですがフラットな感じがしてい
て自分の好みには合わないように思えてきました。キレイすぎるんじゃないですかね。ツルツルな感じが
していて、リアルさがスポイルされているような気がするのかも知れません。
まだよく試していないのですが、ニコンにはソニー製以外のカメラも出ていました。例えば東芝製とかも。
フジのセンサーも独特な仕組みを持っているのですけど、これもあまり好きじゃないかったです。とにかく
絵はキレイでしたけどね。映像エンジンの相違もあるんですけど、ニコンなんかを見ているとエンジンの
限界というのがあって、やはりソニー製センサーの範疇は出ていない気がしてます。
まあ、この話はこれからの追求如何に関わっているのでしょう。
現在のカメラのセンサーはスマホは別として、ほぼソニー製とキヤノン製です。それ以外は壊滅したという
ところです。そういうのはフィルム時代のフジとコダックを思い浮かべるんですが、素材メーカーはどうして
も寡占化するんですね。高度な技術力と巨大な投資を必要としますので。それで各社カメラメーカーは
ソニーのセンサーを買ってきて、それに多少の映像エンジンの味付けをするしか手がなくなる。結果として
どれもこれも同じような絵になってしまうんでしょう。レンズで違いを出すしか方法がなくなる。そういう意味
ではフィルム時代と同じようになってきてます。
ソニーもキヤノンもフジも目指すところは同じなので、センサーメーカーが違っていても金太郎飴のような
結末になるんじゃないですかね。なんというか面白くない時代になってきたと感じてます。