メーカー名 | NIKON CORPORATION |
機種名 | D5200 |
ソフトウェア | Capture One 8 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 35mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/60sec. |
絞り値 | F2.5 |
露出補正値 | -0.3 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 1330x2000 (1.71MB) |
撮影日時 | 2021-12-31 22:40:26 +0900 |
『雑感②』
ある特定の被写体を追いかけるというのが普通にみられる撮影術だとすれば、じゃあ、私が普段に
やっているような里山とか溜池の撮影というのは何だろうかって思います。
おそらくそれは地理的な感覚とか歴史的な感性で、被写体たるべきものを演繹しているような気が
しています。ですから特定の被写体というものは実はないんですね。もちろん押さえるべきモノは押え
て撮影はしてます。溜池だと吐水口や取水設備(ユル)ですね。しかしそれ以外はなんとなくで撮影
しているんです。
そういうなんとなくの感覚でカメラを向けていますのでレンズとしては広角レンズひとつあれば十分
です。つまり写真一枚で見せるっていうのではなくて、連続した撮影の連なりで私は写真をしている
ということでしょう。溜池の里山も河川も写真一枚で表すには大きすぎるじゃないですか。そんなの
とうてい無理ですから。
溜池や里山の撮影では地理的地形的な思考は絶対に必要でして、常にそれを考えながら撮影をして
います。撮影前や撮影後にPCでグーグルマップを必ず見ていますし。実は神社もそういう地理地形
と深く関わりがありますので地図片手に撮影をしてます。神社や寺院だと歴史とも深く関わりが出て
きますね。農地や井戸なんかも農業生産の歴史でもあります。古い街道の町並みもそうです。
地理地形歴史というのは絶対に外せない事柄なんです。面白いのはマップは2次元ですが現地では
3次元となります。この違いはとてつもなく大きいです。
とにかくそういうようにして配慮をしながら撮影をしている人っているのかな?っていう気はしますが、
ともあれ私はそうやっているんです。
青年空海が修行で歩いた海岸沿いの道での撮影でも、地形や天候を感じながら自分が空海になった
つもりで歩きました。(ほとんど車でしたが笑) 太平洋側の津波避難タワーの撮影でも、もし津波が
くればどうなるのか、ということで撮影をしましたね。
ということは私の場合は、常に広域の眼で持って物事を見ているんじゃないかっていうことです。
それで特定の事物やモノを見るために撮影はしていなかったというわけでしょうね。
そうは言っても、むかし祭りの撮影をしていた頃はそうじゃなかったです。踊り連の人達を撮影していま
したからね。明らかに事物やモノや人を撮影していたのです。それがいつの間にやら変化してしまった
ようなんです。
おそらくその切っ掛けは、カメラの電磁波を防ぐ為に風景写真にシフトしたときからだろうと思います。
そのときから広角レンズでもって、簡易ノーファインダーやライブビュー撮影などに向かいましたから。
風景しか撮れないとなると、そりゃあ考えますからね。いかにして風景というか光景に意味を持たせる
かとなるわけですから。
おそらくそこら辺りから、私の撮影や写真と、多くの皆さんとの写真の感覚や考え方がズレて来たかと
思ってます。そして風景を撮るからと言ってもイワユル風景美学の写真はしませんからね。観光写真
や芸術写真でもない、ほんとに風景というか光景写真ですから。
一般的な風景写真というのは風景をモノ化するんですね。芸術という視点から撮影時から脳内加工を
して光景をモノ化するというわけです。ですから構図でガチガチに固めます。しかし私の風景写真はモノ
化することを拒絶してます。それでなんでもない光景をストレートに画像にしたものて、写真芸術に慣れた
人から見れば、これはなんじゃいな?となるんでしょうね。(笑) 撮影をした本人には分かっても、その
写真一枚を見るだけの人には意味が分かんないってなるわけでしょ、多分。
カメラの出す電磁波だけでなく、同時にPCモニターでの画像処理の時間切り詰めましたから、私の写真
は、ほんとに撮影時の画像のまんま。動画撮影の1コマを切り取っただけのような写真になっちゃったん
ですね。電磁波障害とVDT症候群を避けるというのは私にとっては絶対命令なものでしたから、それで
写真がどうなろうと結果は問わなかったわけです。
そして結末として、私の写真と文を非難した人達は投稿をしなくなり、多分写真もやめているでしょう。
生き残ったのは私のほうです。
もう何度も書いているのですが、いちばん厳しかったのは電磁波(これは主に身体に出る)ではなく、
VDT症候群です。こちらのほうは心理的精神的に強く出るようで大変な失敗をする寸前にまでいきまし
た。それで気がついて、以降VDTが強く出るシグマのカメラは中止しました。シグマはビューにすら時間
が掛かりすぎ、VDT症候群が強く出るカメラなんです。
こういう経緯で電磁波問題とVDT症候群を避けるために、自分の写真を徐々に変えて行ったというのが
私の写真史であってそれをこの掲示板に反映させています。
まあ余談はさておいて、私の写真は皆さん方とは、随分とその本質において違ってきているということを
言いたかったわけです。この掲示板でも高画素高画質のカメラを使っている方はほぼ居なくなりましたし、
電磁波漏洩が強いカメラを使っている方も投稿が少なくなっています。問題のある機材は自然と淘汰さ
れていくわけです。その機材とセットになって投後者も去っていきましたね。
今掲示板では野鳥撮影が人気ですが、野鳥というのは大きく撮れません。大きくトリミングしますね。
このトリミングは既に脳内でも行われていて、また鳥にピントを合わせれば背景は大きくボケます。
それで高画素のカメラを使っても低画素カメラで撮るのもおなじように弊害は出にくいのです。そして
野鳥を撮影しているカメラは低電磁波のカメラをお使いの人が多いです。
こんな具合で現在の写真術は様々な弊害との戦いであるわけで、それを意識的に知っておくというのが
大切かなと思っています。偶々幸運に弊害の少ないカメラをお使いの方は有利ですが、それは偶然で
あるということを知っておくべきです。今のカメラを買い換えるとすれば今後はミラーレスカメラになるわけ
ですが、このカメラは電子シャッター方式ですから電磁波ということでは極めて有利ですがVDTという点
ではマイナスが大きいです。
ちなみに書いておくと、ミラーレスカメラは機械式シャッターも付属しているわけですが、そのシッャター
では電磁波防御がほぼなされていませんので必ず電子シャッターで使うのをお奨めします。最近のカメラ
ではシグマとかニコンZ9などは機械式シャッターすら廃止しています。
ミラーレスカメラで最大の問題となるのはファインダーが液晶ですのでそれを極近接で見るというVDT症
候群が撮影時にすら発生することです。
それで背面液晶での撮影がよいのですが、これで野鳥を撮影するのは難しいかもしれませんね。しかし
工夫をすればできないことはないでしょう。液晶フードの装備、さらにルーペをつけるとかで何とかなりそ
うですし、加えて問題は手振れしやすいということ。これはボディを大きくすることで保持を高めるという
ことが求められるでしょう。持ちやすいカメラにしなければなりません。
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