ジョビ達のアナザー・ワールド
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 70D
ソフトウェア Digital Photo Professional
レンズ TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2 A022
焦点距離 160mm
露出制御モード マニュアル
シャッタースピード 1/512sec.
絞り値 F5.0
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 400
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 2700x1800 (5.6MB)
撮影日時 2022-02-07 00:02:52 +0900

1   S9000   2022/2/8 22:27

 目には見えない縄張り境界線を挟んで、にらみ合うジョウビタキ・オス二羽。ジョウビタキの個体識別はできていませんが、両者とも、この場所においてよく出会う個体と思われ、この撮影場所が、それぞれの縄張り範囲の終端付近の様子です。
 まさに「アナザー・ワールド」を展開するがごとし。
 さて、漫画バナシ。
 「アナザー・ワールド」は、車田正美氏の漫画「リングにかけろ」の登場人物、剣崎順ほかが繰り出した結界技。いうなれば、ボクサーの絶対防衛圏ないし間合いを球形の空間に具象化したもの。 
 この種の結界技は、いろいろな格闘漫画で登場しますが、現実の生物においても、たとえばデンキウナギは自らの発電器官の出力を調整して微弱な電界を自身のまわりに作ることで、濁った水中でも障害物や敵や獲物となる生物を探知できると言われています。この場合、デンキウナギの電界すなわち結界は、攻防一体の必殺技であるわけです。とはいっても、デンキウナギの電撃がどの程度の射程距離があるかは不明。接触しなければ一撃必殺とはならないか?
 コウモリや一部の鳥類、クジラやイルカの発する超音波もそれに近いですが、これらは索敵効果に加えて攻撃効果まであるかは不明。クジラが大音響を発したら、人間の行うガッツン漁のような効果があるかもしれませんが、飲み込むほうが早いですね。ちなみにシロナガスクジラが発する音響は、180ホンにも達するようです。植物では、セイタカアワダチソウが地中にある種の毒素を放出し、他の植物を駆逐し、これも結界と言えるでしょう。
 デンキウナギに発想を得たと思われる架空の怪獣が、ウルトラセブンの「エレキング」。設定上は、淡水魚と草食動物を合体させた生体兵器とされており、劇中でもその幼生体を撮影するにあたって、生きた魚が使われています。(さすがに電気ウナギではない)この部分は特撮とは言えないですが、水着美女(実は宇宙人という役どころ)が、釣り人につり上げられそうになったエレキングの幼生体を助けるシーンは、特撮作品にお約束のお色気シーン、つまりお父さん層へのサービスシーンでした。

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