雑感
Exif情報
メーカー名 SONY
機種名 α77
ソフトウェア Capture One 8 Windows
レンズ
焦点距離 16mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/125sec.
絞り値 F5.6
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2048x3072 (4.32MB)
撮影日時 2011-01-29 01:08:05 +0900

1   kusanagi   2022/3/11 22:48

https://cweb.canon.jp/personal/ichikaralab/wakamonostudy/report1/
キヤノン ワカモノスタディ・リポート プロジェクト.2020ワークショップ.1 2020.10.12
『若者の「ビジュアルライフ」、写真に求めるものとは?』
--若者といえば撮った写真をアプリで盛って、映える写真が大好き! 映える写真はSNSに投稿して
 みんなで共有! そんなイメージをお持ちではないでしょうか? 第1回ワークショップでは若者の写真
に対する意識、写真を盛ることや 映える写真についてどう思って いるかをレポートしました。--
--事前課題:①写真フォルダを振り返り、あなたが好きな「自分で撮影したビジュアル」を選ぶ
 ②写真フォルダを振り返り、あなたが好きな「自分以外が撮影したビジュアル」を選ぶ
 ③ビジュアルにまつわる、若者ならではの特徴的な行動をあげる
・・・・今の若者は写真をこんな風に捉えている・・・・

●開催日:2020年10月12日
テーマ:若者の「ビジュアルライフ」写真に求めるものとは?
●課題:
 ①写真フォルダを振り返り、あなたが好きな「自分で撮影したビジュアル」を選ぶ
 ②写真フォルダを振り返り、あなたが好きな「自分以外が撮影したビジュアル」を選ぶ
 ③ビジュアルにまつわる、若者ならではの特徴的な行動をあげる形式
●形式:個別発表とグループディスカッション
●開催場所:オンライン(ZOOM)
●調査対象:大学生10名

《《ありのまま・自然体がいい》》
 SNSで映えるために写真を撮るのではなく、ありのまま・自然体の写真を残したいという意識に変化。
 自己肯定のために映える写真をSNSにアップすることはあるものの、写真を撮る=映える写真を撮る
 ことではなく、写真を撮る=自然体でいいという意識に。

『映えにはごわらない』
 映えているところを見せるために写真を盛ってSNSにアップしても、リアルとかけ離れているなら意味が
ないと思うし、映える写真を撮らなきゃというプレッシャーに疲れてきた。

『らしさが見える写真が好き』
 誰が撮っても同じキメ顔より、その人らしさがでていたり、関係性があるからこそ撮れる自然体の写真
 に価値があると思う。

『加工することで気持ちに嘘をついている感覚に違和感』
 盛ることは自分の気持ちを加工するようにも感じ、他人に見栄を張る気持ちになる。

《《情報やその時の感情を記録するため》》
 SNSにアップするために写真を撮るのではなく、その時の情報や感情を記録するために写真を撮ると
いう意識へ変わってきている。その時を記録し、あとで見返すことで、当時の瞬間を思い出して元気に
なることも。たくさんの写真を撮ってきた若者たちだからこそ、見返せることに写真の価値を感じている。

『写真は思い出の情報量が大事』
 ビジュアルとしての美しさや映え以上に、思い出や感情をどれだけ呼び起こしてくれるかが大事。

『言葉にできない感情を残す日記の感覚』
 写真に残すことで、その時の感情も一緒に保存することができる。
 
『自分を癒すため、認めるための写真』
 誰かのためではなく、自分で振り返った時に“自分を癒し”たり、“自分を認める”ために写真を撮る
 ようになった。

《《コミュニケーション手段として》》
 自分の写真を誰かに撮ってもらう時、自分の表情が自然体だったり、素の笑顔だとその人が自分の
ことをわかってくれている感覚や、大切にされている関係性を再認識できる。
友達と写真を共有することにより、思い出を共有するだけでなく、仲間意識も強まっている。

『写真にはやわらかな共有力がある』
 SNSの発達で言葉の衝突に敏感な世代だからこそ、言葉だけでは表現が難しいことも、写真と一緒
 だと柔らかなニュアンスで伝えられると感じる。

『写真を撮るから仲がいいわけではない』
 写真を撮り合うから仲がいいわけではなく、内容が大事。写真の枚数と仲のよさも比例しない。仲が
 よくていつでも会えるからこそ、わざわざ写真を撮らないが、後悔することも。

『写真を撮られることで居場所の再認識』
 写真を撮られることで、自分が大切にされているという実感を得ることができる。

 SNSの普及により、一時期は「映え」を意識した写真を撮っていた若者も年々意識が変化しています。
更にコロナを経験したことで自分自身と向き合う時間が増え、原点回帰し「自然体」の写真を撮るように
なってきています。
これは、個性的な芸能人の発信が広がったことで、ありのままでリアルなスタンスを受け入れやすくなった
からかもしれません。
作らず、飾らないありのままの自分を受け入れてくれる親しい人と、その一瞬の感情や思い出を共有する
ことで、より深いコミュニケーションを築いているように感じます。

・・・以上、ちょっと書き写しましたが、なかなかのもんです。調査対象はオンラインで大学生10名のディス
カッションとのことなので、若者のレベルとしては決して普通ではなく、かなり高いですね。
それで出て来た結論は、私の若い時分と同じであって何も変りませんでした。つまりこういう写真に対する
考え方は、時代を超越した写真原論なのだろうということです。それを今の若い人も的確に捉えていて、
流石だなと思いました。
ただ飽くまでも断っておきたいのですが、これは現在の若い世代のスタンダードではありません。突出し
て優れた一部の若者の考えなのであって、今の多くの若い人達の考えを代弁しているというわけでは
ないということです。依然として多くの若者の写真に対する考え方は、綺麗で見栄えの良い写真である
わけですね。現在ではそれをAIが補佐していくというやり方にやっていきつつあります。

ところで・・・
右脳左脳と言いますか、思考には画像のビジュアルな思考と、言葉の思考と、この2つがあるんじゃない
かなって考えてます。画像思考は感情とか感性とかに言い換えればよいかもしれませんが、とにかく
思考というのは、何も言葉、ラングレッジだけじゃないということです。
ところが普通は言語だけの思考となってしまうわけですね。ビジュアルに対しては、感じるという前言語
段階で終わってしまうところがあります。しかしながら記憶ということを考える時、言葉だけでなく映像とし
ての記憶が多いのじゃないですか。
それで右脳がよく発達した人は、この映像や画像の思考力が非常に高いのではないかと私は感じて
いるんですね。右脳も優れた人というのは、両利きの人に多いように思います。スポーツを本格的にやら
れている人がそうですかね。それと左利きで生まれて両利きに直した人。

つまり左脳の思考にプラスして右脳思考ができる人というのは考え方が固定していないという気がして
ます。自由な思考が出来て、単脳思考の人より脳の衰えが少ないということも。
そう考えると両脳思考ができる人は脳力もあるし脳寿命も長いということになります。シングルとダブル
の違いって大きいですよね。2倍とは言いませんが1.5倍くらいの差があるんじゃないでしょうか。
とは言いながら、初期発達としては左脳だけの人が勝ります。言語を制しているのが左脳なので有利
なんですね。両利きの人は人生後半から威力が出てくるという感じです。
両脳思考が身についている人からすれば単脳思考の人は単純思考しか出来ない人に映るんではない
ですかね。とにかく最終的には両方の脳でパラレルに考えられる人というのはポテンシャルが非常に
大きいという気がしてます。

話をパソコンに例えますと、シングルCPUよりもデュアルCPU、今はマルチコアと言いますが、CPUが
1個よりも2個のほうが優れています。もっとも現在ではCPUとGPUというのが的確かもしれません。
そういうのはHDDやSSDも複数の方が高性能なのです。PCだって1台よりも2台を駆使するほうが有利
でしょう、それと同じ。そういう具合にタスクを分散処理するのは性能が高くなりますしそれだけでなく
寿命も長くなります。カメラも1台ではなく2台、そんなところですかね。

それで写真のような画像や映像というものに親しんでいますと、それが若い時であれば容易く両脳を
鍛えることができるんじゃないですかね。その能力は直ぐには役に立たないかもしれませんが長い人生
では特に後半期で生きてくるという気がします。右脳が発達すれば画像や映像の長期記憶が膨大に溜
まってきて、それで人生経験を積めば積むほど有意に働くからです。
それからたとえ歳をとっても右脳を鍛えることで、要するに左手や左足を意識して使うことで右脳は活性
化するんじゃないかと感じます。そうして右脳を鍛えることで、写真に対する見方も随分と変ってくるん
じゃなかなって思います。

強い記憶があるんですが、40歳代まで写真をやったことがない人が始めて本格カメラを持って(コンタック
スGシリーズだったか)、撮った写真に驚いたことがあるんです。スナップ撮影でしたが素人とは思えな
かったですからね。それでその人は伝統太鼓を若い頃から本格的にやっている人だったんです。
太鼓というのは完全に両利きでないと打てません。

右脳というのは言語に頼らない思考ができるそうです。つまりは直観力ですかね。上手く説明はできない
けど、これはこうこうだ、というわけです。いきなり確信のある結論からでるわけです。それを他者に伝え
ようとすれば人間社会では言葉に翻訳しなければならないわけですけど、自分だけでよければそのまま
でも良いわけです。つまり顕教か密教かという具合でしょう。
言葉を使わない思考ってあるの?と思うかも知れませんが、動物はみな人間以外は言葉を喋れません
が意識や思考力はあります。植物だって思考しているといいますから、言葉の思考というのは狭い範囲
のものだといえそうです。昆虫や植物の擬態なんて意思や思考力がなければ出来ませんよね。

そんなわけで上記のキヤノンのサイトは興味深いものでした。本当は両脳ともフレキシブルで活性化して
いる若い時期に写真を意識するのが早道ですけど、成人になってからでも高齢者になってからでも決して
遅くはないという気がします。それには両脳を鍛える、利き手利き足以外の手足を意識し盛んに使うこと
で得られるかもしれません。というわけで私もこれから左の手足を意識して使ってみようと思いました。

そういえば考えてみると、車のマニュアルミッションは左手&左足を使いますよね。私はオートマとミッショ
ンの2つの車に乗っていますが、これは考えてみれば脳の為にはマニュアルミッションの車が良いわけで
す。ペダルの踏み間違いで事故を起こすのはオートマだけです。
それで私はオートマ車に乗る場合は停止時には必ず左手でニュートラルにしています。そしてサイドブ
レーキを掛け、右足は休ませる。これはいざという時には安全です。ブレーキのつもりでアクセルを踏んで
も空ぶかしで済むからですね。
それをいえばカメラもAFではなくマニュアルで、左手でピントや絞りを操作すべきではありませんか。
とは言っても現在のAFカメラのフォーカシングスクリーンは手動ピント合わせにはできていません。昔の
スプリット式スクリーンが好かったですね。

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