メーカー名 | OLYMPUS IMAGING CORP. |
機種名 | E-M1 |
ソフトウェア | Capture One 8 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 14mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/100sec. |
絞り値 | F5.0 |
露出補正値 | -0.3 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2000x1500 (2.96MB) |
撮影日時 | 2014-01-29 12:19:16 +0900 |
昨日の新聞に風力発電設備の記事が掲載されていました。スペインのビルバオでのこと。製造会社
のハイビア・ウィンドウ・グループ社の洋上風力発電では、直径8メートルの円柱を繋いで300メートル
の円柱として造り、その先端にトラックほどの大きさの発電機、及び長さ80メートルの羽を3枚取り付ける
わけです。それが乗る浮体式土台は同じくスペインの風力発電設備会社であるサイテック・オフシュア
・テクノロジーズやドイツの電力会社REWで製造とか。
これらの牽引力たる、ビルバオに本社を置く大手電力会社のイベルドローラ社は、次々と石炭火力
発電所を閉鎖し主に風力発電に転換。現在は英・米・ブラジルなどに事業を展開しているそうです。
次のターゲットは日本市場だそうです。風力発電に力を入れるのは多にも、ドイツREWやデンマークの
オーステッドなどがあるとか。
脱炭素だけでなく今後は脱ロシアとのことで2つの脱が合言葉のようです。浮体式大型洋上風力発電
は海の深さに柔軟に対応でき、洋上風力を普及させる画期的技術だと言います。
興味深いのは、イベルドローラ社の風力関連に働く技術者は元はと言えば火力発電所で働いていた
人達なんですね。あるエンジニアは13年前に火力から風力部門に移動。当初は技術や文化の違いに
戸惑ったといいます。まるで別の会社に異動したかのような。
そして技術は直ぐに習得できたけれど、時間がかかったのは意識のほうで、風力発電こそがこれからの
未来の姿だと納得するのに3年も掛かったといいます。スペインではガスや石油は他国に依存するが、
自然と風は自前でやれるのだということ。これは日本の事情と同じですね。そういう自分の意識の転換
こそが一番大事だということですかね。
このことは考えてみると、カメラにおける光学デジタル一眼レフと、そしてミラーレスカメラの相違にも
よく似ていて、確かに技術的にはさほど問題なくデジイチからミラーレスに移行できるでしょう。しかし
本当に問題になるのはそれを使うユーザー側の意識の問題なんですね。
デジイチと同じような意識でミラーレスで写真をするのでは上手くいかないだろうと思いますから。
そんな感じで今回は自分で特に意識してミラーレスカメラを使ってみました。晴天の強い日差しでしたの
で背面液晶モニターでの撮影は、極めて見ずらく、ほぼアタリを見るだけのフレーミングとAFポイントの
確認だけであって、考えてみればノーファインダー撮影に近いものですね。しかし後で見るとそこそこ
は撮れていたわけでこれで良しということでしょう。
デジイチのような厳密なフレーミングは無理ですし、ファインダーを良く見ての撮影などは不可能です。
しかし返って肉眼では良く見てるわけですし、レリーズ時にはモニターではなく裸眼で被写体を見ている
ことに気づきました。ファインダーには頼らない撮影を無意識的にしていたんですね。
一番大事なことはミラーレス+電子シャッターでの撮影だと漏洩電磁波は皆無だということ。これは
すこぶる安心感があります。そして背面モニターであればEVFで眼を傷めることもありません。こんなに
安心感のあるカメラはありません。
とくに今回は肉眼での被写体への注力を強く意識しておりましたので、帰宅してからのPCのモニター
作業では、撮影時の記憶が残っていて作業は楽でした。結局は良く見て撮影しなかったのが問題であっ
て、撮影時の被写体や光景記憶が、それが光学ファインダーを通してなのか、それとも裸眼であろうな
のかは、あまり関係がないということだと感じました。
ただ今回使ったレンズは14-35ミリでしたので、換算28から70ミリという広角標準レンズだったんですね。
しかも殆ど広角側での撮影でしたから、だからこそ裸眼での撮影ができたわけです。望遠だと絶対に
無理ですね。そういうわけで広角標準撮影ならばミラーレス撮影でも十分に可能だということになります。
まあ、望遠や超望遠撮影はやはりデジイチでしょうかね。