ヤナギの下に
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 70D
ソフトウェア Digital Photo Professional
レンズ TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2 A022
焦点距離 600mm
露出制御モード マニュアル
シャッタースピード 1/1024sec.
絞り値 F6.4
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 400
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 3000x2001 (3.91MB)
撮影日時 2022-03-05 19:41:16 +0900

1   裏街道    2022/7/12 12:05

こんにちは。
髭がないのでハゼの一種でしょうか、魚類であればOKなんでしょう。
っていうか、両生類なんかもイケちゃうんでしょうかね、カワセミ君は・・・。

2   S9000   2022/7/11 23:33

 どぜうは何匹でもいる、の図。
いやいや、おしゃまさんがゲットした魚がどぜうだと言っているわけぢやないですよ、たとえです。

 1974年放映の宇宙戦艦ヤマトは、初回シリーズこそ視聴率は芳しくなかったですが、再放送は地域によって20%に達する視聴率を獲得し、次第に人気を高めていきます。このあたりは、ガンダムやルパン3世も同様で、一度見ただけではわからなかった作りこみの良さが、再放送で認識される、または再放送の都度に、何らかの発見がある、というわけです。
 人類滅亡の危機、終末モノ、宇宙からの侵略者というテーマでは、柳の下のドジョウは何匹でもいる、ということで、「ヤマト」のメカやキャラクター設定に貢献した松本零士氏は、他にもっと自分の決定権を行使できる作品づくりができるものと思って、宇宙戦艦モノと人類滅亡の危機をかませた「宇宙海賊キャプテンハーロック」をアニメ企画として売り込みますが、うまくいかず、漫画作品を先行させたうえで、「ヤマト」の成功を背景に説得力を確保することで、1978年にやっとこさアニメ化にこぎつけています。

 放射能汚染による赤い焦土と化した地球が描かれた「ヤマト」に対して、「ハーロック」は、人類自身が地球を汚染する中で、酸素を供給してくれるはずの植物が人類に牙をむく・・・というプロットを基軸に、宇宙からの侵略とそれに対する防衛を描いています。
 
・地球人類は地球固有種ではなく、他の知的生命体の家畜にあたる生物が移植されたもの
・人類に対して創造主にあたるその知的生物の末裔は、植物の形でアマゾン原生林をはじめ随所に潜んで、光合成を通じて栄養と酸素を供給し、人類を育みつつも監視している
・知的生命体の本来の生息地である惑星は、近傍の超新星爆発により壊滅し、キープしていた地球を移住先に定めた
(これは「ヤマト」のガミラスと同様なプロット)
・知的生命体は地球人の女性に酷似した外形であり、かつ、地球人と同様な言語体系を持つ(「言葉が同じなら支配しやすい」)
・知的生命体は植物同様の光合成システムを体内に持ち、雌雄同体である(女性というのは見かけだけである)
・そして女性に酷似した外形を使って、すでに地球人類に相当数が進入している
・一方で人類は環境破壊を顧みず享楽にふけり、海洋を死滅させても反省の色は見せない
・宇宙からの脅威も夢物語と相手にしないが、主人公ハーロック一派は、少数精鋭で地球防衛に立ち上がる(資金源を稼ぐために海賊行為を働くが、換金や補給の系統について説明はない)

 こういうプロットで、「宇宙戦艦ヤマト」が未来のある時期の物語であるのに対して、「宇宙海賊キャプテンハーロック」は、石炭紀まで歴史をさかのぼる点や、「ヤマト」で取り上げられなかった金星にスポットをあてた点などが差別化されています。
 
 とはいえ、「ヤマト」に比べて低予算作品という面が随所に見られ、絵的な迫力が欠けたこと、「美女の姿をした侵略者が押し寄せてくる」というのもひとつにはパラダイスであり、切迫感に乏しい。また、美女が豊富に登場するわりには、ヒロイン相当の人物が不在で、焦点のぼやけた群像活劇でもありました。
 しかし、やや小ぶりながらも、柳の下にドジョウがまだいた、ということにはなったようで、続編映画も複数作られています。また、主人公ハーロックは造形はともかく、由来を西欧人に寄せたこと(ドイツ・ハイリゲンシュタット出身の一族)、海賊船の意匠をヨーロッパ風にしたことなどが良かったのか、西欧でも人気作品になったそうで、その方面では「ヤマト」よりも受けがよいとか。

 植物の機能をもった異星人ということで、地球制服にあたって光合成をとめて窒息攻めをする選択肢もあったのですが、むしろ人類を家畜として生かす意図があったせいか、海生植物の絶滅に際して、地球上の植物相の拡大をはかり、酸素供給の確保を図るような描写が見られました。
 この点は、実は極相状態にある熱帯雨林が酸素の供給もするが消費もして差し引きすると、酸素の供給源だとは言えないという近年の言説に対して「慎重に対応している」面もあり、生息域の拡大つまり成長期の植物を増大させることによって酸素の供給増を図って、酸素濃度低下を防いでいるものですが、その本当の目的は「石炭紀の大気成分を回復する」というもの。
 つまり、人類の文明は密林に飲み込まれて、少数の人類が家畜として生かされるだけ、という近未来が迫っている、というのが本作のカタストロフィーです。

 「ヤマト」では複数のSF作家、脚本家が意見を交わして考証を昇華させ、私の身近では、中学校の理科担当教師がその考証に(一方的に)参加して、授業においても考証を披露するなど、少々迷惑な展開になっていましたが、それはそれで面白い時代でもありました。残念なことに「ハーロック」は、そのあたりが手薄なようで、あるいは天文分野に比べて地質学や大気学は少年層の興味をひかなかったのか、おもしろい素材が随所に残りながら、まとまりのない結果に終わってしまってます。
 例えば「なぜアニメの中で宇宙人は流暢に地球の言葉を話すのか」という疑問に対して、「もともと宇宙人が地球に言葉をもたらしたのだ」と説明するにあたり「言葉が同じならば支配はたやすい」という簡潔なセリフですますなど、説得力があるな、と思うところです。それが松本氏オリジナルかどうかは不明。

3   F.344   2022/7/12 11:09

魚系なら何でもいい
一日の必要食を獲った
人間なら達成感に満ち溢れた一瞬かもしれない
ドジョウの頭のようですね

4   S9000   2022/7/13 08:03

みなさまおはようございます。しっかり食べてらっしゃいますかー
 コメントありがとうございます(^^)v

>F.344さん
 カワセミが一日にどのくらいの魚を必要とするか・・・子育てを観察した例では、けっこうな量を食べるようです。
 鳥類は飛ぶために体重が軽くなるよう捕食→消化→排泄の過程が短時間に行われるため、我々人間のような一日三食の概念はないようです。・・・そりゃそうですよね。
「満腹の男に復讐はできない。一日一食で十分だ。」
『傷追い人』(きずおいびと)、小池一夫原作・池上遼一作画におけるセリフ。(ただしスピンオフで主人公の食生活が紹介された際のもので本編にはこの描写はない)

>裏街道さん
 ハゼでしょうかね。狩れる範囲の魚なら、あまりえり好みせず食べているかもしれません。オタマジャクシは食べるようですよ。あと、ペリットの解析から、水生昆虫、それも底生のものを食べている場合もあることがわかっています。
 トンボを食べたという目撃例もあります。私が目撃、撮影したのはモツゴなどの小魚、あとはスジエビが多いですね。
 

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