瀬戸の内海
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS-1D X
ソフトウェア Capture One 8 Windows
レンズ
焦点距離 35mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/790sec.
絞り値 F9.1
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 200
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2048x1365 (1.44MB)
撮影日時 2022-08-07 23:00:48 +0900

1   kusanagi   2022/10/8 22:26

アートと写真とは何が違うのかというと、様々な相違がある中で、私としてはアートは歩かなくても
できるけど写真は歩かないと話にならない、というのがあります。
やはりこの歩きの威力は極めて大きいです。瀬戸芸などを見ているとアートは人を引き寄せる力が
あるようです。鑑賞者がわざわざ出向いてくれるのです。それはお店を出していて、お客さんが来て
くれるのと同じです。もうひとつ営業職というのがありますね。外販ともいいます。これはこちらから
出向いて注文を取り商売をするという形です。この違いがアートと写真にはあるようなので、私として
は出歩くのが好きだから写真でありフォトグラフィなんだろうと思います。(笑)

豊島(てしま)美術館
https://benesse-artsite.jp/art/teshima-artmuseum.html
福武財団が作った一風変わった美術館です。入れ代え等の展示品はありません。多分この写真に
写っているものが全てで、この建物自体がアートであり作品そのものというわけでしょう。
こんなのを作って美術館としてやっていけるのかどうか、と思うわけですが、けっこう来訪者は多いよう
です。いや少ないんだけど客足が途絶えないそうです。常設展示や特別展なんかをすれば人手が
必要になります。人件費が掛かるわけですね。そこで作品はなし、これっぽっちだとすると人件費を
セーブできるんです。けっこう考えてますね。(笑)

歩きの写真、座業のアートとは言いながら、最近の現代アートは野外での現場作成が多いです。
むろん写真にしても作品となって画廊で陳列すればアートになるわけです。しかしまあ、写真の本来
はやはり印刷です。出版ですね。そして面白いことに現代アートの殆どは一回限りのものが多く、
写真に撮って、もしくは出版をして後世に伝えるという形をとります。
現代アートも写真も極めて近くなりその垣根はあまりなくなったのかもしれません。

写真は高松港と女木島/男木島を結ぶ小型の定期フェリーです。2船あってもう1船は古いタイプの
まま。瀬戸芸の影響なのか、船もアートしています。(笑)

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