メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 70D |
ソフトウェア | Digital Photo Professional |
レンズ | 135mm F1.8 DG HSM | Art 017 |
焦点距離 | 135mm |
露出制御モード | マニュアル |
シャッタースピード | 1/1328sec. |
絞り値 | F1.8 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 中央重点測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2200x3300 (3.28MB) |
撮影日時 | 2019-02-24 23:01:42 +0900 |
若いボランティアさん。承諾いただくのに会話したところでは、おそらく高校生だったと思います。4年前なので、今は大学生か社会人。
この前の「美人百景・時間を超える」で並べた超光速通信技術は、実現すれば未来や過去への通信が可能になる、とも言われています。現在の科学ではそのような技術も、因果律との矛盾解消もできないのであくまでファンタジーです。
ファンタジーの世界で、時間の跳躍をもう少し現実的に描いたものが「タイムリープ」と呼ばれる、人間ではなく人間の意識が過去や未来に飛ぶ、という流法。「時をかける少女」で、主人公が夢と現実の区別がつかなくなるシーンがそれです。
(「時をかける少女」はタイムトラベルとタイムリープ両方を扱っている)
もちろんそんなことを可能にする技術は存在しませんが、明晰夢や臨死体験ではそれに近い体験ができるとも言われています。
明晰夢=夢の中でこれは夢だとわかってみている夢、は体験したことがありませんが、それに近い経験はありまして、過去の経験がクリアーに再現されたり、近い将来起こるであろう仕事上の大きな出来事などが妙にリアルに投影されるなどしています。
過去はともかく、未来のほうは正夢になるまでには至らず、想定している最悪あるいは最善のケースが夢に出てきた、つまり恐れや期待が映像化されたのだという理解をしています。
「時をかける少女」に類した、主人公がタイムリープを行う内容の少年少女小説は他にもあり、なぜかそれらは少女が行うことが多いです。そのほうがファンタジーとして都合がよいからだと思いますが、タイムリープはタイムトラベルに比べて、「証拠を残さないために何も持っていけない(着衣もダメという設定すらある)」とか「過去や未来の自分に遭遇すると矛盾が生じて存在が危うくなる」という設定上の問題をクリアーできる、便利な手法でもあります。
技術上の予言ではなく、ファンタジーとしての予言では、世の中で的中したと言われるものはすべて「そのように解釈された」のであって、的中したと断定できる予言はまだ登場していませんが、予言というより未来視の能力を説明するのに、このタイムリープが使われるケースがあります。
タイムリープ方式で未来を観測するファンタジーの文法は、リープする本人が生きている間の時間を越えては未来にも過去にも行けないという制限を設けること、また、自分あるいは近しい人の将来的な不幸を知ってしまって打ちのめされる、といったものがあります。そうした未来を変えるために登場人物が奮闘するのもまたお約束で、「未来は変えることができる」という希望的な演出をするわけですが、変えてしまったら自分が体験した未来はどうだったのか、本当に未来は変わったのか、という葛藤を残すこともよくあります。
「体験した未来が消失してしまう」ことは、パラレルワールド概念で説明されることも多いですが、こちらは「大人の都合」として処理されることが多いです。変わってしまった未来に対して、変わらなかった未来から救援を求められるストーリーが映画「フィラデルフィアエクスペリメント2」ですが、1に比べて暗い内容になってしまい、あまり評価は高くありません。
いずれにせよ、そろそろ時間跳躍系の物語パターンは出尽くした気配もあります。