無題
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 5D Mark II
ソフトウェア Capture One 9 Windows
レンズ
焦点距離 17mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/49sec.
絞り値 F4.6
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 1365x2048 (4MB)
撮影日時 2000-01-01 09:01:14 +0900

1   kusanagi   2023/5/1 21:54

写真がデジタルになって、そのデジタルカメラの前に、フィルムをスキャナで撮ってデジタル化すると
いう時代もありましたが、正直申して黒白フィルム写真自家現像の時代と比べれば、その精神性は
劣ると感じています。もうあんな高度な写真時代は二度と訪れないだろうとすら思っています。
現在のデジタルな写真時代は偽物とは言いませんが代用食的なものでしょうね。
オールドレンズで撮影される方が多いです。この私もそうでして、自分が若い時に使ったであろう
古いレンズを取り出してきて、それをデジタルカメラで写真してます。しかしやはり何かが根本的に
違うのだということでしょう。しかしやらないよりはやってみるほうがよい。

昔の写真の精神性が得られないと私が感じるのは、それは現在が過剰すぎて飽食であるからだろう
と思ってます。言わば無い物ねだり。昔は数本のフィルムをそれはそれは大切にして撮っていた
わけです。今じゃあっという間に数百数千ショットを稼ぐことができます。有り難味が薄れ過ぎてい
ますね。
私が欲しいデジタルカメラ・・・巻上げレバーのある、モータードライブではない一眼レフカメラ。(^^ゞ 
1ショットに時間を掛けて超画質で書き込みできるカメラ。

デジタル写真はけっしてフィルム写真に劣っているということではありません。むしろ技術的に高度な
ところが数多くあります。それなのに写真の文化としてはかつての黒白フィルム写真文化に劣って
しまっているのは写真そのものの過剰で飽食性という以外にないようです。あまりにも多くの人々が
写真を撮り、写真が世の中に溢れかえってしまいその有り難味が感じられなくなったからです。

とはいえデジタル写真はフイルム写真と比べて、気軽にできるというのはやっぱりありがたいことです。
なんやかんやと言いながら、こんなに便利で写真記録ができるとは良い時代に生きているなって
思ってます。これには感謝をしなければなりませんね。
デジタルカメラを始めてもう何年になるのかな。もう忘れるほどの昔になりました。当初は数年で飽き
るだろうと思っていたのですけどいまだに続けています。やっぱりデジタル写真は面白いのだろうと
いうことです。

デジタル写真は黒白フィルム写真と同じように自家現像処理ができます。自分でプリントができます。
フイルム写真でも後期のカラー写真時代では、写真屋さんの力を借りなければ写真ができませんでし
たが、これを突破したのがデジタルです。
デジタル写真も登場してから30年は経つと思うので、当初の目新しさから熟成して、やがては写真の
文化が芽生えてくるようになると考えています。まだまだ皆さん試行錯誤の段階かもしれませんが、
その写真文化の萌芽は徐々に出てきているように感じます。

最近のデジタルカメラはスチルカメラで、同時に動画カメラでもあります。動画には映画・映像という
文化がありまずか、静止画にはひとつは写真論という文化があるわけです。そしてなんといっても
出版文化としての写真集ですね。
私の場合、写真ではなくカメラ趣味であり歩き撮影趣味ですので写真集は考えていませんが、皆さん
のなかには自分か撮った写真の集大成をしてみたいという方がおられるでしょう。masaさんなんかに
https://photoxp.jp/pictures/220297
はお勧めです。印刷製本は内容と部数によりますが、まあ数十万くらいでしょうか。カメラレンズ一台分
です。私も仕事柄自費出版に関わったことがありますが、皆さん出来上がった時は感激されていま
すね。(^^ゞ 自分でデータ(画像とテキスト)を処理して直に印刷屋へ持ち込むと安くなります。
小部数だと(300冊内)オンデマンド印刷、数百冊だとオフセット印刷となります。オンデマンド印刷とは
レーザープリントですが業務用なので用紙は問いません。耐久性もあります。製本の様式も色々ですが
安くあげようと思えば無線綴製本か中綴じ製本(小ページ)。

ネットの掲示板とか投稿サイトなんかに上げるのはいつ閉鎖になるかしれたものではありません。
それは一瞬にして無になるのでショックは大きいですよ。(笑) それと印刷出版では写真を厳選する
楽しみというか学びがあります。本当に後世に残すべきものを選ばなければなりません。垂れ流しの
ネットとは違う写真の知識や技術が求められます。
写真集が出来上がったら知り合いなどに配布するのですけど、地元の図書館や公民館や学校などに
も贈呈しましょう。本は出来る限り多くの人たちに読んで見てもらうのが本筋です。

写真集を印刷しようと思えば、全部業者にお任せ、とはいきません。正直言って大変な作業です。
仕事を受ける側も大変な業務なんですけど、委託する皆さんも四苦八苦しなければなりません。しかし
それだからこそ出来上がった時の喜びというのは大きいんですね。
印刷屋の私が言うのも何ですが、写真趣味をするこことは、最終的には写真集を出すことであると思っ
てもらってよいです。(^^ゞ 
また展覧会展示会というのも良いですね。グループでやるケースが多いと思いますが、直接的に観覧
者の反応を知る良い機会になります。写真はアマチュア同士ではなく、全くの素人さん一般の人に
見てもらうのが一番です。同趣味同士だとどうしても忖度が入りますから。

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