メーカー名 | RICOH IMAGING COMPANY, LTD. |
機種名 | PENTAX K-3 Mark III Monochrome |
ソフトウェア | Capture One 7 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 40mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/500sec. |
絞り値 | F8.0 |
露出補正値 | -0.3 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 6192x3487 (9.49MB) |
撮影日時 | 2023-01-06 02:56:37 +0900 |
黒白写真というのは、本質的にストイックな写真行為になると考えてます。
だいたいに於いて、黒白だとレンズの違いというものが希薄になって、なにせ色情報がありません
からね、それでレンズに凝るという気分からは遠くなります。多分センサーの違いとかもあまり気に
ならなくなるでしょう。つまりレンズにもカメラにもあまり関心がなくなるわけです。
それで純粋に写真を撮ろうという行為自体に自分の関心が狭まってくるというか収斂してきます。
これは私が若い時に黒白写真ばかり撮っていたときの感覚そのものを、きっと思い出して書いて
いるんだと思います。当時はカメラと適当なレンズが数本あればよくて、それ以上の物欲というもの
はありませんでした。無論若かったから金がなかったというのもあります。
今回はJPEGで撮りました。それをいつも使っているソフトでちょっといじってます。ノーマルでは
コントラストが低いですし、むだなアンシャープネスもありましたし。
カラー写真と比べれば実に地味です。しかし黒白写真というのは本来そういうものなんですね。
モノクロ写真が表現的に何とか、というはあくまでもカラー写真の土俵上から言っているのであって、
本当にモノクロ写真しか撮れないとなると、そういう贅沢な話ではなくなってくるということです。
RAW撮影だとまた違ってくると思いますが、私はこれがモノクロ写真、白黒写真のスタンダードで
あるって思ってます。またフルサイズの高画素機でモノクロRAW撮影をすればさらに変わってくる
と思いますね。そうする毎にだんだんと贅沢なモノクロ写真になるだろうと思いますが、それでも
カラー写真とは程遠い写真であるわけですね。
撮影はほぼ光学ファインダーでの撮影です。ライブビューでも迅速に撮影はできますが、昔の撮影
方法に合わせました。バッテリーグリップも着けず、撮影スタイルも昔のフィルム時代のまんま。
撮影は楽しいですね。純粋に撮影だけを楽しめるという感じです。
カラーで高画質の写真画像を得る、それはいいんですがその分、もしかすれば撮影の楽しさを
失うかもしれないのがカラー写真なのかなって、撮影中、ふと感じました。
カラー写真、とりわけ高画素高画質カメラでRAW撮影、そして高級なレンズを着けての撮影などは、
それは写真の本当の純粋な喜びというものをスポイルしているんじゃないか。そんな気がしてきた
わけです。