| メーカー名 | RICOH IMAGING COMPANY, LTD. |
| 機種名 | PENTAX K-3 Mark III Monochrome |
| ソフトウェア | Capture One 6 Windows |
| レンズ | |
| 焦点距離 | 20mm |
| 露出制御モード | ノーマルプログラム |
| シャッタースピード | 1/50sec. |
| 絞り値 | F3.5 |
| 露出補正値 | +0.0 |
| 測光モード | 分割測光 |
| ISO感度 | 400 |
| ホワイトバランス | |
| フラッシュ | なし |
| サイズ | 3648x2432 (4.35MB) |
| 撮影日時 | 2023-04-03 03:11:04 +0900 |
ペンタモノクロームは2500万画素のカメラです。1素子で1単位のモノクロのピクセルを形成します。
カラーカメラの場合はどうでしょうか。これは4素子でRGGBという、レッド1素子グリーン2素子ブルー
1素子という4つの単位でカラー画像を形成しています。簡単に言うと4000万画素のカメラは実は
1000万画素のカメラであったというわけです。それでは面白くないわね、というわけでその1000万
画素を分割補正して4000万画素にしているだけなのです。
そこに画像補正というマジックがあるのであって、それを嫌うという潔癖な人は画像の補正をしない
タイプのカメラ、例えばシグマのフォビオン素子のカメラなんかをありがたがります。
印象してフォビオンは極めてシャープで解像力感があります。ぼやけていない、ごまかしをしていない
という印象がみなぎっていますね。(^^ゞ
それと同じでモノクロ専用機は実にシャープで高解像の画像が得られます。同じレンズでもモノクロ
専用機とカラーカメラで撮るのとはまったく別の印象を受けます。誤魔化しが利かないので、こと解像
と怜悧さに関してだけは、そのレンズの真骨頂を垣間見ることができるのです。
私がペンタモノクロ機でシグマのレンズを使うのは、多分シグマはフォビオン素子で解像力とシャープ
にだけは鍛えられているからかもしれません。もしくはシグマのレンズは伝統的に発色がイマイチな
だけに、その2点だけは特化しているのかもしれません。
机上論的に言えば、モノクロ機2500万画素とは、4倍して1億画素、もしくは現実的に3倍して7500万
画素のカラーカメラに匹敵しているというわけです。あくまで解像力とシャープさだけに於いて。
この数値は恐るべきものでしょう。7500万画素のAPSカメラはありません。6000万画素のフルサイズ
が今は限界ですから。中判となれば1億画素はありますね。
そういうカメラの解像力やシャープ力が小型のAPSカメラで手に入るということで、そう考えれば面白い
カメラではあるんです。そしてセンサーにカラーフィルターがありませんから、感度が高くなります。
これで優位になるのが星間写真です。赤外線除去フィルターを取っ払えばさらに面白くなるんでしょうね。
そういう解像力とシャープ力で装着レンズを通せば、大体のレンズはボロをだします。弱点をひらけだし
オイラはこの程度でしたってなるわけです。
しかしながら、私はそんな究極の使い方はしません。(笑) わざと画素数を落としてJPEGで撮って、
フイルム時代の雰囲気が出ればそれで良いじゃないかというわけです。
私の写真とはそんなもんです。
