メーカー名 | NIKON CORPORATION |
機種名 | D800 |
ソフトウェア | Capture One 6 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 70mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/500sec. |
絞り値 | F11 |
露出補正値 | -0.3 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 800 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2048x1367 (1.62MB) |
撮影日時 | 2015-12-30 01:22:01 +0900 |
⑥-1
黒白の風景写真で私が気に入っているのが、茫洋として遠くに行くに従い消失するグラデーションです。
その消失感というのが遠近感を生むと言いますか、黒白写真独自の美学にもなっていると思ってます。
水墨画でもこのような手法を使います。遠くに行くにしたがって、墨を薄く表現するのですね。
黒白写真はカラーに比べて、解像力とシャープさに優れているのですが、この茫洋感覚はそれとは真逆
です。むしろ想像力を駆使させる手法となっています。これは極めて東洋的な感覚なのだろうと思って
います。カラー写真に於いてのボケ手法と同じかもしれません。
この茫洋にはフィルム時代でしたら粒子感、デジダルではノイズ感を加味することで、さらに味がでると
考えています。単なるグレイのグラデーションではなく、そこに情報消失の感覚を織り込むというか。