メーカー名 | PENTAX |
機種名 | K-5 II s |
ソフトウェア | Capture One 8 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 40mm |
露出制御モード | 絞り優先 |
シャッタースピード | 1/40sec. |
絞り値 | F4.0 |
露出補正値 | -0.7 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2048x1356 (997KB) |
撮影日時 | 2012-08-22 00:41:18 +0900 |
『免疫学問答』 安保徹&無能唱元著 河出文庫刊より抜粋
「命を賭ける」
無能…がん治療の本を読んでいたら次のように説明が書かれていました。それは膵臓がんについて。
「膵臓がんの治療は手術が基本です。」「このがんはリンパ節への転移が多いので、がんが出来て
いる部分と周囲のリンパ節を切除します。」とためらいもなく書かれています。
「がんが膵臓の頭部にできている場合は、膵臓全部を摘出し、十二指腸や胃、胆嚢の一部など、
膵臓周辺の臓器も摘出する場合があります。なお切除した周囲に放射線を照射したり、抗がん剤
を投与したりします。」
さて、この内容が医師から患者へ告げられた時、患者はどんな気持ちがするでしょうか。それは
死刑の宣告にも似た、ぞっとする内容であり、患者への衝撃は察するにあまりあるものです。
ほとんどの患者にとっては、その治療法について選択の余地はありません。ただ唯々諾々として、
手術、放射線、抗がん剤への行程に赴くのみでしょう。
先生…まあ、それが一般人の常識でしょうね。
無能…しかしここで大きく迷う人も出てくるのではないでしょうか。それは、手術、放射線、抗がん剤の
現代の三大医療をやめて、たとえば、玄米や菜食などをベースとした自然治療法などの道を選択
することです。また先生の自立神経免疫法を採用し、三大医療を一切放棄することです。
しかし、これは患者にとっては実に恐ろしいことです。なぜならそれはがんを直接攻撃したり、除去
することをやめることだからです。そして免疫力を高めるということを行い、その効力をじっと待つ
だけなのです。その間に、がん細胞は増殖してしまうかもしれないじゃないですか。
患者は迷い、周囲の人々に助言を求めます。しかし多くの場合、親しい人は三大医療の方を勧め、
がん直接攻撃の対症療法を採用するよう説得するのです。こうして繰り返し免疫能力は痛めつけ
られ、力を失い、患者は短期間のうちに死に到ります。私たちは、この有様を長い間見せ付けられ
てきたのです。
先生…しかもなお、多くの人達は目覚めようとしません。がんを直接攻撃することは、生命を直接攻撃
することであることを。
無能…患者は最終的には、代替療法に切り替えるかどうかは自分で選択し、決断しなければならない
のです。それは孤独な恐ろしいまでの決断です。なぜならばそれは、何ものにも替えがたい自分の
命を賭けることだからです。ここでの決断は、その人の人間力を試されるものであるかもしれません。