ライカ DIGILUX 3 作例

一眼レフ

フォーサーズマウント・フォーサーズ・750万画素

2006年10月31日発売

DIGILUX 3は、ライカが2006年に発表し、日本では同年10月下旬に発売したフォーサーズ規格のデジタル一眼レフである。中身はパナソニックのDMC-L1とほぼ同じで、ライカは銀色の外装と垂直に立つ軍艦部、ライカ指定の画像処理といった違いを加えた。L1より高い価格に見合う価値を、その外観と画作りに見いだせるかどうかが、この機種を選ぶうえでの分かれ目になる。

シリーズ
DIGILUX
位置付け
ライカ銘のフォーサーズ一眼レフ(パナソニックDMC-L1の兄弟機)
ライバル
D80 K10D

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投稿写真 42枚

大山

中望遠レンズで撮ってみました。

津山城

満開でした。日時訂正2022/04/02 pm16:54

残雪

高速道のインター展望台より撮影 日時訂正: 2022/4/1 AM7:58

コウノトリ

抱卵中かと思われます、巣から100m位離れた車中からの撮影です。

Camera Profile

DIGILUX 3について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

ライカは2006年9月、ケルンで開かれるフォトキナ(9月26日〜10月1日)を前にDIGILUX 3を発表した。1プレス DPReviewLeica DIGILUX 3 ライカカメラジャパンは9月15日、日本では10月下旬に発売すると伝えた。価格はオープンプライスで、ライカ銀座店での価格は338,000円だった。当面は標準ズーム「Leica D Vario-Elmarit 14-50mm F2.8-3.5 ASPH.」とのセットだけを販売するとした。2プレス デジカメ Watchライカ、フォーサーズ準拠のレンズ交換式デジタル一眼レフ「デジルックス 3」

兄弟機のDMC-L1は、同じレンズとのセットで2006年7月22日に発売されており、想定実売価格は25万円前後だった。3プレス ASCII.jp松下電器 初の一眼レフDMC-L1を発売(正式発表記事) DIGILUX 3はその約3カ月後に、L1の想定実売価格を上回る店頭価格で登場したことになる。

翌2007年7月には、DIGILUX 3にフォーサーズ―ライカRアダプター、APO Summicron R 180mm F2など4種から選ぶライカRマウントの望遠レンズ、双眼鏡を組み合わせた「ネイチャー・セット」を、Web登録と抽選による世界限定で発売すると伝えられた。4プレス デジカメ Watchライカ、「デジルックス3」と望遠レンズの限定セット

ラインナップ上の位置付け

DIGILUXの名は1998年のレンズ一体型コンパクトに始まる。2002年のDIGILUX 1からはパナソニックが提携先となり、デジカメWatchは、DIGILUX 1はLUMIX DMC-LC5、2003年のDIGILUX 2はDMC-LC1をそれぞれベースにしたと推察している。DIGILUX 3についても、同誌はDMC-L1をベースとした製品と推察した。同時にライカは「D-LUX3」と「V-LUX 1」も発表している。2プレス デジカメ Watchライカ、フォーサーズ準拠のレンズ交換式デジタル一眼レフ「デジルックス 3」

レンズ交換式になるにあたり、ライカは独自のマウントを用いず、4/3型(17.3×13mm)の撮像素子とマウントを核とするフォーサーズ規格を採用した。マウントはL1と共通である。1プレス DPReviewLeica DIGILUX 3

先代からの進化

シリーズの前作DIGILUX 2はレンズ一体型で、DIGILUX 3でシリーズはレンズ交換式の一眼レフになった。一方で操作の考え方は引き継がれている。DIGILUX 2も一体型ながら、鏡胴の絞り環と軍艦部のシャッタースピードダイヤルで操作するカメラだった。2プレス デジカメ Watchライカ、フォーサーズ準拠のレンズ交換式デジタル一眼レフ「デジルックス 3」

DIGILUX 3のキットレンズの絞り環は3分の1段刻みで、F2.8、4、5.6、8、11、16、22の目盛りとA位置を持つ。本体のシャッター速度ダイヤルと併せて露出を決め、両方をAにするとフルオートになる。5レビュー Photo ReviewLeica Digilux 3

ライバル機種との比較

兄弟機DMC-L1との違い

最も近い比較相手は兄弟機のDMC-L1である。仕様はほぼ同じで、外観や操作系のレイアウトもおおむね共通する。デジカメWatchはL1ベースの製品と推察し、DPReviewも本質的にはL1だと位置付けたが、いずれも媒体の見方であり、メーカーによる正式な説明は確認されていない。1プレス DPReviewLeica DIGILUX 3

見た目の違いは軍艦部にある。L1は軍艦部の上部が斜めに断ち落とされた黒一色のボディだが、DIGILUX 3は軍艦部が垂直に立ち、ライカのM型レンジファインダーにより近い姿になった。軍艦部、底面、背面液晶部は銀色である。2プレス デジカメ Watchライカ、フォーサーズ準拠のレンズ交換式デジタル一眼レフ「デジルックス 3」

中身の違いは画像処理に集まる。DPReviewは、画像処理にライカ指定の調整が加わっていると書いた。オーストラリアのレビューサイトPhoto Reviewによれば、ファームウェアの色とコントラストはL1より「欧州」寄りで、このファームウェアはL1には導入できない。ほかに、暗い場面で自動的にISO 800を選ばない、フラッシュオフの設定が電源を入れ直しても保たれるといった挙動の違いがあり、保証期間は3年(L1は1年)、Photoshop Elements 4.0が付属するとされる。5レビュー Photo ReviewLeica Digilux 3

10メガピクセル級の一眼レフとの価格差

兄弟機以外との比較では、価格と画素数が問題になる。オーストラリアでの希望小売価格は約3,800豪ドルとされ、Photo Reviewは、ニコンD40X・D80・D200、ペンタックスK10D、サムスンGX10といった10メガピクセル級の一眼レフが約半額で売られていると指摘した。有効750万画素のDIGILUX 3は、画素数で上回り価格は約半額という他社機と比べられることになった。5レビュー Photo ReviewLeica Digilux 3

開発の背景

土台となったL1は、レンズマウントの資産も一眼レフ開発の経験も持たなかったパナソニックが、2005年1月にオリンパスとの協業を発表して開発を進めたカメラである。有効750万画素のLive MOSセンサーとミラーボックスはオリンパスE-330と共通で、パナソニックは画像処理エンジン「ビーナスエンジンIII」によってオリンパスとは違う絵になると説明した。レンズはパナソニックが設計図を引き、光学特性データをライカに提出して修正のフィードバックを受ける形で共同開発された。企画段階では、ダイヤル操作によるアナログ的な操作感を残すべきだと考え、スタイルは当初から決まっていたという。6インタビュー デジカメ Watchカメラの本質にこだわった「DMC-L1」(PMA 2006 松下電器インタビュー)

DIGILUX 3も、ミラーアップして背面の2.5型液晶に映すライブビューと超音波ダストリダクションを備える。2プレス デジカメ Watchライカ、フォーサーズ準拠のレンズ交換式デジタル一眼レフ「デジルックス 3」 L1のライブビューについて、パナソニック自身は、半押しがなくなり、シャッターを切るとミラーが戻ってAEとAFを行ってから撮影するため、レリーズ時の遅れが大きいと認めていた。6インタビュー デジカメ Watchカメラの本質にこだわった「DMC-L1」(PMA 2006 松下電器インタビュー)

利用者の評判

価格.comの満足度は13件の集計で4.71と、カテゴリ平均の4.58を上回る。項目別ではデザインが4.83、画質が4.67と高い。一方、携帯性3.93、液晶3.99、機能性4.00、ホールド感4.18はカテゴリ平均を下回る。7レビュー 価格.comライカ DIGILUX 3 レビュー評価・評判

デザインと画質を評価し、ホールド感を弱点とする傾向は、海外の専門媒体のレビューとも重なる。そのレビューは、レトロなスタイリングが伝統派を引きつけるとし、画質を長所に、グリップの浅さを短所に挙げた。5レビュー Photo ReviewLeica Digilux 3

評価が高いのは外観と画質で、外観はライカがL1との差として手を加えた部分でもある。画素数や価格では同時期の一眼レフに譲るため、L1と同じ中身に上乗せされた金額を、ライカの外観と色に払えるかどうかがこの機種を選ぶ条件になる。

評判の出典

2件

内容の確認日: 2026年10月12日

DIGILUX 3で撮った写真の話題

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