メーカー名 | SIGMA |
機種名 | SD1 Merrill |
ソフトウェア | SIGMA Photo Pro 6.0.2 |
レンズ | 17-50mm |
焦点距離 | 26mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/200sec. |
絞り値 | F6.3 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 1568x2352 (3,895KB) |
撮影日時 | 2014-10-19 14:19:36 +0900 |
くどいようですが、山ではなく、谷の写真です。
シグマSD1M/17-50f2.8
等倍現像出力ではなく、1/2の出力です。
それだと、ややシャープさが失われるのがシグマの絵の特徴。
RAW現像って、いつも等倍(TIFF)出力をして
利用法に合わせて縮小リサイズ(JPEG保存)するのかと思っていました。
オリジナルデータのRAW、その実画像TIFF or Jpeg画像を常に保持されているのかなと。
直接縮小出力ってことしちゃうんですね~
それだと利用法に合わせた画質調整やデータ容量の調整が面倒ですね。
私の場合、保存データはRAWデータしか保存していません。
RAW出力は等倍TIFF出力が正統ですが、私は面倒なのでRAWから
直接JPEG出力をしています。そういう人が多いと思いますよ。
シグマソフト以外のRAWソフトは、出力時に細かくピクセル数や
圧縮度を調節できるんですが、シグマSPPはあまり融通が利きません。
現像ピクセル数は2倍、等倍、1/2倍ですか。
それと一般のカメラと違い、シグマのセンサーはその仕組上、ピクセル
数変更で画質が極端に劣化します。それで等倍のTIFFやJPEG出力が
基本となっていますが、ネット投稿では間引きするのがよいわけです。
私の経験では、シグマSPPから汎用ソフトへ持って行って画像処理
するのも悪くはないのですが、当然ながら画質は劣化の一途をたどる
ことになります。しかしこれはどのカメラのソフトでも同じことです。
シグマのカメラで撮った写真に魅力を感じる人がいるとすれば、
それの理由のひとつとして、あまり画像をいじくっていなくてオリジナル
画像に近いっていうことも挙げられるかもしれません。
シグマのカメラは、そのセンサーの構造上、ストレートしか投げられない
投手のようなもので、小技が効きません。バッターで言えばホームラン
しか打たないような選手です。だから三振空振りも多いんですね。
映像エンジンよりもセンサーの役割が高いカメラというべきでしょうか。
そういう融通の利かないカメラって、一般のユーザーは敬遠するわけ
ですが、稀にそういうカメラでも良いよっていうユーザーがいて、そういう
ユーザーしかシグマのカメラを使わないんですね。
そういうことでは最もフィルムカメラに近いカメラと言えそうです。
私は大昔、黒白フィルム自家現像をやっていましたから、自分で現像
やプリントで苦労するのが当たり前という感覚がありますから、如何に
良い画質の写真を撮るのが難しいかは知っているつもりです。
それで、シグマのカメラで撮って、良い画質の写真がなかなか撮れない
としても、それは十分に許せる範囲内なのです。
それでカラーフィルム写真(現像所でする)から写真を始めた人とは、
「おしん」度数が大分違うだろうと思いますね。
TIFF実画を~と思ったのは
現像の仕上げ具合って、その時の心情というか思い入れによって仕上がっていると思うのです。
撮ってすぐ現像したのと、数年後現像したのでは様子が違っていると思います。
ポップにしたくなるかもしれないし深遠にしたくなるかもしれない。
絵作りってそういうものだと思うのです。
画像劣化に関しては、データとしてのデジタルな美しさは劣化をしますが
絵としてのクオリティが必ずしも劣化するかというと、それは違います。
より優れた表情を持つ絵にすることが可能だからです。人の心情に於いてです。
暗室の緊張感って私も好きでした。
赤いライト焼き込む「間」現像液の匂い素敵です。今は懐かしむだけですが...。
あ、ハンドルが~s~とだけにするの忘れてました。
以後ずっとsで。(笑)
Sさんの仰る通りですね。
>画像劣化に関しては、データとしてのデジタルな美しさは劣化をしますが
>絵としてのクオリティが必ずしも劣化するかというと、それは違います。
それで私も画質劣化を試みず、撮影時にワイドコンバーターレンズを装着
して使っています。確実に画質は、特に周辺部が大きく劣化するんですが、
それはそれでよいのだと考えているのです。
メーカーはオリジナル画質に於いて、最高の画質を出すように努力をして
くれていますが、それはあくまでもベース画質です。それを使ってユーザー
が各々独自の画像に仕上げていけばよいだけの話です。
ベース画質をただ有難がる必要はさらさらありません。ただ独自のユニーク
な画質に仕上げるのには、ユーザーは技術力を磨く必要があります。
それはなかなか難しいなあっていうところですね。(^^;
シグマの画質は、そのベース画質が飛び抜けて素晴らしいのですが、
ところが、この画質は、あんまり融通が利かないというところがあります。
ベイヤーカメラ、キヤノンのように画像処理に融通が利くカメラとはちょっと
違うという感じです。
とにかくシグマは画像処理が苦手。
シグマの画質はもっともフィルム写真の画質に似ているところがあると
申しましたが、それは融通の効かなさという意味でも然りなのです。
シグマはとっても不便なカメラです。普通のデジタルカメラと比べれば
本当にそう思います。
誤解を招くといけないので再確認しておきますが、最近のシグマは露出度、
ホワイトバランスなど、画質は非常に安定してきて、失敗ショットというのが
ほとんどなくなりました。不安定だったのは過去のシグマカメラですね。
しかし、とにかくデータ量が大きくてPCの負荷が大きい。RAW現像できる
ソフトはシグマSPPしかない。そのSPPは最低限の画像補正機能しかなく、
他のソフトの手助けが必要と、(これは正直かなり面倒です)、とにかく
不便極まりないという印象を多くの人は持たれるのじゃないでしょうか。
私も実はかなりシグマのデータ量に身体がまいっているところがあります。
それで最近は軽いデータ量の初期型DPリーズも併用しているのです。