無題・追加
Exif情報
メーカー名 SIGMA
機種名 dp2 Quattro
ソフトウェア SIGMA Photo Pro 6.2.0
レンズ 30mm F2.8
焦点距離 30mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/200sec.
絞り値 F5.6
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 2712x1808 (3,470KB)
撮影日時 2015-06-06 17:27:17 +0900

1   kusanagi   2015/7/19 12:12

私がデジカメ依存症、及び漏洩電磁波から脱出しようとして使ったアイテムは
三脚でした。
三脚は大昔のメカニカルカメラの時代からあります。カメラは電気的にどんどん
と発展していったのですが、三脚の方は素材がカーボンやマグネシウムになった
くらいで、今もほとんど変化していません。
それで、今でも三脚を使うっていうのは、安易なことではないんですね。
とくに車を使わないで三脚撮影をするとなると、殆どの方はギブアップすると
思います。

やはり三脚の存在感は相当なものです。
その三脚を担いで何時間も歩くことは考えただけでも撮影意欲が失われていく
でしょうから。(^^;
ということで、三脚というのは現在では、過剰になりがちな写真撮影をセーブ
する為の大切な役割を担っているということになります。

三脚は撮影の為の道具として普通は捉えているのですが、撮影を億劫がらせる
為のアイテムだとは何とも皮肉ですね。(^^;
しかし三脚はアナログ故に、電気式カメラを機械式カメラに事実上変換すると
いう極めて優れた道具でもあるんです。
漏洩電磁波というのは無限に飛ぶ電磁波ではありません。距離の2乗に反比例
して減衰していきますから、三脚に立てたカメラから30センチも離れれば電磁波
は無害になってしまいます。

ですから、三脚を立てなくとも、カメラ背面のライブビュー画面を見て、30センチ
も顔から離して撮影すれば、少なくとも大切なご自身の脳は被曝しません。
ただしカメラを持つ手は被曝しますが、これはさほど問題ではないと現時点では
考えています。
特に、カメラの放つスパイク波が問題ではないかとの、私の最新の考察では
とりあえず手の被曝はさほど問題視されませんが、ただ手の神経は脳と密接に
繋がっているのは確かです。
しかし気に病めば際限がないというのもアレですから、ライブビュー撮影は
OKであるとしましょう。(^^;

私が切に待ち望んでいるのは、メカニカルカメラのデジカメです。
もしくはフィルムカメラにセットアップできるデジタルモジュールですね。
しかしこれはもう、実現不可能な時代になりました。
それで、これから望みたいカメラは、完全な電子シャッター(メカニカルシャッター
を一切持たない撮像素子でのシャッター)を採用したミラーレスカメラです。
これは大いに実現性があります。というか実現は目前です。
とりあえず、現時点でもっとも安全で依存症にかかりにくいカメラは、レンズシャッター
を採用したコンデジですかね。

ミラーレス方式を採用するカメラがどんどんとリリースされ、デジイチすらもミラーレス
カメラと同様に使えるようになった現在では、その最深部の動向としてやはり
漏洩電磁波を減らすという技術的方向があるのは間違いがないでしょう。
最終的には、カメラは一切の可動部を持たない、つまりモーターを非搭載した
カメラになるのは間違いがありません。
その時点で、初めてカメラはデジタルカメラになったと言えるのでしょう。
現時点ではまだまだフィルム的なアナログ電気式カメラなんですね。

パソコンに於いても漏洩電磁波問題は、ほぼ殆んど解決されています。
昔はVRTブラウン管モニターの放つ電磁波は大変問題でしたし、それが液晶
モニターになりました。そのモニターも最新のモニターほど低電磁波です。
HDDもソリッド型SSDになり電磁波が出なくなり、冷却ファンもヒートシンクの採用で
ファンは低出力になっています。

カメラの中で最も電磁波を発していたのは、フィルムカメラのモータードライブ
カメラでした。ミラー・シャッターに加えて、フィルム送給があったのですから
作動音も電磁波もべらぼうでしたね。
しかしカメラの電磁波が問題視されるようになったのはテジタルになって
からです。もちろんショット数が大きく増えたからですね。

こんな具合で、あと10年も経たずにカメラは電磁波問題からは全くフリーになる
でしょう。技術の革新とはそういうものです。
シャッターも撮像素子の電子式になり、絞りも液晶絞り方式になれば可動部
はゼロになりますから。(AFは無論超音波モーターです)
そういうことで、現在のカメラは技術的な過度期になりますね。
ここまで書いてきて、もしかすればデジタルだから電磁波が出るのだと考えて
おられる方がまだ居るかも知れないと不安になりました。

実はデジタル肝心部分であるの撮像素子や電子基盤からは電磁波は出でおりません。
電磁波が出るのはモーター部分だけです。もしくは電磁機クラッチですか。
カメラは直流方式なので基盤からは電場も磁場もでないのです。しかしモーター
からは直流モーターとは言え、磁場がでます。それが問題なので、例えば
エプソンの機械式カメラにデジタルモジュールを積んだカメラがありましたが
安全なカメラでした。(今は生産されていないカメラです)
ちょっと適当に書いているところもありますが、あまり細かく書くと文章になりま
せんので簡略にかいています。

それで、カメラの電磁波は解決される見通しは立っているのですが、デジタル
写真には、もう一つの難題、課題があるんですね。
それはモニターで見ることがデジタルカメラを成立させているという根本のこと
なので、この解決はかなり先になります。
それはパソコンのモニターの発する人工光の医学的見地から出てくるんですね。
ブルーライト症候群と言ったような問題ですね。これも視覚から脳内のホルモン
異常をきたして、最近はスマホなどのモバイル機器までも問題視されつつあります。

この問題を解決するのは難題でして、とりあえずは輝度調整などの小技を
やっていくしかありません。根本的な解決策は紙ベースのプリントなのですが、
それでもモニターの役割は減ずるものではありません。
電子書籍が普及しないのは、要は人間は紙ベースが最も相応しいということ
だと考えています。

そういうわけで、まとこにデジタル写真というのは、安易にやれるのではあり
ますが、それゆえに諸問題は多いのだということになります。
一番無難なのは、デジタル写真を止めることである。(^^; などと言ってしまえれば
サイコーなのですが、そうは行かないですよね。
とにかく、安易なやり方は依存症の範疇であり、必ず付随するマイナスの部分
があるのだと認識することだと思っています。

こういう話を話題にすると写真好きな方には、感情的に嫌気がするのは当たり前
ですが、それでもいくばくかの思い当たる節が自分にもあると察していただければ、
その方は依存症からは大丈夫かなって思っています。

ネイチャーフォトが言われてから随分と時間がたつのですが、結局はネイチャー
は芸術写真のひとつである風景写真に飲み込まれてしまったかのようです。
ネイチャーフォトは当時の、環境問題という意識改革が根本にはあったのだろうと
思いますが、その為に使うカメラや写真自体が、あまりネイチャーではなかったとう
不具合感があって、それでなんとなく流行らなくなってしまったのかもしれません。

改めてネイチャーフォトとは何かと問えば、それにはまず、カメラやモニターという
機材から身体的実感を伴って問いただしていかなければならないんですね。
ネイチャーフォトはただ単に、大自然の光景を撮影することではないと考えて
おります。そんなものは表面的なものでして、本当のネイチャーフォトとは、まず
撮影者が健全で健康であるべきだ、という大きな前提が必要であると考えるからです。

stoneさんか、デジタル写真は写真であるのは撮影までで、その後は画像である
と仰っていましたが、そうなってくると、撮影ということの重要性が如何に大事で
あるか。ということになってきます。
単なる画像論を越えて、写真という行為論の問い直しが急務かと考えています。

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