秋の月山弥陀ヶ原湿原
Exif情報
メーカー名 NIKON CORPORATION
機種名 D4S
ソフトウェア Capture NX 2.4.7 W
レンズ 20mm F1.8
焦点距離 20mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/60sec.
絞り値 F4.0
露出補正値 -0.7
測光モード スポット測光
ISO感度 100
ホワイトバランス 晴天
フラッシュ なし
サイズ 1682x1119 (1,495KB)
撮影日時 2014-04-14 05:04:21 +0900

1   zzr   2015/9/26 12:41

地塘という小さな池が点在してます。
奥に見えるのは鳥海山。

2   kusanagi   2015/9/26 21:01

ウィキペディアでは
池塘、地塘、池溏(ちとう)は、湿原の泥炭層にできる池沼である。高層湿原が形成される
過程において、堆積した泥炭層の隙間が水で涵養された部分ができる。これが池塘であり、
周囲とは隔絶された環境であるため、独特の生物相ができる。池塘と池塘の間は地上、地下
の水路でつながり、時に泥炭層の一部が浮島として浮遊することもある。
とあります。
ちなみに、泥炭は石炭ではてなく、低気温地域の沼地で草が水中で折り重なってできる
ものだそうです。微生物が有機物を分解する速度を上回った時に泥炭が形成されるもので、
ですから現在も泥炭は作られていることなりますね。
本物の石炭は、菌類などの微生物がまだ高度に進化していなかった時代にできたものですから、
つまり樹木の大木が腐敗せず、水中とはいわず折り重なって化石化したものなので、もう今では
新たに作られることはないでしょう。

画面の右側には、クマ笹なんかも見えるのかな?

3   zzr   2015/9/27 14:00

高層湿原って高いトコにあるって意味じゃ無かったんですね。感違いしてました ^_^;
泥炭は石炭の初期段階という文章もありますね。
あと、ウィスキーのあの香りの元なんだそうです。

はじっこに写ってるのは笹です。
笹は詳しくないので熊笹かは分からないですけど前に投稿した月山の紅葉の緑の部分は全部この笹です。

4   zzr   2015/9/28 05:52

kusanagiさん、おはようございます。
私がコメントした石炭〜の部分は泥炭って何?という質問箱の問いに回答者が分かりやすく説明されたもののようです。
kusanagiさんの長文は勉強になります。
政治関連のお話も今までは興味は無かったのですが最近色々と見るようになりました ^_^

5   kusanagi   2015/9/28 00:04

まずウイキぺディアで「菌類」を調べてください。
キノコ・カビ・酵母の総称とあります。地衣類なんかもそうです。
それで、キノコの出現時期では、
http://www.kinokkusu.co.jp/etc/09zatugaku/mame/mame03-3.html
恐竜時代の終わりである2億年ほど前の「白亜紀」時代に地球上に出現
したそうです。

通称、石炭紀と呼ばれるのは、古生代の後半で、デボン紀の後、ペルム紀
の前の時代を指し、これはおおよそ現在より3億5920万年前から2億9900万年
前までの時期にあたる。とされます。
つまり、石炭が形成された時期は、まだキノコの菌類は地上に存在していなかった
のです。

倒れた樹木を圧倒的な作用で分解するのは菌類でしょうか。微生物なども腐敗と
して分解しますがやはり菌類には敵わないでしょう。
それで石炭紀には次々と大地に植生し、寿命を迎えて地面に倒れた樹木は
折り重なって分解されずに大地に積み重なっていったのではありますまいか。
それが土砂に埋もれて地中深く高圧高熱下で圧縮された結果、石炭になったの
じゃないかと想像しています。
http://www.jcoal.or.jp/publication/s1-1.pdf

湿原で草が水中で折り重なってできるのが泥炭ですが、これはあくまで草なの
であり、低温水中化で微生物の腐敗を避けられということですし、また石炭の
ような大樹木の石炭化石ではありません。現在の泥炭はあくまで草の泥炭であり、
昔の石炭とは成り立ちが違うように思います。

また腐敗や発酵をするのは細菌、真菌、酵母など微生物などですが、これも昔は
未発達で、たとえば石油や天然ガスが形成された時代では、現在のような強力な
分解機能の作用を生物種はまだ出現していなかったのかもしれません。

石油は石炭と違い、浅い海で生息してたプランクトンや動物や藻類の死骸が折り重
なって海底の地中に埋もれ高圧化で石油となったみたいですが、そのような現象は
現在では考えにくいですね。プランクトンや魚類などの死骸は海底下ですぐさま
甲殻類などに食われて分解され、さらに微生物で無機類にまで分解されるからです。
そんな具合で、昔は現在のような多様な生物群の展開による分解作用がなかったのだ
と思われます。

ウイキぺディアの「石炭」の項目では、
現在の地球上では枯れて倒れた樹木は大半がシロアリやキノコに代表される菌類や
微生物によって分解されてしまうが、石炭ができるためには完全に分解される前に
地中に埋没することが必要である。
特に古生代においてはそれら分解者が、まだ出現していなかったり少数派であった
ため大量の植物群が分解前に埋没していた。植物の遺体が分解されずに堆積する
場所として湿原や湿地帯があげられる。
これらの場所においては植物の死体は酸素の少ない水中に沈むことによって生物に
よる分解が十分進まず、分解されずに残った組織が泥炭となって堆積する。
泥炭は植物が石炭になる入り口とされている。
他の成因として、大規模な洪水で大量の樹木が湖底等の低地に流れ込んで土砂に
埋まることも考えられる。地中に埋まった植物は年代を経るに従って
泥炭→褐炭→歴青炭→無煙炭 に変わってゆく。この変化を石炭化と呼ぶ。
・・・とあります。
現在でもある程度の、草などによる泥炭は作られていますが、その規模があまりにも
小さく石炭化までには至らないように思います。

余談ですが、褐炭という品位の低い石炭があるのですが、埋蔵量は膨大で多いのです。
しかし採掘から後の運搬に適さず、あまり利用されていません。
これを採掘地でプラントを建て水素等として取り出すことが注目されていて、それが
水素エネルギー社会の基幹ルートになる可能性があります。
というか、実際に褐炭の利用を日本の各企業も目指していて、トヨタの水素自動車も
これを前提にして成り立つようになっているのです。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD100H5_Q1A810C1000000/

そして何と言っても日本にとって開発が急務なのは、メタンハイドレードですね。
しかし日本は米国にエネルギー政策を牛耳られて何度も煮え湯を飲まされていますので、
今度もそうなるのじゃないかと及び腰なんですね。しかし一旦発露が開かれると圧倒的に
開発力があるのは日本です。
メタンハイドレードは日本近海に数多く賦存してますので地の利もあります。とにかく
国産のエネルギー開発は日本の長年の夢ですからね。

こういうのを書くと私は止まらなくなるというか。(笑)
私の関心は、エネルギー関連、ヘビーインダストリーとかミリタリーなんですね。それから
情報部門も好きでして、情報と同義語とも言うべき金融とかインベストメントも関心が芽生えて
きています。昔は国際経済や国際政治とか言ってましたよね。
情報というと、I T(アイティ)とかネットとかを言うだけじゃなくて、本当は金融や軍事や
政治での分析力のことをいうのですが、日本はこの分野がめちゃ弱いですね。それはどうも
日本語の成り立ちそのものと深く関係しているような気がしています。

しかし、日本はエネルギーを含めて重工業の分野はとても優れています。この分野は、
米国と欧州と日本という、3地域の先進国群しかないんですね。
日本のように小さな国土でこれほどに重工業力が発達したのは脅威ですが、とにかく
モノ作りに適した地球的な地政学があるんでしょう。

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