メーカー名 | SIGMA |
機種名 | DP2S |
ソフトウェア | SIGMA Photo Pro 6.2.0 |
レンズ | 24mm F2.8 |
焦点距離 | 24mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/250sec. |
絞り値 | F6.3 |
露出補正値 | -1.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2640x1760 (2,184KB) |
撮影日時 | 2010-01-01 03:07:53 +0900 |
極楽浄土の海
昔の権力者は西方浄土へ行くために、色々(色の漢字がおおいな)と努力してきました・・・臨終の間際・・阿弥陀如来像の指と自分の指を糸でむすんだり
色即是空空即是色 色は実態があるが、それも空からなっている
人は、皆、色を見て 魅惑され 空もまた、色である
女人は光ものに弱く 男の子は光学ガラスに弱い
( 笑休禅師 )
この燧灘は何度も船で航行したことがあるんですが、海の恐怖感という
ものをあまり感じないですみます。どこまで行っても穏やかで多少の潮の
流れがあるだけ。
理由は簡単です。平均水深20メートルの平らな平野に、海の潮が入っている
だけですから。30メートルも海抜が下がれば、ここは緑の平原になるだけです。
補陀落渡海というのがあります。太平洋の大海原に向かって漕ぎだしてゆく。
もちろん帰りの便はありません。
そこは水深数千メートルの巨大な水塊というか、潮の膨大なエネルギーの
流れというか、正に人知を超えたなにものかです。
補陀落渡海に比べれば、この浄土の海は適度な現世利益の生ぬるさがあって
なんとも人間的で心地よいと思いますよ。(^^;
瀬戸内は里海思想の発祥であり、この21世紀思想の始まりが垣間見えるように
なるのではと考えています。
海を人知で再生するにはちょうどよい大きさというか狭さであって、これが
日本海とか地中海となると大きすぎるわけです。ましてや太平洋では。
しかし時代は環太平洋経済圏とか言って、世界の半分を占める太平洋を挟んで
グローバルな経済が始動しています。また世界中で深海から石油やガスや、
さらにこれからはメタンハイドレードも採るようになるでしょう。
しかしそんな巨大装置といえども、閉じられた地球環境という観点からみれば、
瀬戸内の海と基本的には同じなんです。
宝石もレンズも光物という点では同じです。(^^;
三種の神器のひとつは鏡。ひかりものです。通貨を保証するものはゴールド。
これも光りもの。写真家が好む朝日や夕日も当然に光りもの。
光るものというのは全ては太陽に収斂するんですね。太陽の象徴。それが
この世の最大の共同幻想です。これがなければ世界は成り立ちません。
猫の眼。これも太陽の化身であって、目は口ほどにものを言う、となります。
カメラのレンズ。それも太陽の眼の化身です。