メーカー名 | SONY |
機種名 | α7R |
ソフトウェア | Capture One 7 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | |
露出制御モード | 絞り優先 |
シャッタースピード | 1/125sec. |
絞り値 | F0.0 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 400 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 1335x2000 (2,502KB) |
撮影日時 | 2016-02-14 17:38:40 +0900 |
アルファ7でもって、マウントアダプターを介して、古いマニュアルレンズを付けたり外したり
して遊んでいるのですが、改めて気がついたことは、AFレンズではない古いマニュアルレンズ
はとても小ぶりであるという事実でした。
昔のレンズはこんなに小さかったのだと改めて思い至りました。
確かに現在のフルサイズデジタルの画質基準から言えば、周辺部分はお話にならない
レベルだと思うけど、そんなに周辺の画質が大事なのかなって考えると、真ん中さえきっちり
とピントが合い、画質も良ければそれでいいじゃないかということです。
それよりも小ぶりなレンズは機動性があるのです。小ぶりな単焦点レンズを多目にバックの
中に入れても移動にはさほど苦にならない。
これが今だったら、大きなAFズームレンズ一本を着けてそれだけで撮影を済ますっていうこと
だと思います。大きな1本か、小ぶりな数本か。そういう選択になろうかと思いますね。
そういうのは、多分、撮影者の撮影スタイルと密接に関わっていると言えそうです。
とにかく古いマニュアルレンズを久しぶりに取り出してみて、大昔の自分がふつふつと蘇って
くるような気分がします。すっかりと忘れていた感覚がオールドレンズから染み出てくるかの
ようです。
オリンパスOM、ペンタックスM42、キヤノンFD、ニコンAI、ミノルタMD、コンタックスRTS・・・
こういう時代のレンズは自分の青春の思い出が詰まっているし、そういうことを知らない今の
若い人が使っても、小ぶりな凝縮感のあるレンズは新鮮だろうと思います。
何と言っても適度に粘り気のある調整幅の広いピントリング(ヘリコイド)の感覚が素晴らしい。
最近はクラシックな外観を纏ったカメラが多数出ています。しかしカメラの外観だけをクラシック
にしても、その本当のエッセンスは味わえない。昔の良さを体験しようと思えば、やはり実際に
古いレンズを着けて実際に使ってみるしか方法はないはずです。
それにしてもなぜ、最近の製品はクラシックなイメージを求めるのだろうか。
もちろんその根底には行き過ぎたオートマチック、デジタル指向に疑問を持ち始めた人が多く
なったからではないでしょうか。商品開発者はそういう時代の気分を敏感に取り込み始めている
のでしょう。
外観だけのクラシックデザインに満足する人間は多いです。9割方はそうでしょう。
しかし本物のマニュアルなアナログ性を追体験してみたいという人間も必ずいます。そういう
人間が写真好きならば、最近はとても良い時代になりました。