受粉を昆虫に媒介してもらう植物を虫媒花といいます。畦道に春の訪れを告げるオオイヌノフグリ、朝の陽射しとともに開花し、陽が暮れると萎んで散ってしまう”一日花”。その短い開花の間に受粉を手伝っているのはハナアブの仲間”キベリヒラタアブ”です。体長1センチに満たない小さなハナアブですが、見事なトラ縞模様です。腹這いになってオオイヌノフグリをマクロで覗いていたら、ピョンと飛び込んできました。
足元にも小さな花が咲き始め昆虫達にも忙しい季節の到来、 昼の日差しを浴びて光る身体が暖かさを感じさせてくれます。 腹這いでマクロでの撮影、上ばかり見ていては見逃してしまいそうな身近な春の景色ですね。
アブの体の模様が鮮明できれいに写っていますね。可憐な花の青も効いていて、暖かそうな日差しが感じられ里山ののどかなひと時でしょうか。
masaさん、おはようございます。オオイヌノフグリ自体が極小の花、その花にとまったアブを見事なピントで射抜いていますね。ところで、180mmでこの距離感ってどれぐらいなものなのですか?
ペン太さん腹這い撮影、私は勝手に全日本匍匐組合などと名乗っていますが、アリンコが見た世界はワンダーランドです。嵌ると抜けられなくなります。鳥撮りでは上ばかり見上げて首が痛くなりますが、腹這いマクロでは腹筋が痛くなります。CAPAさん里山の一角にある開けた草原です。ヒイメオドリコソウ、タネツケバナ、ナズナなどがオオイヌノフグリを追いかけるように咲き始めます。ヒラタアブの仲間の中ではこのキベリヒラタアブの模様がひときわ鮮やかです。青い花に止まってくれてラッキーでした。EkioさんSIGMA APO MACRO F2.8 180mmの最短撮影距離は48cm。レンズとフードで30cmほどありますので、この時はフードの先18cmくらいのところにアブがいたことになります。花に止まっている蝶や蜂を見つけてジワジワ近寄っていくと50センチくらいのところで大抵気付かれて逃げられます。今回のように寄れたのは最短距離で花を撮っていたらそこにアブが飛び込んできたからです。腹這いになって両肘でカメラを支えて撮っていると、虫さんたちにはじっとしている動かないものに見えるんでしょうね。
シグマの180mmマクロは私のタムロン180mmマクロより値段にして2.5倍、手ぶれ補正付き、羨ましいです。>私は勝手に全日本匍匐組合などと名乗っていますが他人の理解や共感を得ることよりも大切にしたいものが自分の中にある、という意味では、私の流し撮りと同じですね。
あたいまえっちゃぁ、そうなんですが、こんな小さな花にも、虫が訪れるんですね。改めて、再認識したりして。足元に、オオイヌノフグリが目立つ季節になってきました。
ポゥさんSIGMA APO MACRO 180mmは、初代のF3.5から今のF2.8に至るまで10年に亘って私の花撮り・虫撮りの相棒です。重たいけれど、大きなピントリングをマニュアル操作しながら、微妙な合焦域を探る醍醐味に嵌っています。Booth-Kさん小さな花には小さな虫、大きな花には大きな虫が来ます。花粉症で人々を悩ませるスギの花は風媒花で虫の助けは借りません。虫なら少量の花粉を確実に同種の花の雌しべに運んでくれますが、風媒花はものすごく大量の花粉を撒き散らすんです。ブタクサもそうです。自然の摂理は奥が深く興味が尽きません。
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