今風の・・・その2
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS M
ソフトウェア Capture One 7 Windows
レンズ
焦点距離 10.0mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/32sec.
絞り値 F3.5
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 125
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2048x1365 (1,461KB)
撮影日時 2016-10-30 13:57:10 +0900

1   kawasaki   2016/10/30 22:24

先の大戦時に開発製造された飛燕です。
バイクじゃなくて後ろの戦闘機。(^^;

2   kusanagi   2016/10/30 23:08

いつのまにやら航空機ファンとなってしまった私としては、この日本で唯一の液冷式
戦闘機、飛燕(ひえん)はどうしても見てみたかった機体です。
過給器付き(スーパーチャージャーだと思う)ベンツ設計カワサキ製造エンジン搭載の
戦闘機は失敗作だったようですが、とにかく当時の技術でもここまではやれたという
証になっています。
戦後70年と言いますが、我が国日本の技術力はあれから今、何処まで発展したのだろうか。
技術史的には過給器の技術が、現在のジェットエンジンのそれに生かされているというか、
大本になっているのです。
それはカメラで言えば、AFセンサーが発展してデジタルカメラのイメージセンサーとなった
のと同じですね。

国を、この日本を根本で支えているのは技術力です。これがなければ資源があろうとも
二流国に甘んじざるを得ないのです。その科学技術力があれば国土も狭く資源が乏しくとも
他国と互角にやっていけるのですし。

そう思えば、写真というのもたとえ趣味であっても、ユーザー一人ひとりに技術力というもの
が求められるはずです。
口先だけの写真術で偉そうなことを言うな。と、言いたいわけです。
アメリカの自動車文化は凄くて、たとえビック3がトヨタに負けようとも、アメリカ人のユーザー
自身は、真に技術力があって自分で車を直して使い続けることができるんです。
その国民としての技術力の層の厚さは日本よりも勝っているのでは、と思います。
さあて、下らないコメント合戦なんか止めて、写真やカメラの技術力というものを磨こうではないか。
と言いたいのだけど、下り坂まっしぐらの日本人にはもう無理なんだろうかな。

3   zzr   2016/10/31 23:18

kusanagiさん、こんばんは。
飛燕、名前は知っておりますが細部まで見るのは初めてです。
エンジンはベンツ設計だったんですか。
そう言われると排気管辺りの形状が似てると思いました。
(写真でメッサーシュミットの戦闘機を見た事はないですが、昔好きで読んでた松本零士さんの漫画に出てます ^_^ )

4   府中の裏街道   2016/11/1 16:11

kawasakiさん、こんにちは。
向こうの一枚はおもちゃにも見えますね。
こちらは静かで良いですよ。^^

5   kusanagi   2016/11/1 22:46

飛燕は多分世界中でこの一機だけが現存しているみたいです。以前は鹿児島の知覧記念館で
展示されていたのですが、修復の為に製造された現川崎重工に預かられていたものです。
それが仕上がったということで、神戸の川崎で展示されたんですね。
確か近代産業遺物に指定されているとかで、できるだけオリジナルに拘った修復を試みて
いますので、ピカピカというわけではありません。

日本は大戦の軍用機に対して冷たいというか、戦争の記憶を呼び起こすものは伏せておきたい
という左翼的気分が国民にあるのかも知れませんが、やはり過去の歴史に対して誠意を持って
対処し保存していきたいものですね。
私は軍事マニアではありませんが、その国の技術力のバロメーターとなる航空機産業には興味
が尽きません。日本は船舶や鉄道、自動車では世界一になりましたが、航空機は未だ二流国
に甘んじています。これをなんとかしなければなりませんね。

この飛燕の液冷エンジンはメッサーシュミットに搭載されていたベンツ製のエンジンのコピー版
だろうと思います。V型12気筒過給器付きの長大なエンジンでして、その搭載されていた機関は
取り出して別に展示されておりました。
零戦の空冷エンジンと比べれば凄く大きく重いもので、それを収める飛燕の機体はロングノーズ
となっています。空冷だとプロペラの背後に空気取り入れ口があるんですが、飛燕にはそれが
なく、プロペラと胴体は面イチとなっていて、それがかっこ良くて、航空ファンを問わず人気のある
戦闘機です。

実際に展示場は大勢の人で混みあい、じっくりと機体に向き合う余裕がありませんでした。
以前見た愛媛の紫電改は見学者も少なくて静かに見学でき、自分のイマジネーションを高めること
ができたんですが、今回はそれは叶いませんでした。
そこが残念でしたが、それでも多くの人達がこの戦闘機に感心を持たれていたことは、日本の
歴史を正しく再評価することにも繋がり、良い傾向だと思っています。

松本零士の漫画とは、もしかしてこれではありませんか?
https://www.youtube.com/watch?v=aXBbNtj2PfY
これはメッサーシュミットではなくて、フォッケウルフ Ta(タンク)152と言って、多分搭載されている
エンジンは、BMW製の空冷エンジンのようです。

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