消ゆる響き
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 5D Mark III
ソフトウェア Digital Photo Professional
レンズ EF70-200mm f/2.8L IS II USM
焦点距離 70mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/10sec.
絞り値 F16
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 400
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 3000x2000 (5,485KB)
撮影日時 2017-06-09 05:13:05 +0900

1   ポゥ   2017/6/14 21:25

シャープネスをカット、ノイズリダクションを微増させ、
あえて解像度を落とし気味に現像してみました。
霧の写真は、被写界深度が浅いと霧とボケの違いが希薄になるので
絞り込んだ方が良い場合が多そうであり、露出は、白飛び覚悟くらいの
オーバー目がいい雰囲気になるような気がします。

タイトルは、東山魁夷の「緑響く」から。
右の樹は、1本の樹が根元付近で二股に分かれたものであり、
この隙間を描写しつつ、足元のカキツバタを構図に入れるのに
ちょっと苦労しました。
居谷里は遊歩道際に木立が並び、湿原を「覗き見る」状況が
ほとんどなので、どうしても望遠の出番が多くなります。

2   Ekio   2017/6/14 21:57

ポゥさん、こんばんは。
樹が主題であれば、霧は脇役と言うことになってしまうものですが、全体のイメージの昇華が素晴らしいですね。
絞ることで、その意図を作り上げる技量に感服します。

3   Booth-K   2017/6/14 22:56

絞っているのに平面的にならないのは、経験、熟考された成果ですね。霧の中で存在感のある輝く紫の色彩も、白飛び覚悟の露出が効いていると思います。ぼーっと見ていたくなる風景ですね。

4   エゾメバル   2017/6/15 09:19

>シャープネスをカット、ノイズリダクションを微増させ、
あえて解像度を落とし気味に現像してみました。
現像の妙味がこういうところに出てくるのか、と思わせてくれる作品ですね。
 先日の円山公園での木の写真から、自分のイメージを表現するための現像時の加工の工夫も、魅力的だなあと思うようになりました。

 薄い霧の表現が実に素晴らしいです。

5   ペン太    2017/6/15 20:09

端的ですが、構図の奥が見えなくなる程の霧の中の
 カキツバタの群生の、湿気?しっとり感。。見事に表現されていると思います。

この様な、かなり深い霧の中での撮影は経験が無いので
 この絵のそれぞれの設定値を、いざと言う時の参考値にさせて頂きます。

6   ポゥ   2017/6/15 22:49

皆様、コメントをいただきありがとうございます。
いくらか窮屈な構図ですが、「覗き見る」状況である関係で、
これが精いっぱいでした。
とは言っても、これ以上広角で撮る必要も無いとも思ってます。
今アップ中の居谷里の霧の写真は、いずれもシャープネスを
極力弱くして、その分透明感と瑞々しさを持たせている。
つもりです。
NRも、いつもであれば高ISOでなければカットしますが、
今回はON、もしくはこの写真みたいに微増している場合が
多いです。

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