| メーカー名 | NIKON CORPORATION |
| 機種名 | D2X |
| ソフトウェア | Capture One 6 Windows |
| レンズ | |
| 焦点距離 | 16mm |
| 露出制御モード | ノーマルプログラム |
| シャッタースピード | 1/100sec. |
| 絞り値 | F5.0 |
| 露出補正値 | -0.3 |
| 測光モード | 分割測光 |
| ISO感度 | 400 |
| ホワイトバランス | |
| フラッシュ | なし |
| サイズ | 2048x1122 (1,660KB) |
| 撮影日時 | 2017-08-11 18:47:26 +0900 |
道のりは、しばしば時間軸の歴史というものを凝縮しています。特に古道はそうです。
その道を歩くのは、私の脳内の刺激にもなって、私自身の個人史をも駆動させ延展させていくのです。
脳内にぐるぐると数多の思いが回転し、歩き終わった時には何らかの結末というものが出てきます。
このように写真の撮影というものは、しばしダイナミックで決して静止したものではありません。
写真撮影から「歩き」というものが無くなった時、私の写真はその存在意義を失います。
しかし「歩き」がある限り、私の写真は我一人で完結するものであって、他者の助けを借りる必要性がありません。
おはようございます。
古い商店と店先のビニール暖簾が通った車の風で揺れてるのでしょうか。
こちらにもありそうな風景ですがなんとなく惹かれる一枚です。
こういった場面ですが撮っておいて良かったなと思う事あります。
逆に撮らないでしまって後で気になったり。
大型三脚を何本も据えて基地的にロングショットをするっていうのも、私もたまにやるんですが、
そういうのはお遊びです。(^^ゞ 私の本当の精神的に満足できる写真は、あくまでも一台のカメラ
を手に持って歩けるだけ歩いて、山野でも街なかでも歩き巡るっていう、そういうスタイルに尽き
ます。
これを失うと私の写真哲学は成り立ちません。とにかく歩くっていうことは絶対条件であって、
もしかするとカメラは持たなくても構わないかも知れず、なーんてね。(^^ゞ まあカメラは持って
いないと記録になりませんから、その時の気分を後で味わうことはできませんけど。
このレンズはDX16-85で24ミリ相当ができます。F2.8レンズではないので軽くて持ちやすい。
それでより長距離を歩くことができます。17-55F2.8だとそうはいかない。わずかな違いなんですが
実際に歩くとその違いを実感することができます。(私は終始カメラを手に持ったままです)
カメラもF3のようなフルサイズ機ではないので、より軽く手軽です。この差も大きいんです。
僅かな差、ちょっとした相違。そういうものが積み重なると、結果としては大きく違ってくる。そう感じ
るんですね。いや感じるどころか、20キロ歩けるところが10キロで終わったのするわけですから。
暖簾はたしか、風で吹かれていたように記憶します。夕日に映えている、いい感じと思ったわけです。音で背後から車が来るのは分かっていましたので、その車を入れようと咄嗟に思いました。
その車が最新のプリウスであるのを知ったのは撮った後でした。時代の対比が図らずも得られた
のかと。
