1 ポゥ 2018/5/28 23:28 一方、居谷里湿原。親海湿原が、その名のとおりカメラマンの視線を海原を見遣る様な茫洋とした感覚に誘うのに対し、居谷里は、やはりその名のごとく、入り組み、渓谷の岸辺から点景をねらう野生的な視線を要求してきます。私としては、少し歩いては谷間を覗き見て針の穴を通すようにしてアングルを確保する、居谷里の撮影が好きです。早朝の、澄んだ空気の中で、いかに多くの構図をモノにできるか。そのタイムリミットが、忙しいながらもカメラマン冥利に尽きるような気がするのです。紫の花は、もちろんカキツバタ。WB:白熱電球 ピクチャースタイル:ニュートラル で現像
一方、居谷里湿原。親海湿原が、その名のとおりカメラマンの視線を海原を見遣る様な茫洋とした感覚に誘うのに対し、居谷里は、やはりその名のごとく、入り組み、渓谷の岸辺から点景をねらう野生的な視線を要求してきます。私としては、少し歩いては谷間を覗き見て針の穴を通すようにしてアングルを確保する、居谷里の撮影が好きです。早朝の、澄んだ空気の中で、いかに多くの構図をモノにできるか。そのタイムリミットが、忙しいながらもカメラマン冥利に尽きるような気がするのです。紫の花は、もちろんカキツバタ。WB:白熱電球 ピクチャースタイル:ニュートラル で現像
2 エゾメバル 2018/5/29 17:46 羊歯に守られているように咲くカキツバタ。ピントはカキツバタに合わせていますが羊歯の様子がとてもいいですね。早朝の未だ低い太陽の中で見える限られた景色を更に露出を落として光の当たっているこの一角だけを舞台にあげたように強調されていると思います。カキツバタと2本の木を組み合わせて調和を取るためにこのアングルを探し当てて大切にされているのだと思います。
羊歯に守られているように咲くカキツバタ。ピントはカキツバタに合わせていますが羊歯の様子がとてもいいですね。早朝の未だ低い太陽の中で見える限られた景色を更に露出を落として光の当たっているこの一角だけを舞台にあげたように強調されていると思います。カキツバタと2本の木を組み合わせて調和を取るためにこのアングルを探し当てて大切にされているのだと思います。
3 Ekio 2018/5/29 19:41 ポゥさん、こんばんは。構図に気を使っておられるのはもちろん、おそらく立ち位置や角度や光の塩梅を熟慮して、最終的にトリミングで仕上げているかと思いますがご苦労が美しさに昇華さていますね。
ポゥさん、こんばんは。構図に気を使っておられるのはもちろん、おそらく立ち位置や角度や光の塩梅を熟慮して、最終的にトリミングで仕上げているかと思いますがご苦労が美しさに昇華さていますね。
4 ポゥ 2018/5/29 23:32 エゾメバルさん、Ekioさんコメントをいただきありがとうございます。「構図を煮詰める系」の写真は、「いかにも自分らしい写真」つまり、マンネリズムに陥りやすいというデメリットがある一方、後で見返して、撮影時のシチュエーションが鮮明に思い出せ、思い出深く愛着がわくというメリットがあるように思います。この写真も、前景のジャマな被写体をことごとくかわすアングルを模索しながらも、特に「向こう側のシダの並び」をどう入れるかという点について結構気を使った一枚です。苦労して撮影すればいい写真になるというものではありませんが、この写真も、いつか見返す機会があった時、湿原の木立ちの薄暗さや、淡く射した間接光で、やはり淡く透過する羊歯の表情を、克明に思い出すだろう、という気がしています。
エゾメバルさん、Ekioさんコメントをいただきありがとうございます。「構図を煮詰める系」の写真は、「いかにも自分らしい写真」つまり、マンネリズムに陥りやすいというデメリットがある一方、後で見返して、撮影時のシチュエーションが鮮明に思い出せ、思い出深く愛着がわくというメリットがあるように思います。この写真も、前景のジャマな被写体をことごとくかわすアングルを模索しながらも、特に「向こう側のシダの並び」をどう入れるかという点について結構気を使った一枚です。苦労して撮影すればいい写真になるというものではありませんが、この写真も、いつか見返す機会があった時、湿原の木立ちの薄暗さや、淡く射した間接光で、やはり淡く透過する羊歯の表情を、克明に思い出すだろう、という気がしています。
5 Booth-K 2018/5/31 20:55 この空気感と描写は、低い色温度と相まって、心に染みてきます。タイトルもなるほどで、写真ってのはこういう風に楽しむもんだと、妙に納得感があります。好きな描写です。
この空気感と描写は、低い色温度と相まって、心に染みてきます。タイトルもなるほどで、写真ってのはこういう風に楽しむもんだと、妙に納得感があります。好きな描写です。
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