メーカー名 | SONY |
機種名 | α7S |
ソフトウェア | Capture One 8 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 24mm |
露出制御モード | 絞り優先 |
シャッタースピード | 1/160sec. |
絞り値 | F7.1 |
露出補正値 | -0.3 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2048x1098 (1,797KB) |
撮影日時 | 2014-02-02 02:58:24 +0900 |
一見、川のように見えますが、香川ではこのように水の豊かな川は存在しません。川とは石の河原の
ことであり、伏流水の川となります。
それで、これは溜池です。瀬戸内では珍しく風が吹き、水面に波がでています。
背後に連なった山脈は讃岐山脈。中央構造線です。一番高いところで1千メートルです。
この山の向こうは徳島県となり、河川の水系は香川と徳島は全く別です。
レンズはフィルム時代のシグマ24ミリf1.8。キヤノンEFマウントです。
グーグルマップで見ると沢山の溜池があるのにびっくりです。
讃岐平野、溜池で検索したらその数1万4千とか。。
台地池、野池、親池、孫池、分類もあるんですね。
香川は、とにかく溜池の数というか、密集度はダントツだと思います。小さな池は無視するとしても、
普通の池でも数百はくだらないだろうと思います。
こんなに数が多いのは、無論、水が足りないというのは当然ですが、溜池が造りやすい地形が
多くあるということでもあるんです。それが香川に点在する小さな山々なんですね。山があれば川が
できる。川があって、谷があれば溜池は造れるんです。
溜池は色んな分類が可能です。それぞれに立地的な相違や、役割とか、意味があるんですね。
溜池を造るということは、考えてみれば溜池になった部分の耕作地を失うということでもあるんです。
ダムでも作れば水没する村が出ますよね。そういうのと同じです。
それから溜池を造れば、水没するところの自然林を失います。間違いなく自然の破壊を伴うのですし、
さらには溜池によって生まれる広大な水田は、これもまたネイチャーを殺してしまうんです。
もちろん溜池も水田も、また新たな柔らかい自然を造ることになるのも事実です。荒々しい自然を
壊して、人間にとって住みやすい自然に作り変えるということなんでしょうね。
大山下池は野鳥の中継地ですけど、それがネイチャーだなんて喜んでいる人がいれば考えが浅い
ということです。大山下池は人間が自分の都合で造りましたね。下流の水田もそうです。湿地帯を
埋め立てて水田とし、野鳥は追いやられて、それで大山下池にやってくるだけなんです。
自然とは何か。ネイチャーとはとういうことなのか。やっぱり色々と考えてみないといけませんよね。