メーカー名 | NIKON CORPORATION |
機種名 | D3S |
ソフトウェア | Capture One 8 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 12mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/320sec. |
絞り値 | F9.0 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2048x1363 (2,710KB) |
撮影日時 | 2018-10-08 23:13:12 +0900 |
石清尾山古墳群のひとつ石舟積石塚です。長く狭い幅の尾根伝いにあり、全貌を写真で捉える
ことはドローンでも飛ばさない限り不可能です。(松の木に登るという手もあるぞ。笑)
最初の撮影では24ミリ広角だったのでお話にならず。二度目は12ミリ~20ミリを持参しましたが、
それでもこの程度のにしかなりませんでした。
前方後円墳ですが、この石棺があるのが後円部ですね。写真の向こう側が四角い前方となります。
もともとは3段くらいに階段上に綺麗に並べられていた石積みですが、今ではこのように崩れて
しまっています。しかし膨大な量の石があるんですね。
こういう石積み古墳が、ごろごろと幾つも、この山(香川独特の天辺が平らなメサ地形の山)には
あるんです。
この石は山に転がっていた小石を集めたのではなくて、山頂部にある大きな岩を砕いて積石と
したようです。讃岐生安山岩です。かなり硬いのですが、摂理を利用すれば上手く割れるみたい
です。
無論豊富な鉄器がなければ出来ないわけで、当時の香川は早く開かれていたということですね。
1500万年前に日本海ができ、日本列島が大陸から分離した後の、1400万年前から1300万年ころ
にかけて、瀬戸内地方は火山噴火が活発だったそうです。(フィリッピン海ブレートの誕生)
その時出来たのがこの火山岩の安山岩です。
香川の山の頂上部はこの安山岩が覆いかぶさっていて、その下側の母岩は深成岩の花崗岩です。
花崗岩は良質だとお金になりますが、安山岩だとコンクリートやアスファルトの砂利にしかなりま
せん。しかし昔はこの石を古墳に使っていたのかと、ちょっとばかり感心しましたね。(^^ゞ
香川にも豊富な石の歴史があるようなので、これからしばらくは石材の歴史を探して写真にしたい
と考えています。ちなみに写真の石棺は、この山の石で作られたのではなく別の山で採れた石を
加工して運び込んだみたいです。標高は200メトール以上はある山なんですが。
石棺は手前側が本体で向こう側が蓋のようです。