猪苗代湖
Exif情報
メーカー名 SIGMA
機種名 dp0 Quattro
ソフトウェア SIGMA Photo Pro 6.5.4
レンズ 14mm F4
焦点距離 14mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/125sec.
絞り値 F9.0
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 2704x1808 (3,869KB)
撮影日時 2019-04-30 21:11:47 +0900

1   kusanagi   2019/6/12 23:25

ウィキペディアによりますと、東北地方は北海道と同じく北アメリカプレートに属しているとあります。
東北や北海道の、あの緩やかで広大な山々の光景写真をみておりますと、他の日本の風景とは
随分と違うと感じるのですが、その主な原因が西日本のユーラシアプレートとは根本的に成り立ち
が違うっていうことなのかもしれませんね。

日本列島にはもうひとつ異質な光景があって、中部山岳地帯ですが、これはフォッサマグナ地帯
も含めてこの日本列島の成り立ちと深い関係があります。巨大なプレート運動の褶曲の力でもって、
世界的にも稀な高い峻険な山岳帯が形成されたからです。同様に列島を東西に走る中央構造線の
山脈地帯もそれに次ぐものかもしれません。

とにかく東北地方の自然のスケールは西日本と随分と違うのですが、不思議に香川に住む私には
東北の光景に違和感がないんですね。それは香川平野というものが特殊な地形だからかもしれま
せん。香川県はとにかく狭いのですが、山々は低くてなだらかです。実は山の天辺は急傾斜なので
すが麓は緩やかです。
この香川独特の自然地形は瀬戸内全般に共通していて、もし瀬戸内海が干上がってしまうと広大な
平原が生まれるのですが、その風景はきっと東北地方に似ていると誰もが感じるでしょうね。
香川平野は特別に、その想像上の瀬戸内平野が陸地化しているだけなのです。

香川や瀬戸内平野が東北に似て緩やかな傾斜をしているのは、これは水の侵食による老齢化した
地形のせいです。かたや東北や北海道は北米プレートという元々のプレートの成り立ちの違いから。
とにかくスケールこそ違え、その山の形から香川に住むものは東北の地形に違和感がないのです。
これは車で走っても直ぐに分かります。香川平野や東北を走ってもエンジンに負荷があまり掛かりま
せん。各平野をつなぐ峠なんかもなだらかで低いですしね。
ところが四国の山々を走ると一変します。エンジン全開が続くんですね。

東北の道の走りやすさと言ったら、山はあるけど山はないという感じで、もし車ではなく昔の馬に乗って
しても同じように感じるんではないでいかね。考えてみると戦で馬が本当に使えるというのは東北だけ
ではないでしょうか。だいたい日本の戦国時代の戦などは歩兵が主で騎馬なんてのはわずかでは
なかったですかね。武田軍の騎馬軍団なんて言いますけど、
https://www.lymphocyte-bank.co.jp/blog/etcetera/1966003/
あんなのは局地戦だけの利用でしょう。本当に馬に乗って山野を縦横に駆けめくるっていう本当の馬
の使い方なんて、日本ではもしかしたら東北でしかやれなかったのではないでしょうか。

北海道はもっと広くて、自衛隊の戦車で北海道でしか使えないという大型戦車がありました。(^^ゞ
その戦車はもう時代遅れで、今はもう日本全国どこででも走れて空輸もできる小型戦車や双輪の戦車
になってますね。

とにかく地形というのは移動ということに関しては大きな意味を持っていて、歴史や政治経済を考える
上で重要な事柄ですね。
東北は、ミニチュア香川平野の拡大版であるというのをつらつらと書いてきましたが、しかしそれ以外
のことはまるで違います。というか圧倒的に違うんですね。(^^ゞ
気温が違う。空気や空の清さが違う。水が違う。米の美味さも違う。そして植生が全く違います。雑草
から樹木までぜんぜん違うのです。
そういうのは私には現実感が今だに伴わなくて、なんだか天国がどこかに迷い込んだのではないかな
という、そういう気分なんです。(^^ゞ 東北から帰ってきてしばらく経つと、あれは夢のなかでの出来事
だったのかな?という、そういう感じです。海外旅行から帰ってくるとそんな気分になるのでしょうが、
まさに私にとって東北とは海外そのものかも知れませんね。

ふと思ったのですが、東北は馬で車で走るのに適しているのですが、それを言えば瀬戸内は船で走る
のに向いているということです。南船北馬なのか、と言えなくもないですね。(^^ゞ
潮の流れなんか関係ない高出力のプレジャーボートならば、縦横無尽で瀬戸内を走り回ることができ
ます。その爽快感は東北の高速道を思わせます。

2   zzr   2019/6/16 05:09

おはようございます。
濡れた路面と曇り空、いい雰囲気です。この位の明るさの風景もシグマは得意ですよねー ^_^

会津若松から49号を西進して猪苗代湖沿いに出た辺りの気がしますがこの風景ありましたっけ。。
もう少し行けば左の方に磐梯山の稜線が見えてくる筈ですがこの天気だと山は見えなかったですかね。
この手前の方から少し左に入った所にシグマの工場があります。
広い受付フロアには製品の展示棚や色々な掲示物とかがありました。

東北の道は走りやすかったですか。
瀬戸内は高速からの眺めしか見てないですが地形の変化が大きくて道も複雑そう。
いつか走ってみたいものです。

3   kusanagi   2019/6/17 20:38

メイドイン会津シグマ動画
https://www.youtube.com/watch?v=FUFy9RfdG3w
https://www.youtube.com/watch?v=y2JJrn66A80
https://www.youtube.com/watch?v=fdF3RG0DDYw
https://www.sigma-global.com/jp/about/made-in-aizu/
こんな感じで、シグマは積極的に会津を押し出していますね。この会津の豊かな自然があったれば
こそ高度な精密機械ができるのだというわけなのです。
実際にそのとおりで高度な自然環境というものがなければ、高度な文明の製品はできないのです。
たとえば中国はこれが弱点で、清い水、澄んだ空気、緑の環境に育まれた人材に乏しいですから、
自ずと出来上がる製品には限界があるというわけです。

そもそも私の東北行は、お米の産地の旅でもあるのですが、よいお米ができる産地は自然環境が
高度なのです。自然環境に高度という言葉は不自然かも知れませんが、とにかくその環境の高度さが
美味しいお米や優れた工業製品も産むということになり、そもそも豊かで高度な自然環境を作り上げる
ということ自体が、文明発展の肝心要であるということだと考えているのです。
自然環境というのはただそこにあるというのではなく、人間が働きかけてつくり上げるものなのです。
言わば自然と人間との共同作業です。膨大な歴史の時間をかけて日本列島は隅々までより高度な
自然環境を作り上げてきました。ある意味、日本の歴史とはそういう自然環境を作ってきた歴史でも
あるんですね。(それを言えばフクシマ原発災害は歴史上最大の汚点であるということになります)

写真家は神が創り上げた大自然こそが素晴らしいと考えるかもしれませんが、私はそうではなくて、
その大自然に人間が働きかけて造った、より高度な自然こそが価値あるものだと考えているのです。

シグマの工場は連休中なので行っても仕方がないだろうということで行きませんでしたが、あとから
思うとちょっと工場の全景でも見たかったなあって。(^^ゞ

この写真の撮影地は国道49号線ではなく、県道9号線に南下した直後のところです。湖面に沿って
走ることができます。

東北の道は緩やかで直線が多く橋もトンネルも少なくて、ちょっと距離感覚が此方とは違いますね。
こちらも高速道を走る限りは東北と変わらないのですが、一旦降りて一般道を、特に山岳地帯になる
と、いつまで走っても目的地に着けないということになって、時間に余裕を持たせていないと慌てること
になります。気をつけないといけないのは過疎地はガソリンスタンドが少ないんです。私は紀伊半島
でガス欠寸前になりましたからね。山道は思いの外ガソリンを食います。以来、ガソリンはコマメに
給油することにしています。

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