メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 70D |
ソフトウェア | Digital Photo Professional |
レンズ | EF-S24mm f/2.8 STM |
焦点距離 | 24mm |
露出制御モード | マニュアル |
シャッタースピード | 1/32sec. |
絞り値 | F2.8 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 1000 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2000x3000 (3,246KB) |
撮影日時 | 2019-08-19 00:17:49 +0900 |
イマジナリ、二乗するとマイナスになるという虚数というのは、数学の時間で習っても、全く理解できませんでしたが、無線の世界で「イマジナリ」という、語源を同じくする概念があるのだそうです。Aという周波数で行う通信が、Bという別の周波数でも聴こえてしまう、あるいは伝わってしまうと。仕組みはわかりませんが、無線機の中で加減算が行われていて、原理的にどうしても複数解が出てしまうため、だとか。そのBが虚数=イマジナリ、転じてイメージ、あるいはミラーイメージと呼ぶのだそうです。
元ネタはもちろん、チャタムを聞かせてくれた無線おじさんですが、なんでそれを思い出したかというと、映像の世界でも「イマジナリライン」という概念があることを、先輩から教わったため。
イマジナリーライン(想定線)
https://ja.wikipedia.org/wiki/想定線
人物の顔の向きとか、移動物体の進行方向とか(いわゆるチキンレースみたいな映像だろうけど)相対していることをわからせるために、カメラ位置において踏み越えてはいけない線、だそうで。
そこを超えるときは、人物の配置やセットをひっくり返さなければならず、それを「どんでん返し」というのだとか。
どんでん返し
https://ja.wikipedia.org/wiki/強盗返
歌舞伎用語からきたもので、照明をいったん落としてその間に舞台や人物の配置を変える、あるいはターンテーブルのようなものを使って力業で回転させる、といった舞台を瞬時に転換させる技法だとか。
で、マンガ話。むふふふふ。
この「どんでん返し」が、物語序盤の重要キーワードだったのが、「新・巨人の星」。よーするに、左肩を破壊された飛雄馬だが、生まれつきの利き腕は右であり、そっくり温存されつつも筋肉増強用具で鍛えられた右肩によって、右の剛速球投手として復活する余地があった、という夢物語を演出するワード。
両腕投手の発想は、水島伸司氏の「ドカベン」にもあって、時期的にはどっちこっちというところです。水島氏は「巨人の星」を非常に嫌っていたとか。
ところでこの写真は、チームラボ「・・・未来の遊園地」2019での撮影。画面の中央に継ぎ目があって、むかって左が女性の若い頃のシルエット、そして右が、結婚して子供が生まれて、よきママさんとなったところのシルエット、という演出。
と、いうのはもちろん私の脳内演出で、実際は別の人物です。撮影していていろいろイマジンしてしまうのが、そもそものチームラボ演出なのかもしれません。どこまでほんとか知りませんヨ、だって今日はそもそもイマジナリの話なのだから、うんうん。