メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 70D |
ソフトウェア | Digital Photo Professional |
レンズ | 180mm |
焦点距離 | 180mm |
露出制御モード | マニュアル |
シャッタースピード | 1/512sec. |
絞り値 | F2.8 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 1597x2395 (2,481KB) |
撮影日時 | 2019-07-08 03:36:27 +0900 |
そのまんまのタイトルですが、3画像の多重合成・比較明。
一枚目:美女のシルエット
二枚目:広島市内、今年正月の日没後グラデーション
三枚目:昨年、ダム湖で撮影した星空(露光不足でほとんど写ってない)
二枚目を明るくしたほかは、元画像jpegのままです。重ね位置についてはそれなりに調整。イグジフデータは、美女シルエットのもの。
アニメ「銀河鉄道999」(映画版)に登場する闇の女王プロメシュームは、悪役ではありますが、その漆黒の衣装に星空がレイヤードされていて、その登場シーンは息をのむばかりの美しさです。
当時、高校の演劇部で音響と照明を担当していた私は、スポットライトとフットライトとホリゾントライトを組み合わせて、人物のシルエットを使って、そのシーンに(ほんの少し)近いものを再現してみたことがあります。
こうした多重合成は、撮影技法ではなく、後処理技法の一種ですが、少しだけ、こういうイメージを持ちながら、多重合成用のパーツを集める撮影をすることもあります。で、暇なときにごそごそと作業するのです。(フォルダに「多重パーツ」というのを作ってあって、せっせと貯めている)
イメージクリエイトというジャンルもあるのですけど、こういう作業をしていると、かみさんがのぞきにきて、「またやってる!」と怒るのです(TT)
「不思議の国のアリス」を多重合成で表現する試みは、夏休みの宿題としてそれなりに完成したので、また別途投稿します。うんうん。
この写真には暫定的に「美女グラデ」という整理番号のようなタイトルしか考えていなかったのですが、「闇の女王プロメシューム」を持ち出したので、「プロメシュームの憂鬱」、とします。
松本零士氏ご自身の混乱した説明もあって、女王プロメシュームの若い頃を描いた「新竹取物語1000年女王」は成功せず、漫画好きの私もこれはまともに読んだり見たりしていないのですが、ともかくも「不老不死ゆえに1000年生きた」という人物だそうですから、そういう人生は、希望よりは憂鬱のほうがはるかに多かっただろう、と想像します。(例えば、好きな人ができても自分より先に死んでしまう、子どもでも孫がでも、自分より先に死んでしまう)
それで、逢魔が時とも言われる夕刻をオーバーラップしている、と。(後付けですが)
漫画、アニメ、映画、テレビドラマ、小説などの話をごちゃごちゃしてますが、私の場合は、「この漫画のこのシーンを」「この映画のあのセリフを」写真で表現してみたいという気持ちが、写真趣味の活力の20%くらい、燃料源となっています。だから夏休みはそういうものをたくさん燃料補給して、と。
リアル世界のお師匠さんには「君の説明を聞かないとわからないような写真では困るぞ」と言われ続けてますが、ふはははは。
本日は、三次市の「もののけミュージアム」に出かけてみたのですが、妖怪というものは表現しにくいです。燃料どころか食あたりになったかも。でも撮影は楽しかったです。うんうん、もひとつおまけにうんうんうん。
おはようございます。
いいですね。これ。とてもロマンチックなお写真ですね。
多重合成ってどうやるんでしょう。やってみたいですね(^_-)-☆
こんばんは。
DPPで合成されたんですよね。
私も何度か挑戦したことがあるんですが上手くいきません。
違和感がないと思います。
みなさまこんばんは。コメントありがとうございます。
>一耕人さん、裏街道さん
ロマンチック、違和感がない、といったことはたいへんな褒め言葉ですね、とても光栄です。本職ないし専門の人が行うようには無理ですが、ときどきはこうして楽しみたいです(#^.^#)
多重合成と、その元となる画像のレタッチやトリミングは、全てDPP4(ときどきDPP3)で行っています。DPPでは「ツール」の中に「多重合成」があって、任意の枚数を、加算、加重平均、比較明、比較暗といった重ね方の選択、重ね位置の微調整が行えます。
前回のBMWときれいなおねえさんもそうですが、明暗のはっきりした画像、くっきりしたシルエット画像などが扱いやすいです。ちなみに、多重合成のように見せて実はそうでない画像、というのも魅力的だと思っています。まだイメージが固まってませんが・・・
現在放映中の朝ドラ「なつぞら」で、中川大志さんが演じる登場人物(演出・脚本家、高畑勲氏をモデルとしている)に、「ほんとうのことをありえないことのように見せる」「ありえないことをほんとうのことのように見せる」という台詞があり、それはアニメのことですが、写真でもそのようにできれば楽しそうです。
なお、朝ドラ「なつぞら」は、若干視聴率が低迷してきているようですが、物語はおもしろく、登場人物もそれぞれ生き生きとして、とても魅力的です。ただし、「アニメーションが最初から花形産業であった」かのように描かれていることには、少し違和感(ん?)を感じます。他ならぬNHKで、1970年代末に「未来少年コナン」「キャプテンフューチャー」「マルコポーロの冒険」などの名作アニメがありましたが、その担当職員は周囲から左遷されたとみなされてつらい思いをしたとか、売り出し中の歌手がアニメ主題歌をあてがわれて落胆したとか、業界における「非主流」「子供だまし作品を制作する二軍」といったイメージは色濃く、ジブリアニメが隆盛する以前のアニメ業界はけっして花形ではなかったように思います。(その点でスタジオジブリの功績は大で、「なつぞら」の主要登場人物にも、ジブリ関係者をモデルとした者が複数いる)
「なつぞら」における東洋動画、というアニメ制作会社は、実在する「東映動画」をモデルとしており、この社は1980年代初頭に、社会現象となるほどの物議を醸すアニメ映画を製作しています。その騒ぎを見ると、アニメ映画というものがどのように受け止められていたかがわかるものです。それはまた別の機会に。