CDも過去のものに
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 70D
ソフトウェア Digital Photo Professional
レンズ TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 A025
焦点距離 200mm
露出制御モード マニュアル
シャッタースピード 1/197sec.
絞り値 F3.2
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 400
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 2000x3000 (3,611KB)
撮影日時 2019-08-11 00:41:18 +0900

1   S9000   2020/5/22 23:33

 メールが旧世代の通信手段に、と書きましたが、そうはいっても現役の主要手段です。
 音楽CDはどうでしょう。コアなオーディオマニアはさておき、BGMとして音楽を流したい人々は、すでにストリーミングサービス利用がメインストリーム(ん?)のように思えます。
 1980年代、CDとDATが普及しはじめたころ、それらが過去のものとなるだろう30年後の未来予想が、オーディオ雑誌の企画記事で描かれたことがあります。正確な表現は忘れましたが、確か、「家中どこにいても簡単な機器で高音質の音楽が楽しめる通信サービス」というスタイルが紹介されていました。音楽ストリーミングはその頃から、構想は存在したようです。
 その後しばらくして、FM放送に簡単な文字列データを伴走させるサービスが始まり、放送されている楽曲のタイトルがリアルタイムで表示される、簡単なニュース(新幹線の電光表示みたいな)を流すなどしていたのですが、音声と文字列の実用サービスエリアに大きな差が出てしまうなど問題があり、タクシーの乗客向けサービスなどの例外を除いて普及しませんでした。データ放送の走り、ですが、子どものおもちゃ感はいなめなかった。
 そうこうするうちに、衛星テレビの回線を使ったデジタル音楽放送がはじまり、これが音楽ストリーミングの走りとなりましたが、こちらは音質はよくても、提供する音楽ソフトに片よりがある、衛星アンテナがなければ受信できず、可搬性がなくラジオメディアに人々が求める要素を満たさない、ということでやはり普及しませんでした。
 ニューメディアというのはいろいろ奇抜な発想を呼ぶもので、その次には、90年代後半に「世界中の放送が聞ける有線ラジオでパリのおしゃれなトークをあなたの部屋に」という、インチキチックな有料サービスが展開されました。日本のFM放送は、世界中のどの国のラジオ放送より質が高いためか、個人でこのサービスに満足する人はほとんどおらず、これも成功せず。

 私はまだ音楽ストリーミングを利用するに至っていませんが、そろそろ、FM放送経由ではやりの楽曲を知る、というスタイルは過去のものになりそうです。しかし、リスナーのコミュニティが成立する喜びがあり、ラジオ放送メディアはまだしばらく生き残りそうです。

 写真は、田中達也氏のミニチュア世界展を撮影したもの。

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