三悪
Exif情報
| メーカー名 | Canon |
|---|---|
| 機種名 | EOS M |
| ソフトウェア | Capture One 7 Windows |
| 焦点距離 | 18mm |
| 露出制御モード | ノーマルプログラム |
| シャッタースピード | 1/256sec. |
| 絞り値 | F9.1 |
| 露出補正値 | -0.3 |
| 測光モード | 分割測光 |
| ISO感度 | 100 |
| フラッシュ | なし |
| サイズ | 2048x1134 (612KB) |
| 撮影日時 | 2016年10月10日(月) 12時45分 |
三脚での撮影がこの掲示板でちょっと話題になることがあるのですが、私としては基本的に三脚 での撮影は良いと考えています。撮影を大事にしてショット数を少なくできること、それから電磁波 の害を防ぐことが出来るということも。しかし時と場合によっては、三脚の設営が問題になる場合が あるのだということだろうと考えています。 このケースは三脚三悪の典型ですね。この展望台は地元自治体が観光客の為に税金で設えた ものですが、その半分のスペースをこの三脚軍団が占拠していました。つまり一番よい場所を陣 取って、かつその占拠が長時間に及ぶこと。さらに集団で来て三脚害が加算していることです。 ほぼ傍若無人と言う具合に、一般の観光客には思われているでしょうね。 私が彼らに、何を撮っているのですか?と聞けば、この迷彩色軍団は返事すらしませんでしたね。 おまいら素人にきく口は持たん。ということでしょうか。しかし迷彩色ではない2人のうちの一人の方 が海峡を横断している渡り鳥を撮影しているんですよって教えてくれました。 迷彩3軍団の3人は、カメラはキヤノンとニコンの最高級機、レンスは600か500ミリ、三脚はジッツオ でした。一人当りの総額は百万円を軽く超えていて、ご丁寧に迷彩衣装もかかっています。(笑) 彼らにとっては、こちとらは写真に数百万も掛けているんだぜ、大きな顔をして当然だろうが。と心底 思っているに違いありません。 しかしそれは全くの間違いであり勘違いであるわけです。天網恢恢疎にして漏らさずであって迷彩 軍団の未来は暗いでしょう。本当に写真のことが分かっている人間は決してこのようなことは致しま せん。 このような三悪は野鳥撮影だけでなく、イベントの場や公園などでも見られます。何故か不思議に 人の集まる場で、三脚三悪をやっておられる方が目立つのです。これは何故でしょうね。自分の三脚 撮影がカッコよいから他人に見てもらいたいと思っているのでしょうか。そう考えれば迷彩ルックも 合点がいきます。人様に迷惑をかけること以前に、彼らの写真に対する考え方が間違っているから こそ、問題はより深刻です。
同じEOS Mで撮影された写真
EOS Mで撮られた他の写真です。Exif情報つきで撮影設定を確認できます。
三脚軍団でも迷彩軍団でもよいのですが、たまたま野鳥の話で始まったので、今度は私が今考える 野鳥撮影とはどんなものかと言いますと、こんな感じです。(^^ゞ https://photoxp.jp/pictures/209212 https://photoxp.jp/pictures/209276 https://photoxp.jp/pictures/209277 これらは野鳥専門て撮影したわけではありません。目的たる河川や溜池などの撮影時に、偶然に野鳥 に出会ったから、目的地の周囲の環境を考える意味でも、あえて撮影したものです。カメラに着いてい た標準レンズやズームでそのまま撮りました。 このような写真は、迷彩軍団からすれば不真面目であり撮影するに値しない写真だということでしょう。 たぶん別垢コメント氏の考えるであろう野鳥写真とは、きっとこのようなものではないでしょうか。 https://photoxp.jp/pictures/209228 非常に綺麗な写真であり野鳥撮影のお手本のような写真なので、良い参考見本ということでリンクしま した。 野鳥を専門に撮影される方は、高価なカメラに同じく高価レンズでもって、ただ野鳥だけを追いかける ようにして撮影をされています。おそらく同趣味のカメラマンとの連絡も密であり、どこそこになになに の鳥が出没したという情報は直ぐさま仲間内で巡るのでしょう。上の展望台での写真もそのような結果 としての撮影会だったかもしれません。 しかしそのように金銭面でも時間的にも余裕のあるカメラマンばかりが本当に良い写真を撮れるという ことではありません。無理をせず自分が所持している機材で、また捻出できた時間内で撮影すること も、きっと良い写真に繋がるということではありませんか。 私があえて、標準レンズで撮った野鳥写真を掲載するのは野鳥撮影の幅を広げるという意味があり、 高価な機材を駆使する典型的な野鳥写真だけが野鳥写真ではないのだと言いたいからです。 迷彩軍団の行き着くところの写真とはどういうものかと、私なりの見解を言わせてもらうと、それは規格 写真です。まるで工業製品のように規格化され高品質ではあっても、写真としてうったえるところも少な くまた温かみのない写真であろうかと考えています。メイドインジャパン、いまでは高品質となったメイドインチャイナかも知れませんが、そのカメラマンが、ご自分がなぜ撮ったという意味を感じさせない写真 であるわけです。 ここで私は軍団という言葉を使っていますね。集団でもいいんですが、半ば組織化された撮影集団と いうくらいの意味です。写真はあくまでも個人であり個人業であるという私の考え方からすれば、なる ほど集団化や組織化された写真の思考法というものは、いままで考えも及ばなかった概念であるわけ です。 スポーツにおいても集団ゲームというものがあります。野球でもサッカーでもそうですが、そういう スポーツは陸上競技のような基本的に個人業を競うものとは違います。球技のような集団競技では 何々は何々であるという絶対的な目的と意識と手段というものが確定されています。個人個人が勝手 な考えで動かれては競技にならないからです。 この集団化競技がそのまま社会にでますと企業集団になるんですね。特に大手の製造企業はそうで す。細かく規定された何々は何々であるという規範や規格に外れたものの存在を許しません。それで そのような大手日本企業に長く努めておられた企業戦士が退職をされて、さあこれからは自由だ、趣 味の写真を思いっきりやっていこうか。となってくると・・・おそらく迷彩軍団のような形になるんではない ですかね。決められた日本工業写真規格に則って高品質の写真をどんどん製造するというような。 その思考法では、私のような規格外のような写真の存在を許すことができないのです。しかしこれが今 日本が陥っている成長の限界となっているわけですね。確かに集団戦法はすこぶる強いのですが、個 人レベルになってくると欧米諸国や中国には敵わないでいます。それで日本の経済は長らく滞ったま ま、社会の仕組みを変えないものだから、今の若い人達は貧窮に喘いでいます。 そういう時代に於いて、じゃあ個人の個人たる写真とはどうであるべきなのか、どのように考えればよ いのか、そのようなことを自分なりに考える場としてこの掲示板があればよいかなと考えているのです が、もちろんこれは難しい課題ですね。しかし少なくとも古い考えの写真を止めどなく投稿して掲示板 のリソースを消耗させることに意味がないということは誰にでも分かります。 最後に改めて書きますが、三脚撮影そのものは何も問題はありません。要は写真への姿勢といいま すか、間違った写真への思い込みが、三脚三悪となって現れているたけなんですね。 さて、以下のようにプロの風景写真家は三脚をもってどこまでも行ってます。そしてよく動きます。 https://www.youtube.com/watch?v=6oKYsTS8WVw https://www.youtube.com/watch?v=K5XVefrrzLs https://www.youtube.com/watch?v=HQBwpOk6F9w https://www.youtube.com/watch?v=obTvapO8zWc https://www.youtube.com/watch?v=gBX1yryQNCY 使われている三脚を見ますとジッツオやハスキーという欧米系のものが多いです。なぜ国産三脚を使 わないのかと言うと、このように野外へ持ちだして使うには国産品は、頑丈な大型三脚は重過ぎ、軽量 な中型三脚は軟すぎるのです。頑丈さと軽量を兼ね備えた三脚は、その高度な両立をしているものは 欧米系の三脚になるんですね。また三脚は立てては仕舞ってまた立てるということを繰り返しますが、 それが負担にならない品質を持っているのも欧米系メーカーです。 要は国産三脚は機動性に乏しいんですね。何故そうなるのかというと、日本のカメラマンは機動力を 駆使した三脚の使い方をしていないからなんだと思います。展望台なんかで一箇所に立てると何時間 もそこから動かない。そういう使い方をしているから欧米系のカメラマンがアドバイスする海外メーカー に太刀打ち出来ないのです。正直言って三脚も雲台も欧米メーカーには敵いません。 ただ最近は小型のミラーレスカメラが一般的になってきましたので、国産の中型カーボン三脚でもいけ るかなって考えてますけど。 国産の三脚メーカーは小資本のメーカーしかないのでカメラメーカーのようにはいかず、国際性に欠け ていてそれで欧米のメーカーには敵わなくなっています。しかしこれも考え方ひとつであり、開発者が 三脚の正しい使い方を知ればきっと国産メーカーも優れた三脚を出すことができると思っています。 私は三脚には思い入れがあります。三脚は電子化やデジタル化の波とは無縁であり何十年も前のも のもメンテナンスさえしていれば使うことができます。最新のカメラでもやはり三脚を使えば綺麗な写真 を撮ることができます。最近は三脚が発展して、ジンバル(スタビライザー)やドローンなんかに姿を変え ていますがそれらに国産品はみあたりません。むしろカメラ内の手ブレ補正が高度に発達しているの ですがそれがますます三脚を不要としているようですね。 とにかく良い三脚を手に入れ、それを持って山野に分け入るという撮影ができれは、本当に三脚での 撮影の良さ、素晴らしさというものが身にしみて理解できるようになります。三脚を使う撮影は、一発 勝負ではいけません。最初に三脚なしでフィールドを隈なく歩き、そして次回からの訪れで本格的に 三脚を使った撮影とするのが本道です。つまり三脚撮影は現地に何度も訪れるべしということを要求 されます。考えてみればそれが写真の本道ではないですかね。三脚はただカメラを保持するだけの脚 ではありません。写真や被写体への深い理解を促すものだと思っています。