無題
Exif情報
メーカー名 OLYMPUS IMAGING CORP.
機種名 E-510
ソフトウェア Capture One 8 Windows
レンズ
焦点距離 38mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/200sec.
絞り値 F5.0
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2736x3648 (6.09MB)
撮影日時 2007-01-02 23:31:56 +0900

1   kusanagi   2021/11/1 21:55

昔は石を運ぶのは船でしたから、北前船を利用して讃岐の石が多く日本各地へ移出されました。大体は
石灯篭や神社の狛犬です。香川の石地像は大したものがないのですが、狛犬だけはなかなか良いのが
あると思ってます。こういう石製品を船底に積んで航海したんでしょうね。船が時化に会うと積荷を軽く
する為に船頭は荷物を米でもなんでも海に捨てるんですが、最初に捨てられたのはこういう石品でしょう
かね。しかし時化の揺れる船で船底にある重い石を捨てられたのかどうか。興味のあるところです。

この狛犬はすごく小さくて大人2人で持ち上げられそうです。下手をすると盗まれるかも知れないですが、
まあ、石地像を盗む人はいるそうですが神社の狛犬が盗まれたという話はあまり聞きません。
こんなに小さくて可愛い、狛犬ならぬ狛猫って感じですが、田舎の小さな神社に鎮座しています。背後の
石灯籠も再利用のものらしく左右がふずろいですし、なんでこんなところに金比羅街道の灯篭があるん
じゃい?てな感じで、きっとどこかから持ってきたのでしょう。とにかく可愛い狛犬さんに和まされた日でし
た。

狛犬の源流はなんだろうかと以前から気になっていたんですが、
https://www.travel.co.jp/guide/article/40350/
アレキサンドリアのポンペイの柱というもので、その柱の前に2体のスフィンクスが鎮座していますね。
紀元前の時代、今から2000数百年前ですが、フォロスの灯台とかいう摩天楼があったりとか、時は
パックス・ロマーナの平和で世界的な交易が盛んな時代でした。今で言うところのグローバルエイジです。
当時、エジプトとインドの間に貿易風を利用した外洋航路での交易が盛んだったそうです。
それでローマはガラス製品、銀器、ぶどう酒、銅や錫、ローマ貨幣などを輸出し、インドからは胡椒、象牙
真珠、べっ甲、瑪瑙、サファイア、シルク、生糸や綿布などを輸入していたそうです。(森本哲郎)
シルクや生糸なんかは中国の製品ですかね。とにかくそういう今と変らないようなグローバルな経済が
あって、そういうなかで、きっと狛犬さんもエジプトからインド、インドからチャイナ、そして日本にもたらされ
たのではないかと言うことですか。
神殿の前に鎮座する動物型の石像。狛犬は遥かかなたの中近東からもたらされた風習ではないかという
ことです。(^^ゞ 
そういう風に考えていると、こういうのもありました。
「シーサー、狛犬、スフィンクス」
https://ameblo.jp/ykawakami/entry-12049935977.html
「スフィンクス狛犬」
http://nogawa-no-karugamo.cocolog-nifty.com/runrun/2015/07/post-cf33.html

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