爽やか美人百景 ~美しさは強さである~
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 70D
ソフトウェア Digital Photo Professional
レンズ 135mm F1.8 DG HSM | Art 017
焦点距離 135mm
露出制御モード マニュアル
シャッタースピード 1/1024sec.
絞り値 F3.2
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 200
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 2200x3300 (3.66MB)
撮影日時 2018-04-29 23:15:56 +0900

1   S9000   2023/4/8 07:41

 藤公園を楽しむ美人さん。

 マツダのロータリーレーシングカーがルマン24時間レースで少しずつ前進していた1980年代中盤、地元フランスの愛好家たちが「走行中のエンジン音がノイズでなくサウンドとなった」と評価したそうです。しかし、「サウンドになったのはたいしたものだが、まだまだ上がある。ミュージックを目指さなければ。」とも。
 地元の熱心な愛好家が言う「ミュージックをかなでるレーシングカー」というのは、1970年代にルマン3連勝をかざった、マトラMS670のそれを指すとのこと。3リットルV型12気筒という繊細なエンジンを積んだクルマで、2023年現在、愛好家が整備復調させた個体を走らせる動画、また70年代の実写動画などがネットで豊富に鑑賞できまして、なるほどミュージックと言われるだけあって、美しいエキゾーストノートです。

 美しさは強さである、ということで、エキゾーストノートを評価されるようになったマツダロータリーは、757,767,787,787Bと進化していくうちにルマン上位入賞を重ね、ついには1991年、総合優勝を達成します。
 走行中のエキゾーストノートを聞いて、車両の好不調を判断することは、メカニックマンの技量を示す要素でもあるようですが、F1レースを描いた村上もとか氏の漫画「赤いペガサス」で、(一時的に)視力を喪失したメカニックマンが、走行音を聞くだけで判断して、的確な指示を出す様子が描かれてます。

 そういうことは私には無理ですが、「徹夜あけ」「長時間運転の直後」などで、疲労がたまっているとき、仕事や家庭で使う各種機器の動作音から、その不調に気づくことがあります。疲労でにぶくなる感覚と、疲労によりむしろ鋭敏になる感覚・・・つまり機器の何かの不調が原因である不協和音のような要素が、普段より強い不快感をもたらすのだろう、と理解しています。
 そのあたりを描いたのが、1977年のアニメ「アローエンブレム グランプリの鷹」。サファリラリーの終盤、濃霧でほとんどのドライバーが走行を断念する中、「道が見える気がする」と主人公は走行を続けます。劇中のナレーションで「極度の疲労がドライバーとしての感覚を鋭敏に研ぎ澄ましていた」と解説されていました。
 視覚で判断しているのではなく、走行音の反響などで周囲の状況を判断する、コウモリのような感覚が付加されたのかもしれません。

 この「グランプリの鷹」では、フィクションながら日本車(グループ5規格の市販車ベースのマシン)が1977年のルマンで総合優勝をかざるシーンが描かれています。
 現実のマツダ車は、その2年後にルマンに挑戦するも、予選落ちに終わり、総合優勝を遂げるのはその12年後、とドラマチックではあるのですが、組織のゴタゴタも多かったようで、その点でもドラマであった様子。
 
 

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