無題
Exif情報
メーカー名 SIGMA
機種名 SD1 Merrill
ソフトウェア SIGMA Photo Pro 5.5.3.0001
レンズ 17-50mm
焦点距離 21mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/125sec.
絞り値 F5.0
露出補正値 +0.0
測光モード スポット測光
ISO感度 100
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 4704x3136 (7.5MB)
撮影日時 2011-01-03 00:35:27 +0900

1   kusanagi   2023/7/8 22:24

モノクロ写真といいますと、やはりシグマ・フォビオンを持ち出さなければならなくなります。
シグマSD-1メリルはセンサー数は1500万画素でして、カラー化すればその3倍の4500万画素となり
ます。それでモノクロモードにすると1500万画素出力のままです。
原理的に言えば、カラーフィルターもなし、ピクセル補完処理もしないとなると、それはモノクロ専用機
と原理的には同一です。
今回の撮影はRAW-BWで撮影しています。RAWなのでその気になればカラー転換はできますが、
それは見ずにモノクロのままで選別し現像しています。専用ソフトで現像なので、カラー画像は見ない
ですむのがメリットです。

1500万画素なのでペンタK3M3Mの2500万画素に比べれば低画素タイプのカメラとなります。しかし
1500万もあれば十分というわけで、APSカメラとしてはこれくらいの画素数がベストかもしれません。
カメラは古いシグマなので最新のK3M3Mのようにスムーズに撮影はできませんが、十分にしてモノク
ローム撮影を楽しむことができます。

モノクローム専用機の持ち味は、その高画素の超解像力とシャープな画質にあります。
そもそもモノクロが高解像度だというのは昔のフイルムからそうです。
それはカラーカメラが逆立ちしてもできない芸当なので、それで思うにソニー製のフルサイズセンサー
6000千万画素を是非にモノクロカメラ化して欲しいものですね。おそらくライカM11モノクロームが
そのセンサーを使っているのでは?と思われるのですが高価格過ぎです。やはり日本のカメラメーカー
がやるべきことだと考えます。

カラーでみるフォビオンの画像と違って、モノクロ画像は眼にはものすごく優しく楽です。これは決定的
なことなので、どうしても言っておきたいことですね。カラー画像はモノクロの3倍は疲れます。(笑)
これまで何故にカラー画像に拘ってきたのか、今となっては不思議としか言いようがないわけですが、
私も写真のことがよく分かっていなかったというでしょう。

デジタル時代全盛の今、フイルム写真にこだわっておられる方がいます。それはとても 大切なことだと
私も考えています。地方ではもうフイルム写真をするのは不可能という現実があり、それで私としては
デジタルだけどモノクロでやっていくというのも良いのかな?って考えるところがあります。
よく手間暇をかけるのが趣味の骨頂であるといわれますが、デジタルモノクロームは実に簡単で手間
要らずですね。面倒くさがり屋の私には向いていそうです。

今回モノクロ写真をするに、最初に思ったのは、これまで懸念していた超高画素高解像度のカメラも
黒白写真となれば無害になるという現実でした。カラー写真の実質解像度はモノクロ専用機の1/3~
1/4でしかなかったという事実、これを眼の当たりにしたということです。要は、カラー情報を捨てれば
写真というのはこんなに楽になるのだということでした。

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