メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 70D |
ソフトウェア | Digital Photo Professional |
レンズ | TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 A025 |
焦点距離 | 200mm |
露出制御モード | マニュアル |
シャッタースピード | 1/256sec. |
絞り値 | F2.8 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2000x3555 (3.14MB) |
撮影日時 | 2025-04-30 22:44:29 +0900 |
藤まつりで若い人々が藤とともに自撮りを楽しむ様子を見て、一年半前にまとめた若者の写真嗜好に関するレポートを思い出しました。
https://photoxp.jp/pictures/226046
上記に登場する「写真コミュニケーションの社会史」で記されている「若い女性にとって写真撮影や写真そのもののハンドリングは日常的な行動パターンのひとつとなり、写真は人との関係の中で消費するもの」。
これは、今回の藤まつり撮影でも実感できました。
藤まつりで自撮り、互い撮りを楽しんでいた女性たち、カップルたちは「私(と彼氏あるいは友だち)が主役の、私の写真」を楽しみ、その撮影過程も楽しんでいるようでした。
そして、「写真は人との関係の中で消費するもの」という概念ですが、藤まつりで観察していると、友だち・恋人といった関係では、写真が会話のツールでもあり、宝物でもあり、撮影した日が特別な記念日ともなる様子です。
それ以外にも、SNS上の知り合いという関係で来場していた人も多くいたようです。一方が被写体としてのドレスアップ衣装、他方は撮影者としての機能的な格好という好対照の2人組を多数見ました。
こうした人々は、被写体役はもちろん、撮影者もまたとてもよい被写体になる(撮影結果を二人で見ているときの表情はとても素敵)ため、撮影結果を受け入れていただきやすいのです。
アイドルや女優のグラビア撮影でも、カメラマンをまじえたオフショット写真が好まれるようですが、私が撮影した写真も被写体役・撮影者役のコンビさんにはオフショット写真として受け入れられた様子。
しかし、「私が撮りたいのは私自身の写真ではない」という人に不用意に突撃すると、厳しい拒否反応が返ってくるものです。昨年の藤まつりではその見極めができず、承諾をもらえないケースのほうが多く、惨敗でした。
今回、承諾率が10割だったのは、「私が主役の私の写真」を求める人々に遭遇する確率が高かったからのようです。