晩冬に木霊して
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 40D
ソフトウェア Digital Photo Professional
レンズ
焦点距離 90mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/790sec.
絞り値 F4.0
露出補正値 -0.7
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 2000x1333 (1,089KB)
撮影日時 2016-02-11 13:43:21 +0900

1   ポゥ   2016/2/11 21:30

カミさんと子供、昼飯がてら三人で行った松本市で、
伝統芸能「浅間温泉火焔太鼓」が行われていました。
若い打ち手は小学生から中学生くらいでしたでしょうか。

一生懸命になっている少年は美しいものです。
「頑張れ!」こみあげてくる感情を、「いい大人が何を・・・」という、
恥じらいでごまかして、歯を食いしばりながら、ファインダー越しに
躍動を見つめていました。
演目が終わり、「カッコよかったね」と話しかけると、
「ありがとうございます!」と、輝くような笑顔が返ってきました。
それは、今日の快晴の天気のせいばかりではなくて、
本当に、少年ながら、思わず憧憬を覚えるような眼差しでした。
子守をしていたカミさんに、「とてもいいものを見た。」と話したところ、
「何?泣いてんの?(笑)」と言われてしまいました。

2   Ekio   2016/2/11 22:51

ポゥさん、こんばんは。
寒い中でしょうが、真剣な勢いを見事なタイミングで切り取っていますね。
地元の方とのやり取りもポゥさんならではですね。伝統芸能に打ち込んでいる方々の励みになることでしょう。

3   エゾメバル   2016/2/12 18:26

掛け声と太鼓の音が聞こえてきますね。
昔から祭りを音が聞こえるように撮ってみたいと思っているので
こういう作品に憧れます。
若者らしく力いっぱい演奏していて清々しいですね。
感動するのもうなずけますよ。

4   ペン太   2016/2/12 21:40

以前 私も和太鼓の演奏撮影して
止めようかぶらそうかで悩み 結局ややぶらし気味の絵としましたが
早めのSSで止めた絵 ですが
 若者の交差する手 掛け声を上げている口の表情から 素晴らしい躍動感を感じさせます。

感極まったのも納得。
 若者のほとばしるエネルギーを写し止めれた事に、カメラマン冥利を感じられたかとおもいます。 

5   ポゥ   2016/2/12 22:12

皆さま、コメントをいただきありがとうございます。
ファインダーから、まさに、ほとばしる青春を垣間見て、
観客の最前列でカメラを構えながら、本当に、
じーんと胸を打ちこみあげるものに抗おうとしましたが
こらえ切れないものがありました。
素晴らしい太鼓でした。
演目が終わるや、自分のことのよう誇らしくなり、
力一杯拍手をしている自分がおりました。

シャッターは、私もスロー目で撮りたかったのですが、
あまりにも天気が良く、ISO100でもこの設定になりました。
しかし、この表情がとれたのであれば結果オーライ、
いや、このシャッターを与えてくれた冬の陽に感謝したい
と思いました。

6   masa   2016/2/13 09:18

切り取りの妙に感嘆です。
左端の人物は顔を写さずにバチを握った腕の力強さを、中央の二人は吼えている顔から声の力強さを、なんと絶妙のコンビネーション!!
ノートリですか? それともじっくり吟味したトリミング?

7   ポゥ   2016/2/13 09:39

masaさん、コメントをいただきありがとうございます。
この写真はノートリです。
太鼓の撮影はシャッタースピードと圧縮効果が肝ですが、
この日は群衆の最前列(要は、近すぎる)で、しかも圧縮効果を
出しにくいAPS-Cで撮影していたので苦戦しました。
そうかといって、広角でパースを効かせてしまってはいけませんので、
中央の少年の躍動が画面外に出ない範囲でかつ、左側の少年の腕と、
太鼓が最小限画角に入るように構図設定し、
可能な限り望遠側で撮影しました。
ピンは、40DのAIサーボがあまり高性能ではなく腕の交錯で迷うので、
中央の少年に概ね親指でピントを合わせ、
あとはなるがままに連写しました。
太鼓は上下動のみではなく左右・遠近動も激しいので、
少年にピンが合ってくれたのは、ほとんど運です。

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