メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 5D Mark III |
ソフトウェア | Digital Photo Professional |
レンズ | 24-70mm |
焦点距離 | 24mm |
露出制御モード | 絞り優先 |
シャッタースピード | 1/166sec. |
絞り値 | F5.7 |
露出補正値 | -1.7 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 2500 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 3000x2000 (3,132KB) |
撮影日時 | 2017-06-23 10:38:33 +0900 |
奈良井宿のすぐ隣に、木曽漆器の総本山たる
「平沢宿」があります。
木曽の漆塗りの業といえば、家庭用の器にとどまることなく、
全国から文化財から国宝の修復に至るまでを依頼されるほどの、
我が国屈指の、伝統技術の結晶です。
勇気を出して訪問し、写真を依頼したところ、
誠にありがたいことに、御許可をいただき、お昼になるまで
2時間もの撮影をさせて頂きました。
漆器塗りは、埃が舞わない「蔵」において行うのが最も良いそうです。
部屋には漆の匂いが立ち込めており、気付きませんでしたが
私の体にも薫りが浸透し、先ほど風呂に入った時、この蔵の空気を
思い出させる薫りの湯が、体から流れ落ちてゆきました。
カメラマンとして、実に幸せな2時間を過ごさせていただきました。
ポゥさん、おはようございます。
まるで上品なドキュメンタリーの1コマを見ているような素敵な作品ですね。
作品を作る際にカメラで撮られると言うのは敬遠されがちでしょうが、ポゥさんの真摯な態度が成し得た作品に思います。
主役はもちろん名人の真剣な手捌きにあると思いますが、障子越しの光の扱いに思わず唸ってしまいます。
この圧倒的な空気感、昔から淡々と継がれてきた伝統も感じます。白黒にしたことで、より重圧感がました感じですね。
しかし、なかなか声を掛けて撮らせてくださいとは言えないものです。強い意志や、これを撮るんだという熱意が伝わったんでしょうね。
これは、素晴らしいです。私には真似出来ない世界感です。
>素晴らしすぎて、ぐうの音も出ないほどの傑作です。
以前からですが、 この板の皆さん
レベルが高くて、同じ板に居て良いものかと。。考えさせられる事が有りますが 昨夜このお写真を見て ぐうの音が出ませんでした。
ポートレート 風景云々というジャンヌを越えた
日本人の魂を写しこんだショットだと感じました。
海外から色々なジャンヌでの日本人ならではの巧が評価されていますが
この歴史を感じる作業部屋で黙々と漆を塗る姿 痺れる物があります。
この板の皆さんのお写真を見て勉強し切磋琢磨しているつもりですが
改めてカメラマン魂に火を付けられた一枚です。
皆様、コメントをいただきありがとうございます。
まずは、なにより、撮影をこころよく承諾してくださった
工房のご夫婦にお礼を申し上げたいと思います。
今まで、色々な「人の所作」を見てきましたが、
震えるほどの感動を覚えながら撮影をしたのは、
奈川獅子と今回の漆器塗りが双璧です。
ご夫婦には、「またいつでもおいで」と言っていただけましたが、
私は冗談が通じない人間なので、本当に、またおじゃましたいと
思っています。
今回、2時間にわたり撮影をっせていただき、
ご主人からも「やけにシャッターの回数が多いね」
と言われるほどの枚数を撮影しましたが、
いいものがあったら、是非受け取って頂けたら嬉しいと思っています。
奈良井宿でのツバメのオジサン、そして今回の職人ご夫婦。
近頃、写真を通じて出会いに喜びを感じることが多く、
たいへん嬉しく、代えがたい喜びと感じています。
皆様、本当にありがとうございます。