季節は草紅葉を駆け抜けて
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 5D Mark III
ソフトウェア Digital Photo Professional
レンズ TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 A032
焦点距離 24mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/99sec.
絞り値 F11
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 2200x1343 (3,336KB)
撮影日時 2018-10-10 01:30:50 +0900

1   ポゥ   2018/10/10 21:55

風が、駆け上がってくる。
少し遅れて、ススキが一斉に揺れる。
季節は、いつの間にか高原を夕日の色に染めていた。

秋の始まりは裏ヴィーナスのここに来ることを、一年ごとのルーチンとしています。
前日は快晴だったのでパスし、
「晴れのち曇り予報」だったこの日に懸けました。
もちろん、レンブラント光線ねらいです。
思ったより雲が出なくて淡いレンブラントでしたが、
前景に陽が届くことも必須なので、これくらいが望みうる落としどころなのかもしれません。

ハーフND(グラデーションタイプ)を使用してます。
撮影データそのままだとフラットすぎるので、現像時にコントラストを上げ、
光源付近をドラマチックにしたつもりです。
撮影後のレタッチが柔軟になるのも、ハーフNDの利点だと思います。

欠点は、使うのがちょっと面倒(私は手持ちではなくアダプタを使用してるのでいくらかマシですが)なのと、
解像が若干低下すること、レンズ自体の逆光性能に関わらずゴーストが発生すること、です。

2   エゾメバル   2018/10/11 12:40

正にレンブラントの世界です。
レンブラント光線にレンブラントの赤、そして広角レンズの使い方が好きです。
逆光に光る薄に触れるくらい近づいてデフォルメして、作品全体に勢
いをつけていると思います。狙った角度も完璧ですね。短い時間の中
でこの位置にカメラを持っていくのは大変だと思います。
でも何度も撮っている場所でしょうから知り尽くしているのかもしれ
ませんね。素晴らしい作品です。

3   ペン太    2018/10/11 20:10

これは紛れもなく 宗教画の世界観
(昨年も同じ様なコメントを書いた様な気が・・)
 降り注ぐ光芒が神々しいです。

それを引き立てているのが
 紅葉さかりの地上の景色と 風に棚引くススキの群生ですね。

吹き上げてくる風が見えるようです。
私の”風を撮る”シリーズに是非欲しい一枚です。

>前日は快晴だったのでパスし、
「晴れのち曇り予報」だったこの日に懸けました。
こんなロケーションに狙いを外しても直ぐに再訪問・・・
めちゃうらやましいです!

4   Booth-K   2018/10/11 20:11

空から、地から、放射状の鬩ぎ合いの対比みたいな構図は、ダイナミックで印象的です。秋色も知らないうちに整って、風といっしょに駆け抜けているようです。
台風だ、雨だと言っているうちに、気が付けば季節は秋。焦るなぁ・・。(汗)

5   Ekio   2018/10/11 21:11

ポゥさん、こんばんは。
同じ被写体(対象)を貪欲に突き詰めて行くところは流石ポゥさんです。
NDやレタッチを駆使して作り上げたお写真、見応えがあります。

6   MacもG3   2018/10/11 21:32

下手なコメントが出来ないくらいの完成度ですね。
毎年拝見させていただいていますが、見る度に新鮮さを感じます。
ちょっと真似できません。

7   ポゥ   2018/10/11 23:27

皆様、コメントをいただきありがとうございます。
数年同じポジションで撮影していますが、通い詰めればいいことありますね。
湿原の写真でもそうですが。
今年は光線具合はまぁまぁですし、何といってもススキの表情が良かったです。
エゾメバルさんが言及下さっているとおり、風と共に押し寄せてくるような感じになるよう、
毎年同じなようでいて、実は立ち位置や視線の高さには結構気をつかった一枚です。
この後、もう一段階変化しますが、気が向きましたらまた投稿します。

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