メーカー名 | SONY |
機種名 | NEX-3 |
ソフトウェア | Capture One 7 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 16mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/500sec. |
絞り値 | F7.1 |
露出補正値 | -0.3 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2048x1363 (2,503KB) |
撮影日時 | 2018-11-25 23:37:54 +0900 |
こないだは芸能発表会ということで撮りたくもない撮影をしてましたので、ちょっとストレスが溜まって
ましたが、今回はいつもどおり自由に撮影ができて満足できました。(笑)
つくづく思うのは、写真って野外て歩いて撮影ができるっていうことが一番に嬉しいことだなっていう
ことですかね。
ところで、今回の撮影はアルファ7ではなくてNEX3/5Rで撮影。古いAPSミラーレスです。
両機の画質は歴然として、より古いNEX3が圧倒的に良くて、少し後のモデルであるNEX5Rは画質が
悪いんです。
その理由は、ひとつは画素数を上げたこと。もうひとつは像面位相差AFセンサーを撮像素子に組み
こんだことでしょうね。(その手の初期のモデルで、今はそんなことはないようです)
しかしカメラの発する漏洩電磁波は、先幕電子シャッターが使える5Rが少ないんです。NEX3はかなり
電磁波が出ていて、前回の展示物撮影時には対策を何もしていなかったので、少し手がしびれ気味
でした。それで今回はボディの周囲にグリップで武装しました。それでもやや違和感は残りましたね。
やはりカメラは画質よりも安全性というのが正しいんですけど、画質の魅力っていうのは抗しがたい
ところがあります。
撮像素子センサーの画質って、とにかく画素数が多くなると画質は悪くなる。それからスピード処理を
するようになると、これも画質は悪くなる。そういうセオリーがあります。ISO感度を上げるっていうのも
そうです。
「キタムラ アルファ9特集」
http://shop.kitamura.jp/special/sale-fair/general/photo_mono/sony_a9/
これを見ると、アルファ9とオリンパスMD-1マーク2のローリングシャッターの比較が出ていますが、
オリンパスはローリングシャッター歪みが出ていますね。私の使っている前モデルはもっともっと歪み
がでます。
しかし考えてみれば、読み出し書き出しがゆっくりっていうことは、それだけ映像エンジンが画質を
練ってやっているわけでして、画質を追求すれば当然にスピードは犠牲になるっていうことなんで
すね。
AFだってゆっくりで良いんであればコントラスト検知方式で十分で、それだと画質は犠牲にならないの
です。AFを速めようとして撮像素子にAFセンサーを組み込もうとするから画質が犠牲になるんです。
そういうのは裏面照射型センサーもそうだし(高密度素子になり感度が低下、それでISO感度を上げ
る為に)、アルファ9の積層型裏面照射型センサーもそう。キヤノンのデュアルピクセルセンサーも
そうです。スピードを追求して画質が落ちているってことですね。
そんなにスピードが大事なのかな。数多くのショットを撮りたいのかな、って思いますよ。(^^ゞ
イオスRはイオス6Dマーク2と同じくデュアルピクセルセンサーを採用しているんですけど、そうでは
ない普通のイオスのカメラと比べれば相当に画質が落ちていると言わざるを得ません。
ほぼ中間色がないという感じで、とくに黄色周辺の中間色が乏しいと、画像に立体感の喪失が起きて
しまって、写真は平板な絵のようなものになります。
それで思い出したのがシグマ・クワトロです。クワトロは何が一番まずかったかと言うと、補完処理に
よって中間色が乏しくなっているという感じがしてます。それでフォビオン素子独特の、3次元的な
立体感の感覚がクワトロでは乏しいんですね。
もっともシグマは、クワトロの人気の無さに気がついたようでして、次回のフルサイズセンサーは
クワトロではないんだよと発言をしています。(そうしか取れない発言) つまり従来型のフォビオン
センサーに戻すっていうことでしょうね。
そのクワトロの絵にイオスRは酷似しています。きりりっとしてはいてもそれだけで、発色(中間色)に
乏しく絵は単調で平板なイメージなんですね。
ただ言っておくと、天下のキヤノンがフルサイズミラーレスをそのままにしておくはずがないということ
です。イオスRは飽くまでも6Dマーク2と同じく廉価入門モデルです。ですからデュアルピクセルセン
サーでやったんですね。それで本命の5000~6000万画素のミラーレスは、従来センサーで来るはず
です。これは今から予測しておきますから。
こんな具合で新しくリリースされるカメラは概ね画質が犠牲になってます。
しかしながら、電磁波という安全性の観点から言えば、新しいカメラはより安全になっているんですね。
そこのところは強調しておきたいと思います。
今回使ったNEX3よりもNEX5Rが安全だ。DPメリルよりもdpクワトロが安全です。イオス5Dマーク何々
よりもイオスRが安全です。それは電子シャッターが使えるから。ニコンD800よりもD850が安全です。
さらに安全なのがニコンZですから。これも電子シャッターが使えるから。
そんな具合です。画質なんかより、安全性がもっと大事でしょう。
ほんというと、安全性を追求しながら画質を保って欲しかったんですね。しかし時代の流れとして
スピードを提供しようとして画質が犠牲になっているというのが現実です。ユーザーは、そんなに
スピードを求めてはいなと思うんですけど、そういうユーザーもいるということで結果として画質が
犠牲になってしまっているんです。つまりスピードは誰にでも分かるけど、画質を分かる人は少ない
からですね。
誰にでも分かるのが、画素数とスピード、そしてISO感度です。これが現在の3種の神器。画質なんて
本当に分かる人って百人中数人だけですから。(笑)
まあ色々と言いましたけど、とにかくカメラの安全性は確保されました。もうそれだけで万々歳なん
でしてね、私も十分に満足しています。