メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 30D |
ソフトウェア | |
レンズ | 17-50mm |
焦点距離 | 17mm |
露出制御モード | 絞り優先 |
シャッタースピード | 1/20sec. |
絞り値 | F4.0 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | スポット測光 |
ISO感度 | 400 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 3504x2336 (3,159KB) |
撮影日時 | 2008-08-30 23:45:05 +0900 |
投稿者さんからありがたいご感想をいただいたので、マツダ話を
少し続けます。広島交通科学館の企画展で目玉であったマツダRX-500。
ロータリーエンジンをリアミッドシップに積んだ「高速実験車両」
だそうで、1970年の東京モーターショーに出展され、全国のマツダ
販売店を巡って、販促を兼ねた走行実験に供されたそうです。
「カーグラフィック」2011年8月号のマツダ特集で、このクルマ
も紹介されており、「モーターショーのブースデザインを監督した
黒川紀章氏の鶴の一声で黄色に塗られた」「最高速度250km/hも
達成したが、ボディが大きくなりすぎてこの形で市販することは
あきらめた」等、デザイナーの福田成徳氏へのインタビュー記事が
掲載されています。
なお、この記事の写真担当は、クルマ撮影では有名な北畠主税氏。http://www.vividcar.com/cgi-bin/WebObjects/f1b8d82887.woa/wa/read/f1bb2a48f5/ を参照。
21世紀になって、1970年代の実験車両を復活させる試みが各社
で行われ、トヨタ7ターボなども実走状態に。このRX-500は、
どうもマツダの倉庫に「30年間放置されていた」そうで、レストア
には苦労されたようです。
レストアの過程で、塗装断面が三色三層という、どこぞの
カメラ
の撮像素子みたいになっていることがわかり、「3台色違いが存在
した」という話は間違いで、1台を塗り替えていたのだということ
です。つまり、ランボルギーニ・イオタと同様、「世界に一台」の
クルマ。イオタはレプリカが出回ったので、それ以上に貴重かも。
こんくらいでいいすかね。そろそろ漫画話いきますよ(爆)
RX-500が活躍した漫画・・・というのは記憶にありませんが、
ミッドシップ車は、居住性や実用性を犠牲にする分だけ、ストイックな魅力があるのか、各種レース漫画では活躍しています。
「サーキットの狼」では、ミッドシップ車の代表格、カウンタック
が「クルマの限界が来る前に、ドライバーがギブアップするほど
居住性が悪かった」という描写をされていますが、池沢氏は、
クルマ好きの友達が多く、自分及び友達のいろいろなクルマ体験
(当然トラブル含む)から、たくみにリアリティあふれるエピソード
を引き出し、漫画に反映しています。
「熱にドライバーが負けた」というのも、実際にあったことなのでしょう。
「カウンタック」をち密に描写した漫画は、その名も「カウンタック」、梅澤春人氏作。
少年時代にカウンタックに憧れた主人公が、大人になってカウンタックLP400を手に入れるという、それ自体はありふれたストーリーですが、ストーリー展開がテンポよく、周辺人物の物語もふんだんに織り込まれているので、飽きずに読み切ることができます。
劇中では、カウンタックに軽量化と空力改善を施し、公道で
304km/hを記録する、という描写もあります。史実のカウンタックは、70年代の日本における実走試験で最高速260km/h弱、ゼロヨン
13秒台中盤という、カタログデータには及ばないものの、それで
も夢のある数値を記録しており、この漫画では、「本当にカタログ
データを達成する」ことが見せ場のひとつ、となっています。
モータースポーツは、スポンサーを獲得しなければどうにも
ならず、どの漫画も、「主人公を支援する個性的な篤志家」という
存在は欠かせず、この描写が作者の腕の見せ所、となっています。
「カウンタック」におけるスポンサー描写は、やや池沢氏の漫画に
準拠したところが見られますが、リピートではなく、十分に
個性的です。
スポンサー獲得、というところでは「F」は非常に悲劇的な
ドラマが描写されていますが、これはネタバレになるので遠慮
します。
私はエンジン工学に詳しくありませんが、スーパーカーが、
熱効率に劣るクルマであることは間違いないようです。要するに
「頼んでもない暖房を真夏にしっかり効かせてくださる」親切設計。
昔乗っていた、4気筒バイクが、「足元に温風を送ってくれる」
という、「冬限定の」親切設計でした。夏は罰ゲーム(笑)
写真の話もちゃんとしておきませうね(爆)
北畠主税氏のクルマ写真は秀逸で、露出なども、私から見てたいへん
好みです。「カーグラフィック」2011年8月号は、その北畠氏の写真
だけでも、定価以上の価値があるのではないかと思うくらいです。
私にはそうは撮れそうにもないけれど、心のハードディスクに永久
保存して、時には引き出して、参考作例として活用したいものです。
RX-500のテールランプは、通常のブレーキ、テール、ウインカー、
バックの表示以外に、巡行走行時にはアンバー、加速時にはグリーン
の表示をして、後続車に速度状態がわかるような表示について、実験
がなされていたようです。
(ネタ元はウィキペディアhttps://en.wikipedia.org/wiki/Mazda_RX-500)
なお、上記URLで、このクルマのサイズも紹介されていますが、
これを見るかぎりは、現在の3ナンバー車としてはむしろ小型な
部類で、「大きくなりすぎた」というのは、当時の国産車事情を
物語っているようです。大きさ以前に、2シーター車が認可される
可能性は少なく、フェアレディZのような実績のあるクルマでない
と難しかったようですし、そもそも軽トラでもないかぎり、日本では
売れそうにない、とも。
さて、テールランプで速度表示を行うというのは、
かつて、大型トラックのルーフ上に、速度表示灯を設置することが
義務付けられていたことを連想します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/速度表示灯
このあたりは、職業柄、裏街道さんがお詳しいことでしょうから、
コメントをいただきたいところですね。
おはようございます。
Canon EOS 30Dの画質とても奇麗で驚きました。
こんばんは。コメントありがとうございます(*^^*)
ははは、30Dも草葉のハゲで喜んでいることでしょう(手元にあるが
すでに動かない)
このXP掲示板の30D画像は、半分くらいは私かもしれません、
それだけ長いこと使いましたが、10万ショットが近づくにつれて動作不調になりまして、70Dに移行しました。
30D話はまだ別項で続けますね。