メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 70D |
ソフトウェア | Digital Photo Professional |
レンズ | TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2 A022 |
焦点距離 | 350mm |
露出制御モード | マニュアル |
シャッタースピード | 1/256sec. |
絞り値 | F5.7 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 400 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 3000x2000 (3,075KB) |
撮影日時 | 2021-04-11 15:05:47 +0900 |
「オタク道はるか遠く・パロディの世界」の、VWエンブレム原画。このように、映り込みはアウトフォーカスするので、CMのような映り込み画像をほんとに一枚撮りするとすれば、エンブレムも無限遠の位置において、望遠撮影することになると思います。
その場合でも、映り込みの歪曲は避けられない。
ところで今回のタイトル「いつもオタクがいた」は、自動車評論家ポール・フレール氏(故人)の自叙伝「いつもクルマがいた」から。ル・マン総合優勝、F1グランプリ最高2位の実績を持つレーサーでもあり、「サーキットの狼」にも著書からの引用ナレーションがあります。
そのポール・フレール氏にも負けない腕前のテストドライバーが望月修氏(故人)。「サーキットの狼」劇中で、作者池澤氏の所有するポルシェ・ターボのゼロヨン挑戦を担当し、(この項は実話らしい)、フレール氏のタイム13.5秒を破る12.63秒を記録しています。ただしこのタイムは一説には12.98秒だったともいわれている。
「サーキットの狼」は、オタクとして読んでいて楽しい漫画ですが、実話をベースにした展開で、ストーリーもしっかりしています。クルマに関して作者の好みが強く出ている(例えばポルシェ>フェラーリ>ランボルギーニ)ものの、実車の実写(シャレにあらず)を多数活用して、精緻な描写がなされていて、その後の自動車漫画に影響を与えた様子です。
1970年代は、国内の自動車レースが低調で、海外のレースを紹介する雑誌も少数だったため、作者が直接、海外に取材に出かけたことも劇中で語られているのですが、そのための連載休止も記憶になく、「実話をもとにしているからネタに困らなかった」のは確かなことのようです。
さらに話をつなげると、ポール・フレール氏は、自動車評論家の小林影太郎氏(故人)と親交が深く、小林氏を師と仰ぐ徳大寺有恒氏にも影響を与えたものと思います。徳大寺氏もレーサー出身で、小林氏ともども、「サーキットの狼」続編に、彼らをモチーフした語り部役が登場します。
その徳大寺氏の著作「間違いだらけのクルマ選び」は、その他のオタク分野にも影響を与え、中川右介氏が企画した「間違いだらけのカメラ選び」(田中長徳氏著)につながっています。
ここでオタク話が一周するわけですけれど、上記登場人物は、中川氏・田中氏をのぞいて全員故人なので、時間の経過も実感・・・
135ミリくらいで思いっきり高絞りをすれば映りこみにもピントが合った感じになりませんか?
エンブレムになんとなくS9000さんが写っているような気がしないでもないですね。(笑)
ところでこれからはオタクは絶滅危惧種になるんではないですかね。みんな何か分かったような
気になって深く考えることをしないような時代が来そうです。すでにそうなっているかも知れませんが。
こんばんは。コメントありがとうございます(^^)v
あははは、おっさーんが映り込んでいますな。そこらへんも含めて無限遠説に一票(笑)
といって、無限遠は私の発想ではなく、映画「E.T.」の名シーンを再現した人が月と地上の人物に同時にフォーカスする方法として無限遠を採用してます。
https://photoxp.jp/pictures/213813
同じオタクでも、ポール・フレール氏や赤瀬川源平氏のような人はなかなか今後出てこないと思いますが、オタク全般は、個人の気質と時代環境で発生しています。そもそも、1980年代に突然発生したのではなく、もともと存在した一定層にオタクという名称をかぶせたものと考えています。
「ブームは発生するのではなく、発見されるのである」
(中川右介著「ブームはどのように始まりどのように終わるのか」より)