③_(RAWから現像 モノクロ)
Exif情報
メーカー名 NIKON CORPORATION
機種名 D800
ソフトウェア Capture One 9 Windows
レンズ
焦点距離 35mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/100sec.
絞り値 F3.2
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 4096x2734 (4.03MB)
撮影日時 2015-11-23 18:58:06 +0900

1   kusanagi   2023/11/28 20:52

⑳+①
デジタルカメラはフイルムカメラに比べて、全て電気で動くというか、フイルムのような柔らかい生の部分
がありません。メディアは単にデータを記録するものでしかなく無くても構いませんし。
フイルムの代わりに半導体チップが全てを携ります。この半導体集積回路こそがフイルムに相当するもの
でして、その半導体を作成する過程で写真の技術が応用されています。現像定着洗浄だけでなく、ステッ
パーという巨大な引き伸ばし機(ではなく縮小機の露光装置)が使われています。一番高額な機器では
ないですかね。例えば、こういうの。
世界が依存するオランダの半導体装置メーカーASML
https://ampmedia.jp/2023/05/01/asml/
https://ja.wikipedia.org/wiki/ASML
つまり、デジタルカメラとは、大きく考えれば、そういう半導体製造の最終端末部でしかないのだということ
です。それは我々のネットに接続したPCが、グーグルなどのクラウドサーバの端末でしかないのと同じです。


「光と影のTSMC誘致」 深田萌絵編集 かや書房刊 という本があります。高度な半導体を製造する為に
膨大で良質の水と、同じく膨大な電力が必要で、かつ環境汚染も大きいということを報告しています。
そういうのはインターネットサーバーシステムとか、AIサーバーシステムでも同じであり、日々膨大な
電力を消費し、それが地球環境を悪化させているのは間違いがないことです。
世界が半導体化・ネット化・EV化すればするほど地球は温暖化していくというジレンマというか、逆説が
あるようですね。便利は決して只ではないのです。
デジタルカメラでは無限に写真が出来る。それは本当は嘘です。その過剰すぎる画像と引き換えに
我々は環境や資源、そして未来を失っているのですから。

「TSMCが熊本の水汚染を引き起こす」
https://www.youtube.com/live/ZmDrRjRqiWc?app=desktop
【ゲスト:深田萌絵〔 IT ビジネスアナリスト〕】及川幸久
https://www.youtube.com/watch?v=JT7E9pqDbhQ
半導体工場が次々火災。ついに日本のルネサスまで!背後に・・の影?
https://www.youtube.com/watch?v=3ryA5nuFCfw&t=10s
こういうのをみると、なぜ台湾という、二流国なのに世界最先端の半導体が作れるのか。以前から不思議
に思っていたのですが、その理由が分かったように思います。台湾人といえども半分は中国人ですし、
台湾の国としての歴史は新しいのです。結局は日本や米国という先進国が半導体製造を手放したのは、
環境汚染などのデメリットが大きくて、環境意識の低かった台湾や中国へ押し付けたということではない
かと思うこどあります。そう考えると納得がいきますね。

ところで、グーグルマップなんですが、意匠が変わりました。地形図になったのは便利です。そして何と
いっても大変化は、韓国の地名表示が日本人の読めないハングル文字から漢字になったことです。
これは日韓の接近の政治事情を反映しているものと思われます。
台湾が好きで韓国が嫌いな人はネット民の中に多いんじゃないですか。しかし韓国は日本にとって無くて
はならない国ですね。だいたい両国の歴史が違います。韓国朝鮮半島の歴史は古く日本とも深い関係が
あるんですね。そして韓国は国家ですが、台湾はまだ独立国家とは言えない段階ですね。

「半導体ビジネスの覇者」-TSMCはなぜ世界一になれたのか? ワン・バイルー著 日経BP刊
を読み進めていますが、米国の強いバックアップがあればこそ、TSMCはナンバーワンになれたという
のが良く分かります。そういうのは日本の企業もそうでしたね。しかし日本とは少し違うところがあるよう
で、創業者は中華系米国人と言っても差し支えないレベルのような気がします。米国との緊密度が日本
とは違うという感じです。中国人はとことん米国人になれるというか、そういうのは良くも悪くも日本人には
できない芸当です。
ところでTSMCが日本にやってきました。日本にとっては外資ですね。エルピーダメモリを買収したマイク
ロンと同じような外資系になるわけですが、はたしてどこまで日本がTSMCの技術を取り込めるのか、
そこに興味があります。そして半導体製造の微細化技術はもう限界に達しているみたいですね。だから
こそTSMCは台湾を出て、日本だけでなく米国やドイツにも工場を作っているのでしょう。これまでとは
シーンが変わりつつあるようです。

とにかく日本人を目覚めさせるには外国人、外国軍に外資というのが、日本の歴史の通り相場です。
つまり外圧がないと日本人は眠ったままになりますからね。そういうことでTSMCの黒船は大歓迎です。

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