メーカー名 | SIGMA |
機種名 | dp0 Quattro |
ソフトウェア | SIGMA Photo Pro 6.5.4 |
レンズ | 14mm F4 |
焦点距離 | 14mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/200sec. |
絞り値 | F11 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2704x1808 (6,022KB) |
撮影日時 | 2019-05-05 16:40:44 +0900 |
シグマが次のdpカメラというべきか、fpという小型カメラを発表しましたね。
フルサイズ・ベイヤー裏面照射型2400万画素(無論ソニー製)です。( ここでソニーと取引して、ソニー
ミラーレスマウントのシグマレンズが出せます)
fpの値段は安いそうです。さて、コントラスト検知AFのみなので一眼レフのレンズがまともに動くかは
わかりません。しかし遅くても良いから正常動作して欲しいです。(^^ゞ
メカニカルを排して電子シャッターのみ搭載というのは良いですけどね。これでコストダウンできます。
シグマがsd系のフルサイズ・フォビオンをリリースするわけですが、じゃあ、dp系はどうするのか?が
不明だったのです。 dpにフルサイズ・フォビオン搭載では値段が高すぎるし(ユーザーが離れる)、
かと言ってフォビオンのAPSサイズも同時に作るのではコスト高になってしまうしで、それで私も読め
なかったわけですが、今回、実に良い回答を出してきたという気がします。
しかしこれが完全に従来のdpに取って代わるのかどうかはまだ分かりません。フォビオンセンサーを
作る新しい米国工場は生産能力が高いからです。
やはり本当のdpカメラはフルサイズ・フォビオンで出るのではないですか。
レンズ交換式のsdフルサイズ・フォビオンだけではセンサーが捌けないでしょうから、どうしてもレンズ
シャッターカメラのsdより低価格のdpが必用です。
新dpの大きさは現行のdpクワトロと同サイズに収めるでしょう。やはりフルサイズセンサー搭載なので
値段は上がります。
それで新dpを買えないユーザーには、今回発表した小型のベイヤーカメラを勧めるんでしょう。
これは上手い戦略ですね。初期型のdpと同じく小型サイズにして(デザインもそうです)、スタイルだけ
シグマしたい、というユーザーにはこれで十分に受けるんです。
それで本当のシグマファンに対しては、正統派のフォビオンフルサイズの新dpと新sdでいく。
カメラがミラーレス化して各社マウントが新タイプになってますね。本来シグマはレンズメーカーでした
が、これからはなかなかそうは出来ないような雰囲気です。特にニコンのマウントが作れないでしょう。
そんな感じで、シグマはカメラの領域に、これからぐっと力を入れてくると思うんです。
フォビオンセンサーはシグマの看板ですから、これは絶対に外せません。しかしそれだけでは戦力と
しては不十分。それで今回、廉価機モデルとしてソニー製センサーを導入したんでしょう。
レンズメーカーとカメラメーカーの二足の草鞋はなかなか履けません。カメラメーカーに言わせれば、
コウモリみたいな真似をするな、ということですからね。それでシグマはライカマウントにしたんじゃ
ないですか。シグマ独自のマウントでは、まだまだ時期早々。そんな実力はまだないですから。
ライカマウントにすることで、ライカユーザー、パナソニックユーザーを取り込める。さらにソニーと取引
をしてソニーマウントもゲットした。
こういう戦略というのは一歩間違うと会社を潰しますからね。まさに薄氷を踏む思いでやってると思い
ます。私は、このベイヤー・シグマはまだまだ次のモデルが出ると思ってます。ここを売れ筋として
稼がなくちゃって感じですかね。それだけでなく、ライカマウントのユーザーをどんどん増やさなければ
なりません。
カメラは小型が間違いなく売れます。今回のdpの下位クラスとしてのfpは、その小型化の王道を行って
ます。メカニカルシャッターを廃したのは英断です。小型化とコストダウンの両得でいけますから。
シャッターゴミが出るクレームもないですし。(^^ゞ
fpはレンズ交換式ですけど、これの固定レンズ式も出せば面白いですね。もちろん電子シャッターで。
シグマはベイヤーも出すということで、今までフォビオンではできなかった高ISO感度撮影、そして動画
撮影ができるようになってきました。発熱対策としてヒートシンクを採用したというのは、シグマの技術
ではないでしょう。しかしアイデアはシグマでしょうか。長年発熱カメラを汚名をもらってましたから。^^ゞ
このヒートシンク方式は、私もクワトロsdとdpでやってます。ボディ下部にアルミやステンレス板を着け
てますから。(笑)
コンデジでありながら大型センサーを搭載した初めてのカメラが初代のdpでした。
そして本格的なカメラでありながら、メカニカルシャッターを排して電子シャッターのみにした初めての
カメラがfpですね。
シグマのアイデアは新しい時代を作り出すことに長けています。それからシグマにとっては、初めての
フォビオンセンサー以外の搭載カメラなんですね。動画に力が入っているのも見逃せません。
何やかやでいい加減なことを書いてますけど(^^ゞ、これらもジグマには頑張ってもらいたいですね。
そうそう、この投稿写真で、水平線遠くに写っているのが佐渡ヶ島らしいです。(^^ゞ
波が穏やかであればなんてことのない距離なんですが、冬場の荒れた時期は、昔の船では航行が
出来なかったそうです。
今回の東北行から、もう2ヶ月以上経過しているのですが、今だに写真を撮る意欲、といいますか、
撮影して楽しいという気持ちが湧いてきません。撮影は運動がてらに、ということで多少は続けて
いるわけですが、心底楽しめないというか、昔のように脳天気にはやれていないということです。
多分、以前とは自分の中の何かが変わったという気持ちがしています。
それはおそらく福島の被災地を見てしまったからかな?という思いがしているんですね。フクシマは
ある意味での、風景の死とでもいうところがあったように思えるんです。
正確に言えば、『風景写真の死』、ですかね。
そんな感じなのでカメラを持ち出すのもウザったいと言いますか、その被写体の死が全てを支配して
しまって、自分の写真は半分は仮死状態という有様になっているように思えます。
まあ、しばらくはこの状態が続くんじゃないかなって思ってます。
考えてみれば不思議なものですね。たった一握りのセシウム137/139が原子レベルで薄くばらまか
れただけで人々はそこに住めなくなった。その量たるや微々たるもので通常の感覚では問題外なの
ですが、しかし現実にはそうではなく、その毒素が環境に多大な影響を与えてしまい村々には誰も
いなくなったわけです。
人がいなくなればそれは風景ではなくなってしまう。村や町は生の遺跡と成り果て、違った観点から
考えなければならなくなってしまう。
それから被写体には、人々だけでなく、未来というものがなければ生命は吹き込まれないということ
でもあるようです。
被災地は数十年、百数十年、もしくは数百年は立ち入ることが出来ないとすれば、ここ当分は風景
としての未来がない、ということでもありますね。
今回の東北の旅は、当初から福島を目当てに行こう、と考えてはいたものの、最後まで福島は避け
ようか、という気後れが私の心の中で充満していたのです。
とにかく会津まで行き、福島は飛ばして三陸に行こう。そして北上して十和田まで行こうかという別案
が最後まで首をもたげていたのです。しかし、ここまで来て福島を見ないでは一生の後悔になるんだ
ろうということで、そして私は福島に足を踏み入れ、彷徨いました。
それほどに逡巡し迷いにまよった福島ではあったのです。
そして今、私が手にしているものは、紛れもなく風景写真の死であるわけです。私の中の写真の
かなりの部分が死んでしまいました。
それは風景というものは永遠なるもの、という、これまでの信仰が崩れてしまったということでもあり
ます。あのフクシマには、そして私が見る光景に風景はなくなった。ネイチャーとかドキュメントというの
はあるだろうけれど、もう楽天的な風景論はもう通用しなくなってしまっているのです。
カメラの出す電磁波に懸念し戦いながらも撮影と写真には熱意を失わなかった私ですが、フクシマで
みた風景写真の死には、(予感はありながらも)想定外だった、というのが偽らざる気分です。
考えてみれば、私はこれまで、被写体におんぶの写真を写真ばかり撮ってきたから、そういう限界に
突き当たったんじゃないかなって思えてきます。
被写体に頼る写真とは、機材に頼る写真と同じでして、自分の本当の写真だったとは言えなかった
かもしれませんね。
煙突は原発のものでしょうか。
日本海側は自然の災害よりも他の心配が大きくなってきてますよね。
大丈夫でしょうか。。
この原発は構内を見学バスで周遊することができました。
「放射性物質拡散シミュレーション結果 新潟県」
http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/238/1000/No.12_609624,0.pdf
こんなものですむのかなあ?と感じますね。
「福島原発 放射性物質の広がり画像」
http://aoitombo.s100.xrea.com/kaiyo1.html
この地図の赤い部分が特に強烈ですね。
こんな感じでフクシマの放射能は殆どは太平洋に流れていったのです。陸地を汚染したのはごく僅か
な量だけです。地球の偏西風の影響でこういう具合になるわけですね。基本的に太平洋側にある原発
は被害的に有利で、日本海側に立地する原発は不利なのです。
汚染された浜街道や阿武隈山地は、はっきり言えば不幸中の幸いでして、日本の穀倉地帯でも人口
密集地でもありませんでした。そしてその範囲も狭いものです。
飯舘村などを徘徊して、その光景が香川の南側の山地部によく似ているんですね。植生が違うから
何だけど地形的には此方と殆ど同じような風景があるんです。花崗岩質の土壌というのも同じです。
正直言って失われた地域はさほどに価値のある土地ではないんですね。(これは全国的に見てです)
ところがこれが、柏崎刈羽原発だと、その位置関係から、フクシマと同じような事故が起きれば、東北
や東日本は壊滅するかもしれません。新潟、群馬、栃木、茨木、福島、山形、秋田、宮城、岩手、
そして青森と、山脈などの地形的なことを言うと、高い山がある関東はまだしも、なだらかな山の低い
東北地区は全域に放射能がばらまかれるかもしれません。
そしてなによりも新潟、東北地域は日本の穀倉地帯です。日本で一番良いお米ができる地域なんで
すね。そして大都市も数多くあります。
原発再稼動に於ける対策としては、地震や津波対策という自然災害にしか意識がなくて、これから
本当に怖いのは航空機墜落やミサイル・弾道弾などの空からの脅威なんですね。意図しなくても
不測の事態というのもありますから。
ですから地対空ミサイルとかPAC3などの追撃装置を配備すべきなのですが、そういう意識がまだあり
ません。もちろん探知レーダー網も必須ですし。
そこまでお金を掛けるのならば柏崎は廃炉にすべきかもしれません。その核燃料物質は福島に持って
行けばいいんです。
とにかく柏崎原発は地理的に見て大変重要な原発なんですね。まかり間違えは東日本が全て失われ
るということで高い意識と危機感が求められます。
とにかく今すぐできることは原発を守るミサイル防御システムです。東京にPAC3を配備するのではなく
この柏崎にこそ常備配備すべきなんですね。
日本海側の原発が北朝鮮の特殊部隊のテロでどうとか、ということはないでしょう。ああいうのは映画
の世界だけで現実的には不可能だからです。しかしガードマンが軍事訓練を受け鎮圧武器などを持つ
ことは大事です。陸自自衛官の再就職先に相応しいでしょう。
東北が放射能汚染されだ場合、東北で収穫された作物は東北外に持ち出すことはできなくなります。
そして数多くの企業は逃げ出します。もちろん観光客などは近寄りません。
そしてやがては誰もいなくなるのですね。ほとんど日本列島沈没のSFと変わりがありません。
とにかく偏西風の関係で日本海側にある原発は、その放射性物質の被害拡大が広範囲になるという
ことが問題なのです。