メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 70D |
ソフトウェア | Digital Photo Professional |
レンズ | 180mm |
焦点距離 | 180mm |
露出制御モード | マニュアル |
シャッタースピード | 1/664sec. |
絞り値 | F2.8 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 3000x2000 (3,924KB) |
撮影日時 | 2019-09-08 00:57:29 +0900 |
幸せそうなカップルさんたちの軽やかな歩み。縮景園にて。
歩みに伴ってお召し物に適度な陰影が出るように露出を設定、の図。
縮景園、どうやら海外インスタグラマーさんたちにとって、聖地とまではいかなくても穴場になっているらしく、三脚をかまえてタイマーで自撮り連写する、ドレス着用の外国のお客様を見かけます。
かみさんはインスタをやらないのですが、インスタグラマーのいろいろな流法には興味があるらしく、その方面の専門誌、専門サイトを見つけてきて、私にも勧めてます。
https://genic-web.com/about
物撮りや自撮り(何の冗談だ)、加工を勧めているわけじゃなく、かみさんが言うには「写真の中に自分ならではの物語世界を作るという熱意と工夫は参考になる」とのことです。
で、雑誌「GENIC」を読んでみると、先般紹介したトランスルーセントファッションというのは、透過による美脚演出だけでなく、その軽快さから、風をはらんで自由自在に複雑な造形を表現してくれる「風を味方につける衣装」なのだそうで、インスタグラマーで衣装・舞台設定・加工を一人で行うくらいの人にとっては、マストアイテムになっているようでもあります。
また、写真雑誌で紹介される撮影技法のたいていのものはこうしたインスタ専門誌でも特集されており(ツールが同じなのであたりまえか)、中には「スカート姿の女性を魚眼レンズでローアングル撮影する」という、こちら側(何の側だ?)では絶対にできないようなすさまじい流法も紹介されています。
そういうのは我々側(だから何の?)では無理ですが、過度な露出にならない程度なら、映画「ダンスウィズミー」のように、「スカートを少しサーキュラーにお願いします」とモデルさんにリクエストしたら、軽くふわっと回って広げてくれると思います。
頼んだことはないですが。うんうん。
「サーキュラー」は写真では円偏光フィルターに使われる言葉ですが、服飾では、着用者が回転するとふわりと円形(サーキュラー)に広がるように工夫したスカートのことを指すもので、ダンス、特にミュージカルの衣装を想定するとわかりやすい。
そういう場合は、少し俯瞰アングルから撮ると、広がりがきれいになって、ミュージカルのワンシーンのような品の良い一枚が得られるのかもしれません。
やったことはないですが。うんうん。もひとつおまけに(略)
へーっ、こういうインスタグラムの専門誌があるんですね。参考になります。ふむふむ。
自撮りというのは、何かのサイトで見たのですが、東アジアの若いユーザーが最初に始めて、それが
全世界的に流行したということらしいですがホントがどうかは知りません。
しかし自撮りというのは、既に写真文化の中の新しい分野とも言えるものに成長していますよね。
カメラメーカーも自撮りができるカメラを盛んに出していますし。
自撮り写真文化という極めて個人的でいや仲間内で、まったくの私的な文化といいますか、小説で
言うところの私小説に当たるのでしょうか。ネット文化では日本人の得意なブログにも相当するので
しょうが(日本人のブログ率は世界的に見て高いそうです)、これを写真表現にしてくると、このように
インスタグラムの自撮り文化になるんかもしれません。
一方で写真肖像権を盛んに言い(これは日本だけの現象かも)、もう一方で自撮りというカメラの前で
ポーズを撮りネットで盛んに露出を競い合う。写真って、面白いもんですね。
自撮りというのは、かってに他人から撮られていた側(もしくは撮られずに無視されていた側)からの
積極的な反撃とも言えなくはないです。
うん、あるんです、きっぱり。
自撮りの文化については、今までと違う新しい文化なのかと私も思っていたのですが、息子あたりが言うには「有名になりたいという気持ちは俺らの世代もかわらねーよ、単なる自己承認欲求のバリエーションだよ」と冷めた見方です。
女性はもともと表現としてファッションやメイクを励行しており、外出先でウインドウの映りこみを使って、自らの様子を確認することは普通にやってきていたわけで、私が撮影の承諾をいただくときも、そのあたりに留意しながらお願いをしています。
いつもいつもうまくはいかない、きっぱり。