命短し米喰え乙女
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 70D
ソフトウェア Digital Photo Professional
レンズ EF-S24mm f/2.8 STM
焦点距離 24mm
露出制御モード マニュアル
シャッタースピード 1/197sec.
絞り値 F2.8
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 400
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 3000x2000 (3.52MB)
撮影日時 2022-02-27 23:09:17 +0900

1   S9000   2022/6/27 21:47

 言われなくても食べている、の図(^^)v
 パンもさることながら、麺類で麦を摂取してますねえ。うどん、ラーメン、スパゲティ、ビーフンなどなど(おい、ダウトを探せ。)
 
 ともかくも、20代前半女子に店選びを任せたところ、前菜サラダ、中間は唐揚げなど揚げ物、主菜はパスタとピザ、あとはデザートという、米が一粒も食べられないコースでした。いや、全部好きですよ、食べます食べます、特にピザ。
 ピザに米をまぜるとすれば、餅でしょうけれど。

 米と麦のせめぎ合いは、別に一方を排除するものでもなく、我々は「うどん定食」「ラーメン定食(ラーメンライス)」など、炭水化物を重ねるメニューに慣れ親しんでます。もちろん体によいとは言えないが、肉体労働(例えば発酵鶏糞1.5トン運び)を済ませた帰り道などは、とにかくラーメンライスが美味しいのです。くけけけけけ。
 しかし、麺の食文化がある中国人も、イタリア人も、こうした「炭水化物+炭水化物」は理解しがたいとのことで、日本の調理パン文化に存する「焼きそばパン」は、嫌われるパンの上位らしいです。ついでに言えば、中国人は「餃子(皮は小麦や米粉)」をご飯のおかずに食べる日本人の食習慣が理解できないとのこと。私はそれが逆に理解できない。餃子20個でご飯3杯いけるだろ?

 とにかく、米の消費量が低下したとはいえ、日本人は何かと小麦原料で、本来は主食になるものを、副食に取り込みたがります。ピザがおかずになるかどうかわかりませんが、居酒屋ではピザ食べた直後に焼きおにぎりも頼みますので。そしてスパゲティは、弁当で唐揚げの下に敷かれてます。(もともとは油を吸う目的らしく、最近は小麦高で衰退しつつあるが)
 どうも「ご飯ばかり食べずにおかずをしっかり」という昭和の食育の成果かもしらんが、わずかなおかず(たとえば漬物や豆腐)でご飯をぐびぐび何杯も食べる喜びはなにごとにも代えがたいようにも思うのです。4人家族で一日4合しか米を消費しない、という家庭(ただし男1人に女3人)の話を聞いて、命短し米喰え乙女、とも言いたくなりますね。
 そうはいっても、私も現状は夫婦で一日3合の消費なので、あまり喰ってないです。昨日今日、カレーなので一時的に消費が進んでます(^^)v

 

2   裏街道    2022/6/28 00:25

こんばんは。
私餃子も餃子も好きですが冬場に胡椒をたっぷり振りかけて頂く野菜たっぷりの水餃子が大好きですねぇ~。
夏場に大汗を掻きながら頂くのも良いかも・・・。(^_^;)

3   一耕人   2022/6/28 17:59

こんばんは
こりゃあ 食べ応えがありそうですね。
大阪は粉もん文化だそうで、ご飯のおかずにお好み焼きなどを食すとのこと。
私はお好み焼きはやっぱりビールになっちゃいますものね(^_-)-☆

4   S9000   2022/6/29 07:36

みなさまおはようございます(^^)v 今日も食欲旺盛でいきましょう。食べ物、食糧のことで盛り上がるのは大いにけっこうでございます。そもそも私は撮影中も「腹減った」しか考えない(爆)

>裏街道さん
 水餃子は「すいぎょうざ」と読むらしいですが、人からそう指摘されても私には「みずぎょうざ」。むははははは。
 まあこれほどご飯のおかずに適した食べ物、もなかなかないですね。昨年の東京オリンピック選手村では、餃子が大好評だったとか。そんなことで喜ぶな、日本人は世界中でバカにされているぞ、と警鐘を鳴らす人もいますが、もともと人は人をバカにする生物なのです(^^)v
 それが風刺であり、漫画の源流のひとつでもあるわけで、今や国民的漫画、と言われている「ドラえもん」も原作は非常に風刺色が強いことを忘れてはいけない、の図。

>一耕人さん
 うどん、そば、ラーメンに定食があるように、お好み焼きにもありますね。広島のお好み焼き店で「とんかつ定食ください」と頼んだ人は、さすがに店員に白い目で見られていました(メニューに載っていること自体すごいが)。
 広島風お好み焼きは、中にがっつりそばが入っているため、これをおかずにするのは少し苦しいところがありまして、お店によってはご飯を頼むと「うちはお好み焼き屋だ!」と怒られることもあります。
 私もビールといっしょに食べたいですね。遠く離れてくらす子供たちに、広島のお好み焼き冷凍宅配を送ってやると、とても喜んでくれます。(けっこう高いTT)



5   kusanagi   2022/6/30 00:00

米と麦の話が続きますね~。(^^ゞ 
こちら香川では二毛作はごく普通に行われています。私が子供の時代は稲の裏作としてタバコ栽培
をしていない農家は百パーセント、大麦や小麦を作っていたんですね。現在ではそんなことはありま
せんが、それでも3割くらいの田圃は二毛作をしてますね。
https://ameblo.jp/blue--soul/entry-11356926728.html
確かに、こんな感じで県外の人には珍しいのかもしれませんね。それで田植えは今頃となります。
無論麦作をしていない田圃もそうでして、あまり早く田植えをすると気温で稲が焼けてきて米の品質
が悪くなるとかで農協も遅植えを推奨していす。

それで麦に慣れ親んでいるというか、麦はたっぷりとあったので麺をオカズにしてご飯を食べるという
習慣はありませんでした。農家が自家で作った大麦は、出荷した残りは精米所で押し麦にしてご飯に
入れて麦飯としますし、小麦はこれも出荷物以外は自家消費として、うどんを自家打ちして食べました。
面白いのは小麦は村のパン屋さんに自家で脱穀した小麦を持っていけばバンと物々交換ができたん
ですね。
(現在ではうどん小麦とパン小麦は別々として扱われていますが昔はルーズだったようです)
香川の農家では普通に、家でうどんを作るのが当たりでした。(うどんを打つのは主人の役目) もちろん
村にもうどん屋さんもありまして安価でうどん玉が購入できました。

とにかく農家であれば腹いっぱいご飯もうどんも食べられたわけなので、食卓にうどんが出ればご飯
は出ないのが普通で、麺類をオカズにしてご飯を食べるというのは解せない発想でした。
とは言え、私ものちに大阪で暮らしていた時はラーメンにライスは(ついでに餃子も)中々いけるじゃん
ということになりましたが。(笑) まあラーメンは味が濃いのでオカズになりますわな。今でも昼食の
外食は中華そば(ラーメンではなく昔ながらの中華)プラス狐寿司というのが定番になってます。

香川で有名なのでうどん屋ですが、そればかりでなく意外に多いのが村のバン屋さん。どんな田舎にも
都会で修行してきた亭主が営むバン屋さんがあります。それが主婦に人気で常に車列ができるほど。
どうやら麦を食う食文化が案外に深く普及しているんではと考えます。
寿司の食習慣も豊で、香川のうどん屋さんに行けば副食として寿司(バラすし、いなり、巻き寿司、押し
寿司)があります。寿司とテンプラは定番ですかね。こりゃあ炭水化物ばかりで、香川の糖尿病率は
全国ワースト何位というのも頷けるというもの。
しかしこれは最近の習慣でして、昔の香川の田舎では寿司とうどんが同時に出てくるのは、祭り時以外
はありませんでした。できるかぎり炭水化物どうしの組み合わせを避けたものと思われます。

パン食は手軽でよい。というのが忙しい現代人に合いそうですが、そもそもパン食が戦後に定着した
のは学校給食から、というのが定番となってますか。それは乳製品もそうですね。
新聞記事を見ますと、香川県はアイリスオーヤマと連携して輸出用の「パックご飯」を販売拡大するよう
です。インスタントラーメン、カップヌードルと並んで日本のファーストフードの定番となったパックご飯で
すがウクライナ支援の援助物にも使われてましたね。
これは業務用米であり、且つお米の輸出の一形態ですかね。玄米をそのまま輸出するよりも高付加
価値があります。
ご飯を炊くのは面倒だ、というのであればチンするだけのパックご飯でよいわけで、それはパン屋で買う
パン食と同じです。パックご飯の日持ちの良いことはパンとは比べものになりません。

小麦は古くから日本に伝えられていて、粉食としてうどんなどにして食べられてきたようです。昔は
餃子の皮のようなひらひらしたものを茹でて食べたようですね。このうどんが全国に普及したのは、香川
の「こんぴら詣で」からではないかと言われています。今のうどんの形態になったのは江戸期の朝鮮使節
団が麺食の文化をもたらしたというのが最近では言われています。そもそも香川には小麦も塩も豊富に
あったからですね。
小麦を粉に引くというのは案外に面倒で、水車小屋がなければできません。ご飯のように玄米を精米した
ものをそのまま炊けるのではありません。そういうことでは、うどんや麺食文化というものは昔は贅沢な
ものであったということになります。

余談ですが・・・
全国的に丸亀製麺というお店が有名ですが、香川ではさほど展開しておりません。私も数度行ったこと
がありますが、たしかに麺は素晴らしいですね。麺はさぬきうどんそのものです。しかしだし汁が讃岐
うどんとは異なります。いりこ出汁ではないからですね。(^^ゞ 
さぬきうどんは、さぬき小麦(今はオーストラリア特性ASW)+讃岐塩+燧灘のイリコ、というのが正式で
あるので、丸亀製麺は正しくはさぬきうどんではないけれど極めてそれに近いうどんであるということに
なります。これはイリコ出汁が嫌いな人が全国には多いからですね。魚くさいって。(笑)
このイリコだしの代わりに、徳島の香川に近いところでは川のハゼを出汁にしたところがあります。これは
絶品です。すごく美味いです。さらにさぬきうどん発祥の地とされる綾川町ではドジョウ汁というのがあっ
て、これは極限のさぬきうどんということになりますか。(^^ゞ 

パン食は古くはカステラなんかで日本に伝えられました。本格的には明治期以降ですかね。戦後の学校
給食では米国供与の小麦とおなじく脱脂粉乳が定番であって、これが国民の間に根付き、現在の小麦
食文化となっています。私はコッペパンもミルクも大好きでしたので(同級には嫌いな子も多くいました)、
どうやらアメリカひいきとなったようです。なお中国やロシアからは何も貰ってません。(笑)
ここらあたりは人間というのは実に現金なものです。

私とは言えば朝食はパンですが、昼食はご飯や麺類、夕食は麦飯(白米に大麦の押し麦)、もしくは玄米
食です。この玄米食は別格と言ってよいものです。無農薬有機栽培の玄米ですね。強烈な栄養価があり
そのビタミンの疲労回復効果は抜群です。摂りすぎると栄養過多になるほどで白米とのバランスが大事
ですね。小麦パン食や白米食とは次元の違うもので同列に扱うことはできません。
例えると通常兵器と核兵器くらいの違いがあります。したがって取り扱い方が難しく、普通の人には勧め
られません。それで麦ご飯食を勧めますね。白米に乏しいビタミン類を麦で補うことができるからです。

もっと、小麦ばかりでなく大麦を食べましょうということですか。そういえば麦ご飯のパックはあるのかな。
調べるとちゃんと発売されていますね。学校給食でも麦ご飯を出している自治体がありますから。
麦ご飯にはカレーライスにも合いますしラーメンライスにも合うでしょう。(^^ゞ さすがに寿司には合わん
かなって思いますが。

こちらでは讃岐もち麦というのが栽培されています。古くから、もち麦が栽培されていて大麦の一種という
ことになります。モチモチとした食感とプチプチとした歯ごたえと言いますから蛋白質の含有量が高そう
で、小麦に近いというイメージでしょう。これを使ったうどんやパンや菓子が販売されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%80%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%AE

香川は昔からさぬき三白と言いまして、米・塩・砂糖、もしくは塩・砂糖・綿ということも。麦は白くないの
で含まれていないようです。注目すべきは砂糖です。この砂糖は薩摩藩が薩摩や奄美などで栽培して
いたものを高松藩が盗んで栽培したものです。江戸の時代では高価なものでしたが私の子供のころまで
サトウキビとして植えられていました。子供のおやつにするくらいでしたが。
つまり香川では砂糖も特産品であってよく食されていたということです。何かにつけて料理に砂糖をぶち
込むってことになり、これも香川の糖尿病の一助になっているようです。しかし九州ほどてはないですね。
九州は醤油にまで砂糖が入ってますからね。(笑)

国民のカロリー摂取において、この砂糖というものも忘れてはなりません。カロリーとしてはけっこう多い
んですよ。間食で菓子類をよく食べる人は特に。ロシア人は特に砂糖が好きなようで、まあウォッカに
使うのもあるでしょうが普通に砂糖を入れて食べているようてす。この砂糖の消費というのも忘れること
はできません。
戦前ですが日本は台湾を得て、稲作だけでなくサトウキビの大生産を始めました。その為に大規模な
ダムと用水路を造ったんですね。

麦・小麦は、国産でもそこそこ生産できているようですが、問題なのはトウモロコシや大豆です。これは
高率で輸入に頼ってます。その輸入が途絶え、そのカロリーや蛋白質を国内生産ができないとなると、
肉、卵、牛乳がアウトになるんですね。これに国民が耐えられるかどうか。
これは米か小麦かという嗜好レベルの話ではないんです。食物は炭水化物だけではいけなくて蛋白質
も大事ですから。
皆さんのコメントを見ていますと、どうも蛋白質からの視点が欠如しているという気がしてます。
米と麦を比較すれば食味や嗜好以前に、アミノ酸の栄養量が異なるわけです。米のほうが優秀です。
それでパン食や麺食の場合だと、米よりもよけいに蛋白質を摂らなければ栄養としてバランスがとれま
せん。
それが肉食・卵・乳食となるわけなので、思考実験として日本が、もし食糧輸入が途絶えた後だと、
小麦食は栄養価の面でも窮地の面に立たされるというわけです。米食に納豆や味噌などという、加えて
魚食という安価な食事でもバランスが摂れるのとは小麦食は違うのだといういうことです。

ということでいざとなれば大豆の国産化も必要になるわけですね。トウモロコシはなくても飼料米でいけ
ます。しかし米が輸入トウモロコシのカロリー分も生産するとなると、日本の耕作地は絶対量が足りま
せん。農地拡大が絶対的に必要になります。
なおトウモロコシはカロリー生産が最も高い食物で、これをアルコールとしてエネルギーとして使うこと
もできます。

その新農地拡大には時間がかかるので(何十年という)、いざと言うときには間に合わなくて多くの餓死
者がてるということです。ということは結果的に日本の人口が半減すれば現在の農地面積でやっていけ
るということかも知れませんね。(^^ゞ 
しかし私は日本人口が5千万人となったとしても、余裕を持って広大な機械化が可能な新農地は絶対に
必要だという考えです。未来を思えばそういう結論になります。

それから食物ではありませんが綿も生活には必要ですね。綿は、ほぼ百パーセント輸入です。実は
香川は昔は綿花の生産も盛んだったのです。綿栽培は肥料を多く食いますので瀬戸内の魚肥が必須
でした。綿製品の代わりにパルプから作るレーヨンも考えられますが、やはり綿製品に変わるものは存在
しないようです。

大豆は昔は水田の作付け時に、田の畦畔部に大豆を植えていました。周囲ぐるりと植えれば農家が
自家製で使う分の大豆は獲れたわけです。それを蒸しての自家製味噌をどこの農家も作ってましたね。
手前味噌というわけです。小豆もそうでしたね。
こういうのは干し柿や大根の漬物や切干などもそうですし、もち米でもちを作って餅菓子とするのもそう
でした。子供のおやつなどは自家製だったんですね。ソラマメの醤油マメとかもそう。小麦のはったい粉
なんかも。こどものおやつは全て自然食品でした。

日本の未来の国家経営として基本として抑えておかなければならないのは、もはや以前のように国土
領地を拡大することはできないということです。これは戦前の満州経営で見事に失敗しましたからね。
やはり地元の中国には敵いませんでした。日本の文化や民族はこの列島に限られているわけでして、
その中でなんとかやり繰りしていくしか方法がありません。
やはり軍事力には限界があって、今のロシアが同じ轍を踏もうとしているのもそうですね。

ロシアと言えば、思い出したのですが松本零次の宇宙戦艦ヤマトのイスカンダルは、ロシアの最新の
短距離弾道ミサイル兵器、イスカンデルと関係があるんでしょうかね。(^^ゞ イスカンダルもイスカンデル
も同じ古代アレキサンダーが語源のようです。つまり同じ言葉ですね。
ロシアのイスカンデルはウクライナ侵攻当初から使われていて、今は核兵器搭載という脅しにもなって
いるようです。ヤマトのイスカンダル惑星は核戦争によって滅びたんですかね。よー分からんですが、
よりによってロシアは不吉な名前をつけたものです。これはロシア流のジョークでしょうか。
ヤマトで出でくるスターシャサーシャユリーシャなんて名前はロシア娘の名前じゃないですか。つまり、
ロシアはイスカンダルであって無意識的な滅び去りたいという欲望があって、それでミサイルにイスカン
デルと名付けたのかもしれません。

6   S9000   2022/7/1 08:05

 おはようございます(^^)v今日も食欲快調でまいりましょう。
 
 大豆などの豆類、またトウモロコシも忘れてはいけないですね。豆類はご飯との相性もよいし、トウモロコシは気づかないうちにいろいろなところで摂取しています。
 「サトウのごはん」などのパックごはんは、まだ単価の面で食パンには及んでませんが、温かいものとして摂取できるのはおおいに利点です。保存年限も、乾麵類に次いで長いのがうれしいところです。
 これらの存在により、「炊飯器は不要」と考えるミニマリストもいるようです。(ミニマリストは機材オタクの天敵のような存在)

 パン類は、乾パンや長期保存パンがある他、最近は天然酵母パンで70日くらいの消費期限を設定しているようです。
 ところで「温かいものとして摂取できる」「暖を取れる食事」という点でうどんに勝るものはなかなか思いつきません。ちなみに、子供会行事では、真夏のかき氷よりも、真冬のうどんのほうが人気度は高いですね。うどんの優れたところは、真夏は冷やしうどんとして、冷熱を摂取することもできることでしょうか。
 で、私も香川でうどん店をはしごすることもあるわけですが、うどんは美味しいが天ぷら(あるいはおでん)がまずい、またその逆もある、ということで、これはもしかすると、糖尿病抑制の狙いがあるのではありますまいか?何もかも美味にすると、香川県民は無際限無定量に摂取を続ける、の図。
 とはいえ、イリコだしには私も親しんでいますね。実家の味噌汁はそれですし、小学校もイリコを乾煎りした副食が毎回ついていました。おかげで生涯、骨折なし(ほんとか)。

 宇宙戦艦ヤマトのイスカンダルは、私が知る限り、次のような経緯で名称が採用されています。
・ストーリーの骨格設定は松本零士氏ではなくSF作家の豊田有恒氏
・「西遊記」をベースに、「乱れた時代にありがたいお経を天竺まで取りに行く旅路」=「滅亡の危機に瀕して起死回生の放射能除去装置を遠い星まで取りに行く旅路」という下地とした
・豊田氏によれば、このことは「松本零士氏も驚いた」とのことであるため、宇宙戦艦ヤマトの原作者は松本氏ではない、ことの傍証ともなる(ただし著作権訴訟では豊田氏は松本氏を支持した)
・目的地は架空の星だが、造語よりは、実在の人名や地名を使ったほうがリアリティが出ると考え、「アレクサンダー大王のインドでの呼び名であるイスカンダルを採用した」(豊田氏の述懐より)
 
 ということです。
 物語は、ガミラス星が地球を核攻撃し、放射能汚染により地球人類は地下都市に避難、それももってあと一年・・・というところで、イスカンダル星のスターシアから「放射能除去装置をとりにきなさい、宇宙船用のエンジン設計書も送るから」とメッセージが届きます。
 しかしそもそも、なぜイスカンダルに放射能除去装置があるのだ?ということについての考察は次のとおり。(一部独自研究)
・双子星であるガミラス、イスカンダルには、強い潜在エネルギーを持つ放射性鉱物「ガミラシウム」「イスカンダリウム」が含有されていた(続編での設定)
・双子星=二重星である両者は、潮汐力が働いて一方は海洋に大陸が沈没、一方は内部崩壊が起こり空洞化し、火山性物質が充満した
・海水、火山性物質を通じて、放射性鉱物による汚染が強まった
・放射能汚染に関して、ガミラス人類は「生物としての適応」、イスカンダル人類は「機械装置による放射能の浄化」という形で生存した
・だが星の寿命は想定外に短く、ガミラス人類は他の星を侵略しての移住を模索、地球を攻撃
・ガミラス人類は過剰適応の結果、「放射能も平気になった」のではなく、「放射能がなければ生きられない」生物となった(地球型の空気の中では宇宙服が必要、との言及あり)
・イスカンダルは侵略をよしとせず、生存戦略を巡ってガミラスと対立し、両者の関係は悪化した
・このため、イスカンダルの「放射能除去装置」は単なる環境浄化装置ではなく、ガミラスにとって大量殺戮を引き起こす「環境兵器」ですらあった(スターシアが地球への放射能除去装置供与を示唆することで、デスラーが色を失うシーンがある)

 「宇宙戦艦ヤマト」は、シリーズ1のテレビ放映を含め、1974年から1983年まで、テレビシリーズ4作品(2時間ものの映画相当の作品もある)、映画4作品(そのうちひとつは総集編)が製作され、
このうちテレビの3作目において、イスカンダルは、侵略を阻止するために女王スターシアが放射性鉱物を暴発させ自爆することで、自ら歴史にピリオドを打ちます。
 スターシア、サーシアといった個人名の使用経緯は不明ですが、松本零士氏は、これらの名前が実は男性名でもあることに驚いたらしいですから、松本氏の命名のようです。
 「表面のほとんどを海洋で覆われた星」という設定から、イスカンダル星は、ロシア映画「惑星ソラリス」(1972年)の影響を受けている可能性もあり、それを通じた間接的な影響も考えられますが、これは独自研究の域を出ません。(ソラリスの日本公開はヤマト誕生よりも後)

 ということで、本日もまた時間切れ。

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