ピントの話
Exif情報
メーカー名 SIGMA
機種名 dp2 Quattro
ソフトウェア SIGMA Photo Pro 6.2.0
レンズ 30mm F2.8
焦点距離 30mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/250sec.
絞り値 F5.6
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 2712x1808 (906KB)
撮影日時 2015-01-02 06:30:44 +0900

1   kusanagi   2016/2/22 22:49

本来はオートマチカルな道具をわざわざマニュアルライクに改造して、それで得られる
ものが、はたして何であるかは、私にもよく分かりません。
しかしそれは画質を求める為だけではないことは確かでしょう。いや、純正レンズとは違う
画質を得たいということでは確かに画質希求なのですが、でもそれが主力の意味では
ないと考えます。

マウントアダプター+マニュアルレンズを使いたい本当の理由は、少なくとも私の場合は、
間違いなく、そのアナログチックな操作感にあります。
もちろんある一定の最低限の画質は必要なのですが、そんなもの、単焦点レンズだと
ほぼ皆クリアしているわけで問題はないのです。

滑らかな手に吸い付くようなヘリコイドの動き、チチッと軽やかに回る絞りリング。何よりも
嬉しい金属鏡胴の手触り感。アダプターにしたって真鍮製だ。
そういうものがなによりも大切だと思っているのです。
その感覚を得たいがために、マウントアダプター+マニュアルレンズをやっていると言って
間違いはありません。(私の場合は)

そういうのを人々は、「遊び」たという。オールドレンズ遊び。(私の場合はクラシックレンズ
とまでは行かないので)
写真趣味としては一段と下に見られていて、発展しない奴、とか精神的レベルが低い幼稚
な人間とか、そんな風に思われているのではないでしょうか。
しかしそんなもの、写真は我々にとっては全て遊び趣味なんであって、目くそ鼻くそを笑う
っていうことだと思うんですけどね。

マウントアダプター+マニュアルレンズで言えることは、永遠にピント合わせに終止して、
それ以上の写真の発展を自ら拒否するという、そういう錯誤的な状態にわざと身を置く
ということかも知れません。
しかし、ピントを合わせるということは、これは写真の基本の中の基本です。その基本動作
を永遠に繰り返してやっていたとしても、それが間違いであるとは誰にも言えないでしょう。

一つだけ付け加えます。この世のカメラ機材のなかで、最もきちんとピントが合うのは、
ライブビューでみてマニュアルレンズを自分で操作することです。これが一番凄いピントが
得られるんですね。

※写真は今題とは関係のない写真。AFで撮ってますから。(^^;

戻る