千年の逢瀬
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 5D Mark III
ソフトウェア Digital Photo Professional
レンズ EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM
焦点距離 300mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/99sec.
絞り値 F16
露出補正値 -1.3
測光モード 分割測光
ISO感度 400
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 3000x2250 (6,607KB)
撮影日時 2017-05-28 14:51:09 +0900

1   ポゥ   2017/5/30 21:00

大町市美麻大塩「静の桜」より
ちょっと大げさな話になるのは承知で

千年の巨木にボタ雪のような紋様でむす苔に
雪深い奥州で再起と、そして再会を果たそうとした
源義経を想った
その傍らで、楚々とした白く小さな花を咲かす新緑に
幾山を越えてでも愛しき者と抱きしめ合う日を夢見た
静御前を想った

【吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき】
頼朝に捕らえられ、命がけの舞にて唄った、静御前の歌である
各地に散る伝説が、古の人の想いの強さを、今に伝えている。


※参考
大町市美麻大塩「静の桜」の全景・大町市観光協会HPより
http://www.kanko-omachi.gr.jp/cherryblossom/shizuka/shizuka.html

2   ペン太    2017/5/30 22:02

まず
 前投稿のお写真の撮影時刻を見直してみたら
二時間近くこの木を愛でておられた事に
時を経て生き抜いてきた巨木への”愛情”みたいな物を感じました。

 苔むした様や、時の彼方に続いていそうな
暗い穴 老いても尚緑の葉を付ける生命力

森の”神”と崇めても過言ではないような存在感 圧倒されますね。

3   Booth-K   2017/5/30 22:54

伝説って一言で言うと簡単ですが、人から人へ何百年も伝えられるって、よほどのことだと思います。知識じゃなくて、何かを感じ取ろうとする力がお写真にも現れている様にも感じます。

4   MacもG3   2017/5/30 23:16

悲しいストーリーがあったんですね。
それを知って拝見するとなんか切なくなってきます。
50年後、100年後の我々が存在していない時代にどのように語り継がれてどんな写真が撮られるのか想像するだけで楽しいです。

5   Ekio   2017/5/31 00:09

ポゥさん、こんばんは。
千年と言うのは気が遠くなるような時間ですよね。
お写真の中にもそのような思いが込められているかと思うと感慨深いものがあります。

6   エゾメバル   2017/5/31 17:17

この切り取りの部分だけ拝見しますと、岩石に近い表情ですね。
暗い黒い存在に一筋の光に照らされた若葉がとても印象的です。
全体を見てしまうと、どうしてこんな作品になるのだろうと思ってしまいますが、表現の仕方でここまで出来てしまうのかと感心します。

7   ポゥ   2017/5/31 21:32

皆様、コメントをいただきありがとうございました。
苔の紋様に奥州の雪を、それに寄り添う新緑と可憐な花に静御前の想いを
イメージで重ねて撮ってみました。
昔、大河ドラマ「義経」で石原さとみが静御前を演じ、
頼朝の前で上記
吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき
を唄い舞うシーンがありました
https://www.youtube.com/watch?v=KZsY3hh_nzQ
が、あれを見て以来、
義経と静御前の物語の大ファンなのです。
また、長野県は木曽義仲も輩出しており、意外と源平ものには
縁のある地なんですね。

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